FITS エコノミックレポート

東京金の日足では25日SMAを回復だが!

2019/09/13/09:19:08

 

★東京金の日足では、5日SMA(赤線)の5,170円10日SMA(黄線)の5,196円を上抜け、さらに重要な節目となる25日SMA(青線)の5,174円をも回復する展開となっている。ただ、ロウソク足は『トウバ』となっており、転換の暗示を示している。

また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなっていることから、下落基調が継続していることを示している。

まとめると、一旦25日SMAを下抜け下落基調となったものの、再び回復基調にありる。しかし、高値掴みした買い方からの『やれやれ売り』を吸収している場面となっている。25日SMAを維持して推移するようなら、再び上昇基調に戻る可能性が高い。ただ、高値圏でロウソク足が『トウバ』となっていることから、相場の転換を暗示しており、下落への注意も必要となる。

カテゴリー: ホットニュース

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 ドルはじり高継続も上値を試す展開にならず!

2019/09/13/08:07:48

 

★欧州市場朝方の取引では、ECB理事会の結果発表に注目が集まる中、米長期金利が低下に転じたこともあり、ドル売りが先行した。欧州株は高安まちまち、NYダウ先物は上昇するも、米長期金利が1.72%台に低下したことで、ドル売りが優勢となった。中国は米中間の交渉で安全保障の話し合いは除外し、貿易だけに絞った交渉を考えていると報じられたが、107.90円近辺で小動きとなった。ECBの金融緩和措置発表を受けて、ユーロ/円が下落したことでドル/円もつれ安気味となった。

 

クロス円の下げにつれたほか、米長期金利の低下を受けてドル売りとなった。なお、米8月消費者物価指数(CPI)は強弱まちまちの結果となり、相場への影響は軽微となった。トランプ米大統領顧問らが『関税を先送りするために、中国と暫定合意を検討する』と、関係者の発言が伝わると、ドルは買い優勢となった。しかし、CNBCが『米政権は中国との暫定合意を全く検討していない』と報じたことで相場の重石となった。米30年債入札が低調な結果となり、米10年債金利も1.67%から1.80%まで上昇したことでドルはじり高を継続した。その後は対ユーロでドル売りが重石となり、ドル/円も積極的に上値を試す展開にはならなかった。

 

★欧米主要経済指標

・ユーロ圏・7月鉱工業生産:前月比-0.4%(予想:-0.1%、6月:-1.4%←-1.6%)

 

・米・8月消費者物価指数:前年比+1.7%(予想:+1.8%、7月:+1.8%)
・米・8月消費者物価コア指数:前年比+2.4%(予想:+2.3%、7月:+2.2%)
・米・8月消費者物価指数:前月比+0.1%(予想:+0.1%、7月:+0.3%)
・米・8月消費者物価コア指数:前月比+0.3%(予想:+0.2%、7月:+0.3%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:20.4万件(予想:21.5万件、前回:21.9万件←21.7万件)
・米・失業保険継続受給者数:167.0万人(予想:167.5万人、前回:167.4万人←166.2万人)
・米・8月財政収支:-2003億ドル(予想:-2000億ドル、18年8月:-2141.48億ドル)

 

★欧米市場のポイント

・107.48-108.18円のレンジ相場

・ECBは利下げと量的緩和再開

・ユーロ圏のインフレ率・成長率見通しを下方修正

・ドラギ総裁は金融政策が限界に近づきつつあると発言

・米国は中国との貿易交渉で暫定的な合意を検討

・VIX指数は14.61から14.22へ低下

カテゴリー: ホットニュース

東京金の12・26EMAとMACD分析!

2019/09/12/12:40:38

 

★東京金の日足では、12日EMA(指数平滑線:赤線)が上値を抑える一方で、26日EMA(青線)が下値支持する展開となっている。

MACD(パラメータ:12、26、9)では、ゼロラインの上方でMACDがシグナルをした抜けるデッドクロスしており、下落基調が継続している。

MACDはもともと12EMAと26EMAのかい離幅(12日EMA-26日EMA)とそのMACDのEMAによって作成されている。

ただ、これまでの上昇基調では、12日EMAが26EMAを上回っており、ロウソク足も12日EMAと26日EMAがサポートラインとなり上昇してきた。

現状は、26日EMAが下値のサポートラインとなる一方で、12EMAがレジスタンスとなり上値抑えている。そのため、下落基調入りとはなってはいない。今後12日EMAを上抜けして再び上昇基調に戻るのか、それとも26日EMAを下抜けしてMACDが示しているように下落基調となるかの節目にある。

カテゴリー: ホットニュース

ドル/円の日足では100日SMAの節目に!

2019/09/12/10:27:45

 

★ドル/円の日足では、レジスタンスとして意識されていた75日SMA(緑線)の107.45円を上抜けした。100日SMA(黒線)も5月21-22日にレジスタンスとして意識され上抜け出来なかったことで、円高基調が継続することになった。その100日SMAの108.14円を目前となっており、明確に上抜けできるようなら、200日SAM(紫線)の109.46円が次の節目となる。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%DがSlow%Dを上抜け両線とも上向きを継続しているが、かなり買われ過ぎ過熱感が出てきている。ただし、明確なトレンドが発生しているうちは上方かい離もしくは高水準を継続することには留意する必要がある。

まとめると、ドル/円は円安方向でのトレンドが継続しているものの、節目となる100日SMAでの動きには注意が必要となる。上抜けした際は、8月1日の直近高値109.31円や200日SMAの109.46円が上値目処として意識される。一方で、100日SMAに上値を阻まれると、ストキャスティクスでは過熱感があることから、やや大きめの調整となりやすい。下値では75日SMAの107.45円や8月26日安値を起点として9月4日安値を結んだトレンドラインが下値目処となりやすい。ただ、これらの抵抗帯をした抜けすると、25日SMA(青線)の106.44円が視界に入ってくる。

ちょうど節目にあることから注意深く見ていく必要がある。

カテゴリー: ホットニュース

イールドスプレッドで9月12日の米国株市場を先取り!

2019/09/12/09:52:44

 

★NY株式市場では、三指数はそろって上昇した。また、米長期金利が上昇したことでイールドスプレッドは三指数とも縮小傾向が続いている。そのため、割安感は払しょくされてきており、上値が重くなる可能性もある。

NYダウは、5日SAMがサポートラインとなり短期的には上昇トレンドが継続している。ただ、米長期金利の上昇が継続するようなら、割安感が軽減してきていることから下落調整しても不思議ではない。下落基調場面では、10日SMAの26,568ドル、75日SMAの26,397ドル、100日SMAの26,316ドルがサポートラインとして意識される。

 

★米国市場のイールドスプレッドは、米国債金利と米国株益利回りを比較する指標である。株式市場は国債市場よりリスクが高いことから、株式市場に割高感が生じ国債市場に割安感が生じれば、投機筋は株式を売って国債を買う。また、国債市場に割高感が生じ株式市場に割安感が生じれば、国債を売却して株式を買うことになる。

そのため、株式市場の天底を探るひとつの参考指標となる。

 

米10年国債金利とNYダウ:2011/4/21以降の平均▲4.471%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲3.069%、19/4/25-▲3.048%

(NYダウが割高・米国10年債割安の状態)

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲4.226%、19/6/3-▲4.038%、

               19/8/5-▲4.102%

(NYダウが割安・米国10年債割高の状態)

・9月10日:▲3.787%⇒9月11日予想▲3.732%

 

9月11日はNYダウは上昇し、米長期金利も上昇したことから、イールドスプレッドは前日比で大幅縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲4.471%から▲0.737%スプレッドがかい離した。19年1月3日の大底▲4.226%を▲0.494%とかい離した。19年6月3日の大底4.038%を▲0.306%、19年8月5日の大底▲4.102%を▲0.370%とかい離した。

 

NYダウが上昇したことで株式益利回りは低下した。また、米長期金利も上昇たことで、イールドスプレッドは前日比では大幅に縮小した。米国債に対してNYダウが前日比で割高となった。前日比ではNYダウを買うよりも米国債を買った方が良いということになる。イールドスプレッドは米長期金利の急上昇によりイールドスプレッドは縮小してきており、割安感も徐々に薄れてきている。今後も、米長期金利の動向が重要ポイントとなる。

 

米10年国債金利とS&P500:11/4/21以降の平均▲3.794%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲2.731%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲3.869%、19/6/3-▲3.881%、

                19/8/5-▲4.002%、19/8月15日-4.179%

・9月10日:▲3.721%⇒9月11日予想▲3.673%

 

S&P500は小幅上昇したうえ、米長期金利も上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲3.794%から▲0.121%と平均値と再びかい離した。また、19年1月3日の大底となった▲3.869%に対して▲0.196%と下回った。19年6月3日の大底となった3.881%から▲0.208%とイールドスプレッドとかい離した。また、19年8月5日の大底となった▲4.002%とは▲0.329%と19年8月15日の▲4.179%も▲0.506%とかい離した。イールドスプレッドは縮小してきており、割安感が払しょくしてきている。

 

米10年国債金利とNASDAQ:11/4/21以降の平均▲2.303%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲1.198%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲2.179%、19/6/3-▲2.328%、

              19/8/5-▲2.383%、 19/8/15-▲2.498%

・9月10日:▲2.167%⇒9月11日予想▲2.117%

 

NASDAQが上昇したうえ、米長期金利も上昇したことで、イールドスプレッドが前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲2.303%から▲0.186%かい離した。また、19年1月3日の大底となった▲2.179%に対しては▲0.062%下回った。さらに、19年6月3日の大底となった▲2.328%に対して▲0.211%下回った。さらに、19年8月5日の大底となった▲2.383%から▲0.266%と19年8月15日の大底となった▲2.498%から再び▲0.381%かい離した。

 

NASDAQのイールドスプレッドは縮小してきており、割安感は薄れつつある。そのため、利益確定売りも出やすくなり、上値を抑える可能性がある。NASDAQはハイテク関連銘柄が多く米中貿易摩擦の影響が大きく、三指数の中で上下に振れるボラティリティが最も高くなっている。

 

三指数のイールドスプレッドは米長期金利の上昇から、縮小傾向が継続している。米中貿易摩擦激化懸念の後退から、米長期金利が上昇基調になったことでイールドスプレッドも縮小傾向にある。イールドスプレッドは日々割安感が薄れてきており、株価の上値が重くなる可能性も出てきた。

 

※PERの発表が時間的に遅行することから、前営業日の数値を使って当日終了時の予想を算定している。

 

※毎日イールドスプレッドを掲載していますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

カテゴリー: ホットニュース

カテゴリー

カレンダー

5月 2024
« 1月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ページの先頭へ