FITS エコノミックレポート

『ヒットマン通貨』のポンド大暴れ!

2017/09/18/03:03:27

 

★ポンド/円は、15日安値146.54円から高値151.54円と5円幅となり、『ヒットマン通貨』としての異名もつポンドが大暴れした。英中銀政策委員会で最もハト派寄りとされていたブリハ委員は、ロンドンでの講演で『最近まで、控えめな成長や基調インフレ圧力が抑制されていることを考慮すれば、金融政策の適切な対応は忍耐強くあることだと考えていた』とした上で、『しかし、データの推移は、政策金利の引き上げが必要かもしれない瞬間に近づいていることを次第に強く示唆している』と指摘。『緩みの縮小、賃上げ圧力の増大、家計支出の拡大、世界経済の力強い成長といったデータの傾向が続けば、政策金利の引き上げに適切な時期は、早ければ数カ月以内かもしれない』と述べた。

ハト派委員からの発言内容だっただけに、大きなインパクトとなった。

 

7月11日の直近高値147.77円や、5月10日高値148.11円を一気に上抜けした。

 

引けにかけては、上ヒゲロウソク足となったが、まだ油断できない状況である。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:91.05、%D:92.36とかなり買われ過ぎ過熱感が出ている。しかし、ストキャスティクスはトレンドが出た時は、一旦下落基調になると見せかけて押し目買いを誘いつつ再び上昇するというダマシが発生しやすいので注意が必要である。5日線(赤線)に勢いがあることから、今後5日線の勢いが鈍化するかを注視したい。過去においても5日線が横ばいになってきてから下抜けると、その後は下落基調となりやすい。

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ドル/円欧米市場動向:5分足 ポンド高につれドル高・円安進行!

2017/09/18/03:00:22

 

★欧州市場序盤では、円が全面安で推移、ドル/円は110円台後半に再上昇した。欧州株は軟調に取引されたが、日本時間朝方に北朝鮮ミサイル発射を受けて、円買いに傾いていた短期筋の円売り戻しが加速したと観測された。英牛銀金融政策委員会(MPC)のブリハ委員が『今後数カ月以内に利上げが必要になる可能性がある』と述べたことで、ポンド買いが強まった。ポンド/円が上昇し、ドル/円やクロス円を押し上げた。米長期金利が再上昇となったことでドルが下支えされた。米8月小売売上高が予想を下回ったうえ、前月の数値が下方修正されたため円買い・ドル売りが先行した。米長期金利が低下に転じたことも相場の重しとなった。110.62円まで失速したが、米長期金利が再び上昇すると下値が切り上がった。NYダウや日経先物の上昇も支えに111円台を回復した。しかし、米長期金利が上昇幅を縮めたことが相場の重しとなりドルが売られた。その後は週末を控えるなか、相場材料に乏しく方向感は出なかった。

 

欧州市場で、ハト派とみられていた英中銀金融政策委員会のブリハ委員の発言だっただけに、市場へのインパクトが大きかった。英国では景気減速とインフレが同時進行するスタグフレーションが強まっており、非常に難しい経済実体となっている。通貨高に誘導すると景気がさらに減速しやすい一方で、通貨安を放置するとインフレが進むというジレンマに陥っている。

 

欧州市場ではユーロ圏7月貿易収支で黒字額が市場予想を下回る結果となったほか、ロンドンの地下鉄駅で爆破テロが発生したが、為替相場ではほとんど材料視されなかった。

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ドル/円日足の移動平均線!

2017/09/15/16:23:58

 

★昨日米8月消費者物価指数(CPI)が前月比で上昇したほか、週間新規失業保険申請件数が予想外に減少したことで年内に追加利上げ観測が高まりドル買いとなった際は、78日線(青線)260日線(茶線)、そして100日線(緑線)がレジスタンスとして意識され上値を抑えた。また、本日早朝に北朝鮮のミサイル発射との報道で地政学リスクから円買いが強まったが、22日線(赤線)11日線(紫線)でしっかりサポートした。

 

今まで11日線と22日線がリズム良くゴールデンクロス・デッドクロスして動いていたが、このところは両線が並ぶ状況となり、トレンドが出にくくなっている。

 

今後は11日線と22日線に方向感が出るかが焦点となる。また、11日線・22日線を下抜けするか、100日線を上抜けするかが注視される。現在78日線や260日線近くまで上昇してきたが、上抜けするか注目点となるが、上ヒゲとなると再び円高傾向の戻る可能性が高い。

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保護中: 東京白金日足では基準線を意識!

2017/09/15/12:48:30

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ドル/円と米長期金利の関係!

2017/09/15/10:36:40

 

★2006年以降で米10年物国債利回りとドル/円の動向を比較すると、米長期金利が低下すると円高になりやすいことが多い。多いということは何度か逆相関する場面が見られた。ただ、ほとんどの期間では相関関係が強い。そして逆相関の期間は短く、調整後は相関的に同方向へと動くことが多いことが分かる。

 

現在は米長期金利上昇が2016年12月にピークを打ち、その後は低下傾向のあることから為替市場でも円高傾向となっている。

 

ドル/円の長期トレンドを見ていく上で、米長期金利の値動きも重要なポイントとなる。ただ、米長期金利の上昇幅と為替変動幅には規則的な動きとはなっていない。

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