FITS エコノミックレポート

東京金60分足では雲の上限でもみ合い相場!

2020/05/12/08:35:30

 

★4月30日以降の東京金60分足では、一目均衡表の雲の上限がサポートラインとして意識される一方で、5,888円がレジスタンスとなりもみ合い相場となっている。値幅も小さいことから売買が交錯しており、上下どちらかに放れると大きな動きとなりやすい。

 

NY金先物市場は1692.10-1713.80ドルのレンジ相場となった。為替相場でドルが対ユーロで強含み、ドル建て金先物への下落圧力となった。安寄りした米国株が底堅い展開となり、リスクオン地合いが意識されたことも安全資産とされる金の売りに繋がった。11日のアジア市場で1713.80ドルまで買われたが、利益確定を狙った売りが増えたことで伸び悩み、1700ドルを挟んだ水準でしばらく推移した。ニューヨーク市場では長期金利やドルの動向を意識して1692.10ドルまで下落し、その後は、1700ドルを挟んだ水準でのもみ合いが続いた。 

 

価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を挟んでの値動きとなっている。そのため、新規の売買材料が出てくると大きく振れやすくなっている。下値でも出来高があることから、上値が重くなると利益確定売りも入りやすい展開となっている。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方でシグナルと共に横向きとなっており、まったくトレンドが出ていないことを示している。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も、上下に振れながらも横ばいとなっおり、明確なトレンドは出ていない。

 

東京金の日足では、5日SMAの5,829円と緩やかに上向きの25日SMAの5,818円がサポートラインとして意識され下げ止まる展開となっている。高値圏で三尊天井の様相を形成してきているので、注意する必要がある。ネックラインは4月22日安値5,719円となっている。NY金先物市場は、心理的な節目となる1,700ドルを挟んでの動きとなっている。ただ、大規模な米国債入札を控えて金利上昇しやすい地合いとなっていることで、NY金の上値を抑える材料になりやすい。一方で、為替市場では米国金利の上昇によりドルが買われやすくなっており、ドルが底堅く推移しやすい。そのため、東京金の下支えとなりやすい。

本日の注目点は、5日SMAと25日SMAがサポートとなり反転するのか、それとも下抜けして三尊天井を形成するのかが焦点となる。東京金はもみ合い相場となっており、方向性を欠く展開となっている。

カテゴリー: ホットニュース

5分足で分かるドル/円相場動向 大規模米国債入札控え金利上昇からドル買い!

2020/05/12/07:33:55

 

★欧州市場序盤の取引では、先週末のリスク選好の流れが進行し一段高となったが、21日移動平均線で上値が抵抗され、107.15-20円近辺でもみ合いとなった。NYダウ先物と米長期金利が上昇幅を維持するなかドルの下押しは限定的だった。欧州勢本格参入後は、ドル買いが全般優勢の展開となっており堅調推移となった。欧州主要株価指数が概ねマイナス圏に失速したが、ドル高基調は維持された。欧州市場中盤の取引では株価が下げ幅を拡大するなか、リスク回避のドル買いの動きが進展した。なお、欧州株はフランス株を中心に下げ幅が拡大した。

 

NY勢参入後もアジア時間からの底堅さが継続した。直近高値である4月30日の107.50円を上抜けした。米NY州では、5月10日の新型コロナウイルス感染による死者数が161人となり、3月26日以来の水準まで低下した。クオモNY州知事は、感染リスクの低いビジネスに関しては州全体で15日から再開すると発表したことでドルは底堅く推移した。良好な米3年債入札結果ながら、米2年債金利は0.14%から0.18%まで、5年債金利は0.31%から0.36%までそれぞれ上昇した。米10年債金利も0.67%から0.72%へ上昇したことでドルは堅調推移となった。米長期金利の上昇を眺め107.77円までドル買いが進んだが、一目均衡表の雲の上限となる107.88円付近が意識され上値が重くなった。

 

★欧米主要経済指標

特になし

 

★欧米イベント

・ドル/円相場は107.13-77円のレンジ

・トルコ銀行監督当局はリラ取引を禁止した措置を解除

・米10年債金利が上昇したことで全般ドル買いが活発化

・経済活動の早期再開による感染拡大『第2波』への警戒感

・VIX指数は27.98から27.57へ低下

カテゴリー: ホットニュース

ドル/円は半値押しを再び回復!

2020/05/11/09:38:52

 

★ドル/円の日足では、直近3月9日安値101.16円と直近3月24日高値111.71円をフィボナッチリトレースメントと白銀比率で分析する。

徐々に戻り上値・下値を切り下げる展開となり、半値押しとなる106.44円を一時下抜けする展開となった。そのため、円高基調が強まるかと思われたが、先週末に終値で上抜けしたことで戻り基調となりやすい。

また、4月6日高値の109.38円を起点として、4月23日高値の108.04円を結んだトレンドライン(R1)をわずかに上抜けしてきた。このまま上抜けするようなら、38.2%押しの107.68円までの戻りが期待できる。

ただ、再び半値押しを下抜けするようなら、61.8%押しとなる105.19円が視界に入ってくる。

円安戻りが期待される展開となっており、相場の節目の攻防となっている。

カテゴリー: ホットニュース

東京原油の日足では相場の節目に!

2020/05/11/07:54:13

 

★東京原油の日足では、MACD(パラメータ:12、26、9)でゼロラインの下方でシグナルとゴールデンクロスして戻り基調を示している。

ただ、実際の12日EMA(指数平滑線:赤線)26日EMA(青線)では、ロウソク足は12日EMAを上抜けしたものの、26日EMAがレジスタンスとして意識され5月1日から上抜け出来ずにもみ合い相場となっている。

3月24日もMACDが、シグナルとゴールデンクロスして戻り基調ととなっていたが、実際は26日EMAがレジスタンスとなり上値を抑える展開が続いていた。その後は、4月22日に大幅下落となった。

MACDではゴールデンクロスしているも、今回も26日EMAが上値を抑える相場の節目となっている。そのため、26日EMAを明確に上抜け、さらに12日EMAと26日EMAがゴールデンクロスするような動きになるまでは、再下落のリスクがあるので注意が必要となる。

カテゴリー: ホットニュース

週初はメキシコペソ/円の戻り相場動向に注目!

2020/05/11/04:30:05

 

★シカゴIMM投機筋ポジションの5月5につ付けの対ドルでの差し引き持ち高では、メキシコペソロング(メキシコペソ買い・ドル売り)+7,109枚となった。

1月28日付にメキシコペソロングで+170,366枚まで膨らんだが、新型コロナウイルスの感染拡大から巻き戻しの動きが強まり4月21日付けには+1,240枚まで減少後再び増加傾向となっている。

メキシコペソ/円では、4月6日に安値4.220円まで下落したものの、その後は25日SMA(青線)がレジスタンスとなり底這いもみ合い相場が続いていた。しかし、9日にわずかに25日SMAを上抜けした。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、%DがSlow%Dを上抜け、かい離幅を広げながらつよう戻り基調となっている。

週明け明確に25日SMAを上抜けしてくると、レンジ相場上抜けからメキシコペソ買いが強まる可能性が高い。そのため、週初からのメキシコペソ/円の動きには注意が必要となる。

カテゴリー: ホットニュース

カテゴリー

カレンダー

5月 2024
« 1月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ページの先頭へ