★ユーロ/円の日足では、200日線(紫線)がレジスタンスとなり下落基調が続いていたが、75日線(緑線)130.00円がサポートして意識され下げ止まる展開となっている。
また、現状では高値・安値を切り上げる上昇トレンドは維持している。
ただ、5日線(赤線)と10日線(黄線)がデッドクロスしており、5日線の130.65円が戻りレジスタンスとして意識される。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は%K:52.57、%D62.45 と%Kが%Dを下抜け両線とも下向きとなっていることから、下落基調が継続している。
今後の注目点とすれば、75日線を維持出来るかであるが、下抜け下場合は25日線(青線)129.63円や5月29日安値と6月28日安値を結んだトレンドラインを維持出来るかにある。
★欧州市場朝方の取引では、週末のドル急落は一服となったもののドルの戻りは鈍く、ドル全面安の流れが持続した。しかし、ドルインデックス指数が反発したことを受け、全般的にドル買戻しが優勢となった。欧州中盤では、トランプ大統領のモーニング・ツイートを控え、ドル買い戻しの動きは一巡した。
米6月シカゴ連銀全米活動指数が市場予想を上回るなど、NY勢参入後にややドル買いが強まった。その後公表された米6月中古住宅販売件数は年率換算で538万件となり、市場予想の544万件程度を下回ったが、影響は限定的だった。米長期金利の上昇幅拡大を背景にしたドル買いが継続した。
米国がドル安政策に移行したとの思惑が後退した。トランプ大統領による米FRBの引き締め政策批判や、ドル高けん制発言に対し、ムニューシン米財務長官が大統領と同様にFRBの独立性を支持し、パウエル議長や金利に関する決定を支持すると大統領は明確に言及しているとした。また、長期的な強いドル政策を確認したことで、ドル買いが継続した。
米国株の持ち直しや米朝金利が2.95%近辺まで上昇したことを受け、ドルは確りとした展開となった。ただ、引けにかけては上値が重くなり111.30円台まで下げた。
★欧米市場のポイント
・110.91-111.54円のレンジ相場
・米4-6月GDPの強い成長期待から米長期金利上昇しドル買い
・ドル全面高の様相
・引けにかけてドル上値重い
★ドル/円の日足では、3月26日安値と5月29日安値を結んだトレンドラインの攻防となっている。また、25日移動平均線(青線)の111.04円を再び上抜けできるかが注目される。
ロウソク足では、上値・下値を切り下げる展開となっており、下落圧力が強いことを示している。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも買われ過ぎ域から%Kが%Dを下抜け、両線ともかい離幅を広げながら下向きとなっている。そのため、下落リスクが強いことを示している。
下値では、260日線(茶線)110.26円、200日線(紫線)110.12円、75日線(緑線)109.86円がサポートとして意識される。
円高圧力が強まっていることには注意が必要となる。ただ、上げ下げのなか安値を下抜けしていないことから、基本的には上昇トレンドは維持している。
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