FITS エコノミックレポート

ドル/円は200日線を上抜け維持できるか!

2017/09/21/10:17:36

 

★ドル/円の日足では、米FOMC結果を受けて注目されていた200日線(紫線)の112.19円を上抜けした。このまま200日線を維持できるかが次の注目点となる。何故なら、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)で%K:94.86、%D:94.22とかなり買われ過ぎ過熱感が出てきている。ただ、5月や7月の上昇からの反転まで、ストキャスティクスが高値圏で推移しており、今回も高値圏で推移する可能性があることには注意が必要となる。

 

200日線かい離率の動きでは、一度200日線を上抜けすると、一定期間上抜け状態が継続する。

 

ロウソク足では、前日のロウソク足に対して上値・下値切り上がりとなっており、現在のところは強い上昇基調を維持している。

 

カテゴリー: ホットニュース

午前の市場コメント!

2017/09/21/10:01:04

日経平均株価:買い一巡後は上げ幅縮小

米FOMCでの12月利上げ姿勢が維持されたことや、それに伴う米長期金利の上昇とドル高、米国株の落ち着き、原油価格上昇、リスク選好の円安地合いなどがプラス材料となりやすい。ただ、米FRBによる資産縮小や12月の利上げ観測は、先行き米国株にはマイナス材料となりやすい。北朝鮮リスクや日本の衆院総選挙に向けた万一の政治リスク、米トランプ政権の経済政策の不透明感といった不安材料も消えていない。日本株においては、高値過熱感も見られていることから、買い一巡後は上値が重くなる可能性もある。日経平均株価は、前日比146円高の2万0456円で寄り付いた。買い一巡後は、日銀金融政策会合を控え調整的な売りが出て上げ幅は縮小気味で推移。

 

東京外国為替市場:FOMCを好感してドル全面高継続

ドル/円はFOMCの結果を好感するなか、米利上げを織り込みながら、112円台を一気に回復した。FRBのドッドチャートの金利見通しからも、更なる上昇も見込める。ただ、トランプ米大統領や安倍首相が相次いで北朝鮮の挑発に苦言を呈しており、北朝鮮による報復行動も懸念される。ユーロ/ドルは1.20ドル台から1.18ドル台半ばまで急落した。改めてユーロ/ドルの1.200ドル台の上値の重さが意識された。ポンドの高値警戒感によるポンド安が起因しているが、引き続き地政学リスクが常態化している以上、下値も限定的となっている。

 

本邦輸出勢は期日決済以外のドル売りは様子見ながらの対応となっている。米系短期筋のドル売りは112.70円から継続的に観測されている。また、本邦輸出勢は111.80円から臨機応変にドル買いスタンス。米系短期筋は111円台はドル買いスタンス。

 

本日は日銀金融政策決定会合では金融政策は据え置きと予想されるが、黒田日銀総裁が記者会見で現行の緩和政策維持を改めて示すと思われ、欧州市場ではドルが底堅く推移する可能性が高い。

 

FOMC結果のまとめ

米FOMCでは、政策金利の据え置きが決定された。しかし、10月からのバランスシートの縮小も決定した。これ自体は市場は織り込みで、影響は限定された。ただ、ドッド・チャートからは、今年のあと1回の利上げ予想は変わらないが、、予想するメンバーが1名増えたことなどから、タカ派との見方となりドル買いが優勢となった。一方で、コアCPIの見通しは2017年が前回の1.7%から1.5%に引き下げられており、FOMCメンバーのFF金利見通しの長期も下がった。これを見る限り、12月の利上げの可能性は未だに不透明となっている。ハリケーンの悪影響は一過性としているが、今後の指標が悪化する可能性がある。

イエレン米FRB議長は、バランスシートを正常化する理由として、①経済はもはや刺激策を必要としない、②労働市場や経済は著しく回復、③米国の経済パフォーマンスは良好であることを挙げている。焦点となっていた物価動向については、『今後数年で目標の2%近辺に回復し、安定する』という見通しは変えなかったものの、その一方で『インフレをもたらす要因に関する我々のり買いは不完全だ』などと、物価停滞に関する気迷いをにおわす発言が目立った。

 

経済協力開発機構(OECD)経済見通し:ユーロ圏数年ぶりの水準

OECDは、ユーロ圏の経済成長率見通しが米国に並び、主要国の経済成長率が数年ぶりの水準で同時に拡大しているとの見方を示した。世界経済の成長率見通しは今年で3.5%、来年で3.7%、6月予想から上方修正され、2011年以来の高成長を記録する。

ユーロ圏の今年の成長見通しは6月時の1.8%から2.1%に上方修正され、米国の2.1%成長と並んだ。フランスは1.3%から1.7%に、イタリアは1.0%あkら1.4%に上方修正された。英国の今年の成長率見通しは1.6%と前回予想から据え置き、EUからの離脱に苦戦している。

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保護中: 東京金60分足では今回も4670円が節目!

2017/09/21/07:39:30

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ドル/円欧米市場動向:5分足 FOMC受けドル買い優勢!

2017/09/21/07:08:47

 

★欧州市場序盤では、注目の米FOMC結果を控え、ドルは主要通貨に対して前日比小幅安水準でもみ合いとなった。米長期金利低下を背景にドルの戻り弱く、111.25円前後でドル軟調地合いが継続した。欧州市場に入り、111.50円台が上値重い動きとなると、111.23-25円へ軟化。FOMC理事会を控え、取引を手控える市場参加者が多いなか、ポジション調整と思われる売りが優勢となった。米長期金利の低下をながめ20時前に111.23円まで下げたが、昨日安値の111.20円を下抜け出来ずショートカバーが進んだ。米長期金利の低下幅縮小も支えに111.45円近辺まで切り返した。 米8月中古住宅販売件数は予想を下回ったものの、相場の反応は限定的だった。FOMC結果発表を控えて様子見ムードが強く、狭いレンジ取引が続いた。FOMCでは、10月にバランスシート正常化プログラムを開始することを決定。金利見通しではFOMC参加者16人のうち、12人が年末までに追加利上げを予測していることを明らかにした。市場では低調なインフレやハリケーンの影響で、年内利上げ見送りを予想する声もあっただけに、FOMC結果を受けてドル買いが活発化。一時112.53円と7月18日以来の高値を付けた。 引けにかけては反動が出て112.10円付近まで伸び悩んだ。

 

FOMCではタカ派的な結果となり、ドル買いが活発化した。米国株は12月利上げが示唆される50ドル超下げたものの、米長期金利の急上昇に伴い金融株などが買われプラス圏を回復するなど、堅調推移となったことから、ドル高が維持された。本日は日銀金融政策決定会合の最終日となるが、概ね現状維持が予想され大きな波乱はなさそうだ。テクニカル的には、200日線の112.17円を上抜けしてきた。

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ドル/円は200日線を意識して『はらみ線』!

2017/09/20/16:29:31

 

★ドル/円では、レジスタンスとして意識されていた260日線(茶線)111.01円を上抜け、5日線(赤線)111.12円75日線(緑線)110.87円も一気に上抜けしてきた。次の節目は200日線(紫線)112.21円となる。

本日は前日ロウソク足に対して、『はらみ線』となっており、前日高値111.88円を上抜けすると上値・下値切り上げるロウソク足となる。一方で、前日安値111.19円を下抜けると上値・下値切り下げるロウソク足となる。

 

一方で、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は%K:94.39、%D:91.8とかんり買われ過ぎ過熱感が出ていることから下落調整しても不思議ではない。

 

下値サポートでは、5日線、75日線、260日線と3本の移動平均線が位置しており、それなりに強固なサポートラインとなっている。

 

明日早朝にFOMCの結果発表があり、上下に大きく動く可能性が高い。そのため、上下の移動平均線を上抜けするのか、下抜けするのかが注目されるところである。

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