FITS エコノミックレポート

メキシコペソ/円は今回も100日SMAで上げ止まる!

2019/09/18/12:42:10

 

★メキシコペソ/円の日足では、8月26日安値5.186円が大底となり、その後は底値圏で三角持ち合いを形成した。9月4日にその三角持合いを上放れした。その後は、明確な上昇トレンドを形成しながら5日SMA(赤線)がサポートして戻り基調が続いた。

しかし、9月13日に100日SAM(黒線)まで到達すると、レジスタンスとして意識され戻り基調の勢いが鈍化してきた。

この100日SMAは7月8-9日にレジスタンスとなり、戻りの勢いが鈍化してもみ合い相場となった。また、7月31日には再び100日SMAがレジスタンスとなり上値を抑えた後は大きく下落する展開となった。今回も100日SMAが意識され一旦上値が重くなっている。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は明確に上昇トレンドが発生していることから、高水準で横ばいとなっており過熱感はあるものの強い相場を示している。そのため、はっきりとした下落基調になるまでは、売りシグナルが連続するダマシの動きになりやすい。

100日SMAはメキシコペソ/円にとっての宿敵のような抵抗帯となっており、上抜け出来るのか、それとも今回もレジスタントなり下押しするのか注目される節目にある。そのため、この場面での投資判断は『様子見』となる。『三度目の正直となり上抜けできるのか』、『二度あることは三度あるで再び押し戻されるのか』注目されるところである。

カテゴリー: ホットニュース

東京原油の日足では75日SMAと200日SMAの狭間!

2019/09/18/11:32:57

 

★東京原油の日足では、9月14日に発生したサウジアラビアの石油施設攻撃を受けて中東情勢が悪化し、NY原油先物は急騰した。石油施設が攻撃されたことでサウジアラビアの石油生産能力は半減し、供給不安が台頭したことが買い材料となった。休み明けの東京市場でも17日には大陽線となる大幅上昇となった。

ただ、昨日の『大引け丸坊主の大陽線』でも200日SMA(紫線)がレジスタンスとして意識され上げ止まる展開となった。昨日夜間取引でも、勢いそのままに高く始まった。しかし、攻撃されたサウジアラビア施設では、今後数週間で生産量は施設攻撃前の水準を回復するとの一部報道を受けて短期筋などの売りが広がった。

そのため、下落基調となり100日SMA(黒線)を下抜けしたものの、5日SMA(赤線)38,636円75日SMA(緑線)の38,614円近辺まで下落したものの、サポートラインとして意識され下げ止まる展開となっている。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%D:78.04がSlow%D:80.27を下抜けしてきていることから、下降の兆しを示しているが再び上昇基調に戻るとダマシになりやすいので注意が必要となる。大陽線のあとの大陰線となっていることからオシレータもダマシが出やすい。

まとめると、サウジアラビアの石油施設が攻撃されたことで原油価格も急上昇したが、徐々に新しい情報が入ってきたことで過度な供給不足懸念が後退した。上昇局面では、200日SMAを目前にして上げ止まっており上値目処として強く意識されている。また、下値では5日SMAと75日SMAがサポートラインとして強く意識されている。そのため、事態をもう少し見極める時間が必要となりそうだ。

カテゴリー: ホットニュース

イールドスプレッドで9月18日の米国株市場を先取り!

2019/09/18/09:32:09

 

★NY株式市場では、三指数は上昇の動きとなった。ただ、米長期金利が大幅低下したことでイールドスプレッドは三指数とも拡大した。しかし、以前よりは割安感は払しょくされてきており、米長期金利が上昇するようなら上値が重くなる可能性も高まっている。

NYダウは、上昇したものの5日SAMのサポートラインを下抜けした。ただ、10日SMAの26,935ドルがサポートラインとして意識されている。昨日は米長期金利の上昇も一服し、金利が低下した。割安感が軽減してきていることから今後も米長期金利の動向がポイントとなる。下落基調場面では、10日SMAの26,935ドル、75日SMAの26,505ドル、25日SMAの26,374ドル、100日SMAの26,339ドルがサポートラインとして意識される。

 

★米国市場のイールドスプレッドは、米国債金利と米国株益利回りを比較する指標である。株式市場は国債市場よりリスクが高いことから、株式市場に割高感が生じ国債市場に割安感が生じれば、投機筋は株式を売って国債を買う。また、国債市場に割高感が生じ株式市場に割安感が生じれば、国債を売却して株式を買うことになる。

そのため、株式市場の天底を探るひとつの参考指標となる。

 

米10年国債金利とNYダウ:2011/4/21以降の平均▲4.399%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲3.069%、19/4/25-▲3.048%

(NYダウが割高・米国10年債割安の状態)

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲4.226%、19/6/3-▲4.038%、

               19/8/5-▲4.102%

(NYダウが割安・米国10年債割高の状態)

・9月16日:▲3.642%⇒9月17日予想▲3.680%

 

9月17日はNYダウは上昇したものの、米長期金利が大幅低下したことから、イールドスプレッドは前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲4.399%から▲0.719%スプレッドがかい離した。19年1月3日の大底▲4.226%を▲0.546%とかい離した。19年6月3日の大底4.038%を▲0.358%、19年8月5日の大底▲4.102%を▲0.422%とかい離した。

 

NYダウが上昇したことで株式益利回りは低下した。しかし、米長期金利がそれ以上に低下したことで、イールドスプレッドは前日比では拡大した。米国債に対してNYダウが前日比で割安となった。前日比では米国債を買うよりもNYダウを買った方が良いということになる。イールドスプレッドは米長期金利の低下でイールドスプレッドが拡大したものの、以前ほどの割安感は払しょくされてきている。今後も、米長期金利が低下するようなら、NYダウに割安感が出やすくなる。

 

米10年国債金利とS&P500:11/4/21以降の平均▲3.717%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲2.731%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲3.869%、19/6/3-▲3.881%、

                19/8/5-▲4.002%、19/8月15日-4.179%

・9月16日:▲3.568%⇒9月17日予想▲3.598%

 

S&P500は上昇したものの、米長期金利が大幅低下したことでイールドスプレッドは前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲3.717%から▲0.119%と平均値とかい離した。また、19年1月3日の大底となった▲3.869%に対して▲0.271%と下回った。19年6月3日の大底となった3.881%から▲0.283%とイールドスプレッドとかい離した。また、19年8月5日の大底となった▲4.002%とは▲0.404%と19年8月15日の▲4.179%も▲0.581%とかい離した。イールドスプレッドは以前より縮小気味となっており、割安感が払しょくしてきている。ただ、今後も米長期金利が低下するようなら、再び割安感が出てくる。

 

米10年国債金利とNASDAQ:11/4/21以降の平均▲2.229%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲1.198%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲2.179%、19/6/3-▲2.328%、

              19/8/5-▲2.383%、 19/8/15-▲2.498%

・9月16日:▲2.019%⇒9月17日予想▲2.049%

 

NASDAQは上昇したものの、米長期金利が大幅低下したことで、イールドスプレッドが前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲2.229%から▲0.180%かい離した。また、19年1月3日の大底となった▲2.179%に対しては▲0.130%下回った。さらに、19年6月3日の大底となった▲2.328%に対して▲0.279%下回った。さらに、19年8月5日の大底となった▲2.383%から▲0.334%と19年8月15日の大底となった▲2.498%から再び▲0.449%かい離した。

 

NASDAQのイールドスプレッドは以前よりは縮小してきており、割安感は薄れつつある。そのため、利益確定売りも出やすくなり、上値を抑える可能性がある。NASDAQはハイテク関連銘柄が多く米中貿易摩擦の影響が大きく、三指数の中で上下に振れるボラティリティが最も高くなっている。

 

三指数のイールドスプレッドは米長期金利の低下から、株か指数は上昇したものの若干拡大する傾向となった。米長期金利の上昇が一服したことでイールドスプレッドも拡大した。イールドスプレッドは以前より割安感が薄れてきており、株価の上値が重くなる可能性も出てきている。

 

※PERの発表が時間的に遅行することから、前営業日の数値を使って当日終了時の予想を算定している。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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東京金60分足では雲の上限がサポート!

2019/09/18/08:16:29

 

★9月10日以降の東京金60分足では、雲の上限がサポートラインとなり、小動きの動きが続いている。ただ、寄付き直後に雲のネジレがあり、反転や加速など相場の節目となりやすいので注意が必要となる。26期間先の先行スパンでは、先行スパン1が上向きとなっており、先行スパン2に向かって上昇している。そのため、先行スパン1が先行スパン2を上抜け出来るかが注目される。

 

NY金先物市場は1500.90-1515.00ドルのレンジ相場となった。中東情勢の緊張状態は緩和されていないことや、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控え、値動きは鈍いも、為替相場でのドル安や今回のFOMCでの利下げが確実視されていることが支えに買いが優勢となった。

 

価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯前後で推移しており、売り買いが交錯する場面となっている。一旦安値を付けたことで、戻り基調では買い方からの『やれやれ売り』が入りやすく上値の重石となりやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)ではゼロラインの上方から下降気味となっており、シグナルとデッドクロス寸前となっている。また、ストキャスティス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなっていることから、短期的な下落基調となっている。

 

東京金日足では、25日SMAの5,180円を回復し、5日SMAが再び25日SMAを上抜けしてきたことで、短期的に上昇基調を回復している。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)で低位で%DがSlow%Dを上抜け両線とも上向きとなってきたことで、戻り基調となっている。NY金は、中東の地政学的リスクや米長期金利の低下などを受け節目となる1,500ドルを回復している。FOMC会合での25bpの利下げは織り込まれているが、50pbの利下げになるともう一段の上昇となりやすい。為替市場では、108円台前半で底堅い展開となっており、東京金の下支えとなっている。

 

日足では、5日SMA、10日SMA、25日SMAを回復して上回ってたことから、短期的には上昇基調が回復している。ただ、FOMCや日銀金融政策の結果を見極めたいとのムードも広がっていることから、小動きの展開となる可能性もある。

 

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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 日米金融政策会合結果控え様子見ムード強い展開!

2019/09/18/07:16:58

 

★欧州市場朝方の取引では、ドルが全般もみ合い商状となった。なお、欧州株は高安まちまちの開始。ドイツのZEW景気期待指数が予想外に改善し、ユーロ/ドルの底堅い値動きでドルがやや下押しされた。欧州市場中盤の取引では、ドルは全般小動きながら前日からの『有事のドル買い』の流れが維持された。欧州株は高安まちまち、NYダウ先物が小幅安となる中、小動きが続いた。

 

一時1.80%台まで低下した米長期金利が1.82%台まで低下幅を縮めたことが支えとなり買い戻しが入った。FOMC会合開始とあって、次第に様子見姿勢が強まった。なお、米8月鉱工業生産は前月比0.6%上昇と予想を上回ったものの、相場の反応は限定的だった。米長期金利が1.85%から1.80%まで低下したことで、ドル売りに拍車がかかった。日米の金融政策イベントを控え様子見ムードが強いものの、米長期金利の低下が重石となった。その後は、FOMCの結果を見極めたいことで、108円前半で方向感に欠ける動きが継続した。

 

★欧米主要経済指標

・独・9月ZEW景気期待指数:-22.5(予想:-38.0、8月:-44.1)

 

・米・8月鉱工業生産:前月比+0.6%(予想:+0.2%、7月:-0.1%←-0.2%)
・米・8月設備稼働率:77.9%(予想:77.6%、7月:77.5%)
・米・9月NAHB住宅市場指数:68(予想:66、8月:67←66)
・米・7月対米証券投資・長期有価証券(株式スワップ等除く):+843億ドル(6月:ネット長期有価証券+1006億ドル←+991億ドル)
・米・7月対米証券投資全体:+438億ドル(6月:+210億ドル←+17億ドル)

 

★欧米市場のポイント

・108.03-34円のレンジ相場

・英議会閉鎖の是非を巡る審理が最高裁で開始

・好調な独経済指標をきっかけに全般ユーロ買い

・日米金融政策会合結果を控え様子見ムード

・米長期国債がポジション調整目的で買われ金利低下

・米経済指標が予想を上回ったものの反応は限定的

・VIX指数は13.74から14.44へ上昇

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