FITS エコノミックレポート

東京金の日足では12日EMAがサポートライン!

2019/07/19/10:32:56

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は12日EMA(赤線:指数平滑移動平均線)26日EMA(青線)のかい離幅を示している。また、そのかい離幅の9日間のEMAで構成されている。MACDがゼロラインを上下超えたところが、12日EMAと26EMAのかい離がゼロとなりゴールデンクロスやデッドクロスする地点となる。

MACD(赤線)シグナル(青線)がゼロラインの上方・下方でクロスしたところが売買ポイントとなっている。また、ゼロラインを超えたところが売買ポイントとする場合もある。

東京金の日足では、7月9日にMACDはゼロラインの上方で一時シグナルとデッドクロスしたが、実際には12日EMAがサポートラインとなり下げ止まるポイントとなった。MACDは下落基調となったものの、実際には12日EMAがサポートとなりながら上昇基調が継続した。

MACDを使用してる投資家は多いが、MACDを使用する際はMACDを構成している12日EMAと26日EMAをチャート上に表示しておくと、より有効性が発揮される。

ここから判断するには、東京金は12日EMAがサポートラインとなり上昇してきたことから、12日EMAを下抜け下向きになるまでは上昇基調が継続しそうだ。

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イールドスプレッドで7月19日の米国株市場を先取り!

2019/07/19/09:21:41

 

★米国市場のイールドスプレッドは、米国債金利と米国株益利回りを比較する指標である。株式市場は国債市場よりリスクが高いことから、株式市場に割高感が生じ国債市場に割安感が生じれば、投機筋は株式を売って国債を買う。また、国債市場に割高感が生じ株式市場に割安感が生じれば、国債を売却して株式を買うことになる。

そのため、株式市場の天底を探るひとつの参考指標となる。

 

米10年国債金利とNYダウ:2011/4/21以降の平均▲4.307%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲3.069%、19/4/25-▲3.048%

(NYダウが割高・米国10年債割安の状態)

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲4.226%、19/6/3-▲4.038

(NYダウが割安・米国10年債割高の状態)

・7月17日:▲3.459%⇒7月18日予想▲3.489%

 

7月18日はNYダウは上昇したものの、米長期金利がNYダウ上昇率以上に低下したことで、イールドスプレッドは前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲4.307%から▲0.818%スプレッドがかい離していることや、18年12月3日の天井▲3.069%から▲0.420%や直近の天井となった19年4月25日3.048%から▲0.441%とスプレッドがかい離していることで買われ過ぎ過熱感は現状出ていない。

NYダウが上昇したことで株式益利回りは低下した。一方で、米長期金利がより低下したことで、イールドスプレッドは前日比で拡大した。そのため、米国債に対してNYダウが前日比で割安となった。米国債券を買うより米国株を買った方が良いということになる。そのため、米国債券が売られやすく米国株の買いが出やすい。今後も、米長期金利の動向が重要ポイント。

 

米10年国債金利とS&P500:11/4/21以降の平均▲3.628%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲2.731%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲3.869%、19/6/3-▲3.881%

・7月17日:▲3.390%⇒7月18日予想▲3.399%

 

S&P500が上昇したものの、米長期金利がS&P500の上昇率以上に低下したことでイールドスプレッドは前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲3.628%から▲0.229%とスプレッドがかい離している。また、18年12月3日の天井となった▲2.731%に対して▲0.668%とスプレッドがかい離している。S&P500は18年12月3日の天井となったイールドスプレッドからかい離していることで、特に割高感がない状態となっている。

 

米10年国債金利とNASDAQ:11/4/21以降の平均▲2.124%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲1.198%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲2.179%、19/6/3-▲2.328%

・7月17日:▲1.809%⇒7月18日予想▲1.828%

 

NASDAQは上昇したものの、米長期金利がNASDAQ浄書率よりも低下したことで、イールドスプレッドが前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲2.124%から▲0.296%とスプレッドかい離している。また、12年12月3日の天井となった▲1.198%に対しては▲0.630%とスプレッドがかい離している。

NASDAQも高値圏に位置しているものの、18年12月3日の天井となったスプレッドからかい離しており、特に過熱感は無い状態となっている。NASDAQはハイテク関連銘柄が多く米中貿易摩擦の影響が大きく、三指数の中で上下に振れるボラティリティが最も高くなっている。

 

三指数のイールドスプレッドは、株価が上昇したにも関わらず米長期金利が株価指数以上に低下したことで、イールドスプレッドは三指数ともに拡大する展開となった。現在は割安感も割高感もない水準で推移している。今後も米長期金利が引き続き低下するなら、米国株に過熱感が出にくい。ただ、FRBの早期利下げ期待が後退して米長期金利が上昇してくると、イールドスプレッドが縮小傾向となり米国株に割高感が出始める。トランプ大統領がFRBに利下げを強要するのは、米長期金利が低下すると米国株が上昇してもイールドスプレッドの縮小が抑えられるからである。

 

※PERの発表が時間的に遅行することから、前営業日の数値を使って当日終了時の予想を算定している。

 

※毎日イールドスプレッドを掲載していますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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東京金60分足では雲のネジレ付近で上昇加速!

2019/07/19/08:33:58

 

★7月11日以降の東京金60分足では、雲のネジレ付近から引けにかけて加速的に上昇基調が強まった。ただ、節目となる5,000円が視界に入ってきていることから、利益確定売りも入りやすい。ただ、5,000円を上抜けしてくると2013年2月7日高値5,081円が高値が意識される。

 

NY金物市場は1415.60-1449.70ドルのレンジ相場となった。米中通商協議が長引くとの見方が強いことや、世界的な株安の流れの中で安全資産としての需要が高まり、強い動きを見せた。また、トランプ米大統領は『米海軍の艦船がペルシャ湾のホルムズ海峡でイランの無人偵察機を撃墜した』と述べたことから、安全逃避の買いが一段と広がった。さらに、米国の利下げ期待の高まりで、金の先行観は強かった。

 

価格帯別出来高では、出来高の多い価格を上回っていることから、一旦上値が重くなると利益確定売りに押されやすい。また、高値圏での出来高が少ないことから、出来高が増加してくるかが焦点となる。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方でMACDがシグナルを上抜けかい離幅を広げながら上向きとなっていることで、上昇基調が強いことを示している。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、過熱感が出ているものの、明確に上昇トレンドが発生していることから、上方かい離もしくは高水準で推移しやすいので過熱感だけでの売りには注意が必要となる。

 

東京金日足では、レジスタンスとして意識されていた7月3日の直近高値4,950円を上抜けしたことで、騰勢が強いことを示している。そのため、この4,950円を維持できるかが注目される。下値では5日SMAの4,907円や10日SMA4,893円がサポートとなりやすい。NY金も米国の早期利下げ観測が再び強まったほか、米国とイラン間での地政学リスクの高まりから再び騰勢が強まっている。現状では金売り材料不足の感があり、押し目では底堅い展開が続いている。為替市場では、米国の早期利下げ観測が強まったことが、ドルの重石となりやすい。欧米市場でも108円のワンタッチから下落基調となっており、戻り上値が重くなっている。

本日の注目点では、7月3日の直近高値4,950円を上抜けしたことで、一旦の利益確定売りに押されるのか、それとも節目となる5,000円を目指す展開となるかが焦点となる。

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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 ドル売り要因相次ぎ下値模索!

2019/07/19/07:20:21

 

★欧州市場朝方の取引では、米長期金利が上昇に転じたことで買い戻しが優勢となり、107.80付近まで下値を切り上げた。欧州株式市場は全面安、NYダウもマイナス圏で推移するも、株安を警戒した円買いは強まらず、一方米長期金利の反発も2.05%台で伸び悩みでドル買いにもつながらなかった。欧州勢本格参入後、動意に乏しく107.75円前後で小動きとなった。その後、『ECBスタッフはインフレ目標の見直しを検討』と伝わるとユーロ売りが優勢となり、米長期金利が2.06%台まで反発したことでドル買い戻しが入った。

 

米7月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が21.8と予想の5.0を上回ったことで、さらにドルの買い戻しが入った。しかし、108円台では戻りを売りたい向きが多く伸び悩んだ。米6月景気先行指標総合指数が予想を下回ったことも重石となった。NYダウが130ドル超下落したことなどが相場の重石となった。ウィリアムズ米NY連銀総裁が講演で、『長期金利の中立金利は0.5%近辺』と述べたことで、米長期金利が低下しドル売りが加速した。ただ、米国株は持ち直した。その後、トランプ大統領が『米海軍が防衛のため、イラン無人機を撃墜』したことの発言を受けリスク回避の円買いが強まった。

 

★欧米主要経済指標

・英・6月小売売上高(自動車燃料含む):前月比+1.0%(予想:-0.3%、5月:-0.6%←-0.5%)

 

・米・7月フィラデルフィア連銀製造業景況指数:21.8(予想:5.0、6月:0.3)
・米・先週分新規失業保険申請件数:21.6万件(予想:21.6万件、前回:20.8万件←20.9万件)
・米・失業保険継続受給者数:168.6万人(予想:170万人、前回:172.8万人←172.3万人)
・米・6月景気先行指数:前月比-0.3%(予想:+0.1%、5月:0.0%)

 

★欧米市場のポイント

・107.15-108.01円のレンジ相場

・米6月景気先行指標総合指数が予想を下回りドル売り

・ウィリアム米NY連銀総裁のハト派発言を受けドル失速

・米イラン間の軍事的基調の高まりでドル売り継続

・米長期金利は前営業日比0.02%低い2.02%

・VIX指数は13.97から13.63へ低下

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日経225は半値押しを意識し下げ止まる!

2019/07/18/15:41:25

 

★日経225の日足では、6月4日直近安値20,289円と7月2日直近高値21,784円を結んだフィボナッチ・リトレースメントの50.0%押しとなる21,036円が意識され下げ止まる展開となった。5日SMA(赤線)10日SMA(黄線)がデッドクロスして両線とも下向きとなっていることから、短期的には下落基調が強いことを示している。また、25日SMA(青線)もわずかに下向きとなってきており、中期的にも下落基調となってきた。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなっていることから、下押しの勢いが強まってきている。

まとめると、50.0%押しや6月26日安値21,035円が明日もサポートとなり、持ち直すことができるかが注目点となる。一方で、50.0%押しを確り下抜けすると、61.8%押し20,860円や76.4%押し20,642円が下値の節目となる。

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