★豪ドル/円のボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1、±2、±3)では、バンド幅が急速に縮小するスクイーズしている。また、バンド幅の伸縮を示現するボリンジャー%B(パラメータ:21、3、5)は横ばいとなってきているが2017年3月以降では最低水準まで下落している。
そのため、中期的には何時上下に振れる動きになっても不思議ではない状況となっている。
また、8月24日週には雲のネジレがあり、相場の変化の節目となりやすいので注意。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)では、上げ下げを繰り返しながらも、上値・下値を切り上げていることから、中期的には上放れする可能性が高い。
日足では、短期的には84.00円がレジスタントなり下落調整となっているが、中期的な視点では豪ドル高基調が継続している。スクイーズしているからといって、直ぐにバンド幅が拡張するエクスパンションするとは限らない。ただ、ボリンジャー%Bがかなり低水準にあることで、何時上下に振れるか分からない状況であることに注意が必要となる。
★日経225の一目均衡表日足では、転換線5日(茶線)と雲の上限がサポートとして意識されている。しかし、前週末のNY市場で円高が進行したことから、大証日経先物9月限では190円安の22,530円で終了した。
また、転換線(赤線)は上向きとなっているものの、相場の方向性を示す基準線(青線)は若干下向きとなっており、下落調整の様相となっている。また、26期間遅行する遅行線(緑線)もロウソク足に上値を阻まれ下向きとなっている。
下値目処では、転換線9日の22,347円、先行スパン2の当日線(灰色)22,257円、基準線の22,206円がある。22,200円前後で下げ止まるかが注目される。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:86.74、%D:88.79とやや過熱感があり、%Kが%D を下抜けし始めている。そのため、短期的には調整局面となりやすい。
ただ、26期間先の先行スパンでは、先行スパン1が先行スパン2を上抜けしてきており、上昇トレンドの中の下落調整で終わるかが注目される。
週末は1円超の円高になったものの、6月の日銀短観による大企業業態別為替想定レートでは通期で107.66円となっている。そのため、現状の為替レートは想定為替レートよりも大幅に円安になっていることから、企業業績の悪化懸念にはつながりにくい。今回の円高は米国内でのインフレ懸念から、トランプ政権からはドル高けん制発言は控えられると見られていたところに、トランプ米大統領自身からドル高けん制発言が出たことに市場が反応した面がある。米国の関税賦課によって輸入物価が上昇することで、国内のインフレ圧力が高まることから、ドル高けん制も一時の動きとなる可能性が高い。人民元安が止まらないことに対するけん制発言であったとも考えられる。
★3月26日安値104.59円から5月21日高値111.39円まで上昇した後下落調整となった。その際、50%押し107.99円が意識され5月29日安値108.08円から反転した。
このように、相場の中では、半値押しや半値戻しが重要なポイントとなることが多い。
今回の調整でも5月29日安値108.08円と7月19日高値113.17円のフィボナッチ・リトレースメントの38.2%押し111.23円や50.0%押し110.63円がポイントとなってくる。
50.0%押しを下抜けすると、61.8%押し110.02円、白銀比率70.7%押し109.57円、76.4%押し109.28円が下値節目となりやすい。
7月26日から8月19日まで水星逆行が始まる。この期間はボラティリティが高まる一方で、トレンドが出難い展開となることが多い。また、オシレータの機能が劣化しやすく買われ過ぎ・売られ過ぎからのもう一段の上げや押しがでやすい。逆に言えば、デイトレードするにはボラティリティが高まりやすいので、利益を得るチャンスが増えるとも言える。ただし、油断すると大きなロスも出やすいので注意が必要となる。逆行が順行に戻る3日前後はドル安・円高になりやすいとも言われている。
★7月13日以降の東京金60分足では、上値・下値を切り下げる展開が続いている。ただ、陽線引けとなっていることから、週明け戻りを試す展開となると下値を切り上げたことになる。24時間線(緑線:日足では1日線)がレジスタンスとして意識されている。短期的には下落基調の中の戻りとなっているので、注意が必要となる
NY金先物市場は一時1232.40ドルまで買われた。主要通貨に対してドルが弱含んだことや米国株安が意識されリスク回避の金買いが優勢となった。トランプ米大統領がFRBの利上げについて再度批判的な意見を述べたことも買い材料視された。
価格帯別出来高では、4390円近辺では押し目買いが入りやすく短時間で出来高が膨らんだ。ただ、このところ出来高を伴ってもみ合った後、下抜けする展開が続いている。上値では出来高の多い価格帯があり、戻り場面では上値の重石となりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインに向かって上昇基調は続いているものの、シグナルとのかい離幅が縮小していることから勢いのない戻り基調となっている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%Kと%Dがややかい離幅を広げながら、両線とも下向きとなっており下落基調が続いている。
東京金日足では、下向きの5日線4435円がレジスタンスとして意識され上ヒゲ陰線となっている。ただ、前日ロウソクに対して下値を切り上げる展開となっている。ストキャスティクスでは%K:21.33、%D:31.55と低位まで下落してきた。一目均衡表の転換線9日(4449円)が下落基調から横向きとなってきたことで、下げの勢いは鈍化してきている。トランプ米大統領のFRBへの利上げ批判やドル高けん制からNY金は買い戻しとなったものの、ドル/円で1円円高になったことが東京金の上値を抑える展開となった。週明け以降もトランプ大統領の発言がドル/円相場の上値を抑えることで、東京金にとっては悪材料となる。ただ、日米金利差があり過度な円高にもなり難い。また、週末に『日銀は30-31日の金融政策決定会合で鈍い物価動向を踏まえ、物価2%目標の実現に向けて金融緩和策の持続可能性を高める方策の検討に入った』『長短金利操作付き量的・質的金融緩和の長期金利目標やETFなど資産買い入れ手法の柔軟化などが選択肢になる模様』などと伝わっていることも過度な円高を抑制する。
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