FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2021/09/06/03:01:05

米国株式市場はまちまち:8月雇用統計悪化で景気回復ペース減速懸念

NYダウは74.73ドル安の35369.09ドル、ナスダックは32.34ポイント高の15363.52ポイントで取引を終了した。8月雇用統計の雇用者数が予想を大幅に下回る伸びに留まったため、景気回復ペースの減速を警戒した売りが広がり、寄り付き後は下落した。同時に賃金が予想以上の上昇を示したため、高インフレへの懸念も再燃し特に景気循環株が売られ、NYダウは終日軟調に推移した。一時170ドル超下げたが、米早期テーパリング観測も同時に後退したため下値も限られた。 一方、ハイテク株の買いは根強く、ナスダック総合指数は連日史上最高値を更新し終了した。VIX指数は16.41で前日と変わらずだった。

 

NY外国為替市場:不調な8月米雇用統計受けドル売り優勢

ドル/円は、8月米雇用統計で非農業部門雇用者数変化が+23.5万人となり、市場予想の+75.0万人を大きく下回ったことが伝わると、発表直後には米10年債利回りの低下とともに109.58円まで下落した。平均時給が予想を上回ったこともあり、米金利が一転上昇すると109.95円付近まで反発したが、戻りは限定的だった。NYダウが下落して始まったことでクロス円とともに売りが強まり、109.54円まで再び下押しした。その後はしばらく安値圏でのもみ合いが続いていたが、引けにかけては全般ドルの調整買いが散見され109.70円台まで下げ渋った。 

 

ユーロ/ドルは、弱い米非農業部門雇用者数を受けて1.1909ドルまで上昇した後、米金利の一転上昇を受けて1.1866ドルまで失速した。再び1.19ドル台を回復したが、引けにかけては上値が重くなるなど、総じて方向感がなかった。 

 

南アフリカランド(ZAR)は買い優勢。南アフリカが世界最大の産出量を誇るプラチナ価格が大幅に上昇したことが材料視され、対ドルで14.2511ZAR、対円で7.69円を付けるなど総じて堅調に推移した。

 

NY原油先物市場は3日ぶりに反落:需要増の思惑後退で売り優勢

NY原油先物市場は69.05ドル-70.53ドルのレンジ相場となった。低調な米雇用統計の結果を受けて、米景気の先行きに懸念が強まり、エネルギー需要見通しへの警戒感で売りが優勢となった。為替相場でドル安・ユーロ高が進み、ドル建ての原油に割安感から買いも入ったが、昨日に約1カ月ぶりの高値をつけた反動から利益確定売りに押された。8月米雇用統計発表後に70.53ドルまで買われたが、連休前のポジション調整的な売りが増える展開となり、通常取引終了後の時間外取引で69.05ドルまで下落した。米国の石油掘削装置稼働数(リグ)は前週末比16基減少の394基となった。

 

NY金先物市場は3日ぶりに反発:不調な8月米雇用統計受け買い優勢

NY金先物市場は1810.90-1836.90ドルのレンジ相場となった。8月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数が市場予想を大幅に下回り、為替相場でドル安・ユーロ高が進んだ。ドル建ての金は割安感から買いが入った。また、米国株が下落するなど投資家のリスク回避志向が強まったことも、安全資産の金の買いを後押した。アジア市場で1810.90ドルまで下げた後、1816.80ドルまで戻した。ただ、通常取引終了後の時間外取引では1829.40ドルまで下げており、上げ幅は縮小した。

 

米国債券市場はまちまち:予想より強い平均時給受け売り優勢に

米国債券市場で中期ゾーンは上昇(利回りは低下)した。米2年物国債利回りは前営業日比0.01%低い(価格は上昇)0.20%で終了した。また、長期ゾーンは下落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.04%高い(価格は下落)1.32%で終了した。8月米雇用統計で非農業部門雇用者数が低調だったことを受けて直後には債券買いで反応し、利回りは一時1.26%台まで急低下した。ただ、平均時給が予想より強かったことで一転して売りが優勢に。利回りは一時1.33%台まで上昇した。

カテゴリー: 朝の市場コメント

朝の市場コメント!

2021/09/03/07:19:55

米国株式市場は上昇:雇用回復期待や原油高を受けて買い優勢

NYダウは131.29ドル高の35443.82ドル、ナスダックは21.80ポイント高の15331.18ポイントで取引を終了した。新規失業保険申請件数がパンデミック以降で最小となったため雇用回復への期待感から寄り付き後は上昇した。原油高を受けてエネルギー関連が堅調でさらに、小売りも強く、NYダウは終日堅調に推移した。ハイテクも引き続き強く、ナスダック総合指数は連日史上最高値を更新し終了した。VIX指数は16.11から16.41へ上昇した。

 

NY外国為替市場:リスク選好のドル売り広がる

ユーロ/ドルは、前週分の米新規失業保険申請件数が34.0万件と予想の34.5万件より強い内容だったことが分かると、一時1.1837ドル付近まで下押しする場面もあったが、アジア時間に付けた日通し安値1.1835ドルがサポートとして働くと買い戻しが優勢になった。米国株式市場でナスダック総合やS&P500種株価指数が史上最高値を更新し、NYダウが一時160ドル超上昇すると、リスク選好のドル売りも広がった。前日の高値1.1857ドルを上抜けて一時1.1876ドルと8月4日以来約1カ月ぶりの高値を更新した。 

 

ドル/円は、株価の上昇を受けたリスク選好のドル売りと円売りが同時に出たため相場は方向感が出なかった。市場では『テーパリング(量的緩和の縮小)開始の時期を占う意味で重要な、明日の8月米雇用統計の結果を見極めたい向きが多い』との声も聞かれた。今日一日の値幅は小さかった。

カナダドルは堅調だった。米ドル/カナダドルは一時1.2548カナダドル、ユーロ/カナダドルは1.4893カナダドル、カナダドル/円は87.64円までカナダドル高に振れた。原油先物相場の大幅上昇を受けて、産油国通貨とされるカナダドルに買いが入った。なお、市場では8日のカナダ銀行(BOC、中央銀行)の政策金利発表や20日のカナダ総選挙に注目が集まっている。

 

NY原油先物市場は大幅続伸:リスク選好の動きやドル安を好感した買い

NY原油先物市場は67.84ドル-70.61ドルのレンジ相場となった。昨日、米エネルギー情報局(EIA)の週間在庫統計で、原油在庫が予想以上に減少したことが引き続き材料視され、買いが先行した。米株が堅調な動きになるなど投資家のリスク選好志向が高いことや、為替相場でドル安・ユーロ高が進み、ドル建ての原油に割安感が生じたことも原油の買いを後押し、一時70ドル大台を回復するなど大幅高となった。アジア市場で67.84ドルまで下げたが、ニューヨーク市場で70.61ドルまで買われた。ただ、通常取引終了後の時間外取引では69.67ドルまで下げており、買いは一巡した。

 

NY金先物市場は続落:利益確定売りに押される

NY金先物市場は1806.50-1819.60ドルのレンジ相場となった。米株が堅調な動きとなり、原油が大幅高になるなど、投資家のリスク選好志向が強まり、安全資産の金は売りに押された。また、ドル安・ユーロ高を受けてドル建ての金に買いも入ったが、明日の米雇用統計を控え、利益確定の売りが優勢となった。ロンドン市場で1819.60ドルまで買われたが、ニューヨーク市場の序盤にかけて1806.50ドルまで下落した。利益確定を狙った売りが増えた。ただ、その後に1815.50ドルまで戻しており、押し目買いの興味は残されている。

 

米国債券市場はまちまち:様子見ムード強くほぼ変わらず

米国債券市場で中期ゾーンは前日比変わらずだった。米2年物国債利回りは前営業日比変わらずの0.21%で終了した。また、長期ゾーンは上昇(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.01%低い(価格は上昇)1.28%で終了した。明日の8月米雇用統計を前に積極的な売買は手控えられた。

 

カテゴリー: 朝の市場コメント

朝の市場コメント!

2021/09/02/07:35:04

米国株式市場はまちまち:利益確定売りでNYダウは終日軟調

NYダウ48.20ドル安の35312.53ドル、ナスダックは50.14ポイント高の15309.38ポイントで取引を終了した。ADP雇用統計の8月分が予想を大幅に下回る伸びにとどまったことに失望し寄り付き後は下落した。8月ISM製造業景況指数が予想外に上昇したため回復ペース鈍化への警戒感が後退し売りが一段落したものの、9月相場入りで利益確定売りも根強くNYダウは終日軟調に推移した。一方、米金融緩和の早期縮小観測の後退でハイテク株は引き続き強く、ナスダック総合指数は連日で史上最高値を更新して引けた。VIX指数は16.48から16.11へ低下した。

 

NY外国為替市場:米雇用指標悪化で全般ドル売り優勢に

ドル/円は、8月ADP全米雇用報告で政府部門を除く非農業部門雇用者数が37.4万人増と予想の61.3万人増を大きく下回ったことが分かると、米長期金利の低下とともに全般ドル売りが先行し、一時109.85円と日通し安値を更新した。その後に発表された、8月米ISM製造業景気指数が59.9と予想の58.6を上回ったことが分かると買い戻しが入り110.13円付近まで持ち直す場面もあったが、買い戻しの勢いは長続きしなかった。NY午後に入ると110.00円近辺で値動きが鈍った。新規材料難の中、市場では『テーパリング(量的緩和の縮小)開始の時期を占う意味で重要な、週末の8月米雇用統計の結果を見極めたい向きも多い』との声が聞かれた。

 

ユーロ/ドルは、低調な米雇用指標をきっかけに全般ドル売りが先行し、一時1.1857ドルと8月5日の高値に面合わせした。予想を上回る米ISM製造業景気指数発表後の下押しも1.1833ドル付近にとどまった。バイトマン独連銀総裁はこの日、『ユーロ圏のインフレ率が欧州中央銀行(ECB)予想を上回るリスクがある』『パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)は段階的に縮小すべき』などと発言した。足もとでユーロ圏金融当局者からタカ派的な発言が相次ぐ中、市場では『ECBの緩和縮小観測が強まり、ユーロ買いを促した』との指摘があった。

 

NY原油先物市場は小反発:原油需要に対する警戒感から上値重い

NY原油先物市場は67.12ドル-69.24ドルのレンジ相場となった。コロナ感染拡大が続く中、原油の需給不均衡に対する警戒感で売りが先行した。ただ、為替相場でのドル売り・ユーロ買いを受けて、ドル建ての原油は割安感から買い戻しが入った。この日の石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成する『OPECプラス』会合では原油生産水準を漸進的に引き上げる既存の方針を維持した。また、米エネルギー情報局(EIA)の週間在庫統計で、原油在庫は716.9万バレルの取り崩しと予想以上に減少した。アジア市場の終盤に69.24ドルまで買われたが、ニューヨーク市場の序盤にかけて67.12ドルまで下落した。ただ、通常取引終了後の時間外取引で68.69ドルまで戻しており、押し目買い興味は残されている。

 

NY金先物市場は小反落:1810ドルでは押し目買い興味

NY金先物市場は1810.60-1822.70ドルのレンジ相場となった。ADP雇用データが予想を大きく下回り、ドル売りが先行し、ドル建ての金は割安感から買いで反応した。ただ、その後に8月米ISM製造業景気指数が予想比上振れし、ドル売りが一服すると、金の買いも後退し、小幅安で取引を終えた。ニューヨーク市場の序盤にかけて1822.70ドルまで買われたが、その後は上げ渋り。利益確定を狙った売りが増えたことで1810.60ドルまで反落した。ただ、その後に1819.00ドルまで戻しており、1810ドル台で押し目買い興味は残されている。

 

米国債券市場はまちまち:強弱まちまちの米経済指標に振れる展開

米国債券市場で中期ゾーンは下落(利回りは上昇)した。米2年物国債利回りは前営業日比0.01%高い(価格は下落)0.21%で終了した。長期ゾーンは上昇(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.02%低い(価格は上昇)1.29%で終了した。予想を下回る8月ADP全米雇用報告を受けて買いが先行したものの、8月米ISM製造業景気指数が予想を上回ると売りが出たため、伸び悩んだ。 

カテゴリー: 朝の市場コメント

朝の市場コメント!

2021/09/01/07:31:51

米国株式市場は下落:月末に絡んだ利食い売り優勢

NYダウは39.11ドル安の35360.73ドル、ナスダックは6.66ポイント安の15259.23ポイントで取引を終了した。前週末のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を受けて米金融緩和の早期縮小観測が後退する中、買いが入ったものの、月末の利食い売りが優勢になると一時100ドル超下落した。低調な米経済指標も相場の重石となった。市場では『週末の8月米雇用統計に関心が向かう中、売買が交錯した』との声が聞かれた。VIX指数は16.39から16.48へ上昇した。

 

NY外国為替市場:ドル/円は月末絡みのフローで神経質な動き

ドル/円は、米経済指標のさえない結果を受けて109.55円まで下押し後は月末のロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだドル買いで110.08円まで反発するなど、NYタイムに入ってドル円は神経質な動きとなったが、動きが落ち着き110円前後でこう着相場となった。

 

ユーロ/ドルは、1.1840ドルから1.1795ドルまで下落し、1.1810ドルで引けた。オーストリア中銀のホルツマン総裁やオランダ中銀のクノット総裁がコロナ危機対策削減を進めるべきとの考えを示しユーロ買いが強まったが、同時に実需のドル買いに押された。

 

NY原油先物市場は3日ぶりに反落:『OPECプラス』会合控え様子見

NY原油先物市場は68.16ドル-69.34ドルのレンジ相場となった。中国の8月製造業購買担当者景気指数(PMI)が5カ月連続で低下し、エネルギー消費大国である中国の景気減速が懸念され、売りが優勢となった。ただ、1日に石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成する『OPECプラス』会合を控えて様子見ムードも強かった。今回の会合では9月以降の生産方針について協議する予定になっている。アジア市場の終盤に69.34ドルまで買われたが、ニューヨーク市場の序盤にかけて68.16ドルまで下落した。ただ、通常取引終了後の時間外取引で68.85ドルまで戻しており、下げ幅は縮小している。 

 

NY金先物市場は反発:低調な米経済指標受け買い優勢

NY金先物市場は1803.40-1821.90ドルのレンジ相場となった。8月米消費者信頼感指数や8月米シカゴ購買部協会景気指数などがさえない結果となり、逃避資産の金は買いが優勢となった。ただ、月末に絡んで利益確定の売りも入り、上値は限られた。アジア市場で1821.90ドルまで買われたが、利益確定を狙った売りが入ったことでニューヨーク市場の序盤にかけて1803.40ドルまで下落した。ただ、その後は下げ渋り、押し目買いが入ったことで通常取引終了後の時間外取引では1818.30ドルまで戻した。

 

米国債券市場は反落:週末イベントを控えポジション調整売り

米国債券市場で中期ゾーンは変わらずだった。米2年物国債利回りは前営業日比変わらずの0.20%で終了した。長期ゾーンは3日ぶりに反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.03%高い(価格は下落)1.31%で終了した。低調な米経済指標を手掛かりに買いが先行したものの、週末の8月米雇用統計を前にポジション調整目的の売りが強まると下げに転じた。欧州中央銀行(ECB)によるパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)早期終了の思惑から、欧州債相場が下落した影響も受けた。

カテゴリー: 朝の市場コメント

朝の市場コメント!

2021/08/31/07:37:13

米国株式市場はまちまち:米長期金利低下で金融株売られる

NYダウは55.96ドル安の35399.84ドル、ナスダックは136.39ポイント高の15265.89ポイントで取引を終了した。予想を下回った経済指標を嫌い、寄り付き後は下落した。終日軟調に推移したが、パウエル議長の講演を受け、連邦準備制度理事会(FRB)が当面低金利を維持するとの期待が下値を支えた。米長期金利の低下を受けてゴールドマン・サックスやアメリカン・エキスプレスなど金融株が売られ、指数を押し下げた。半面、アップルやマイクロソフトなど高PER(株価収益率)の主力ハイテク株が買われ、相場を下支えした。VIX指数は16.39から16.19へ低下した。

 

NY外国為替市場:新規材料乏しくこう着相場

ドル/円は、NY勢参入後に全般ドル買いが強まった流れを受けて一時109.96円と日通し高値を付けたものの、110.00円にかけて断続的に観測されている売り注文に上値を抑えられると伸び悩んだ。7月米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数)が予想を下回ったほか、米長期金利が低下したことも相場の重石となった。英国市場がサマー・バンク・ホリデーのため休場だったことから、NY時間に入っても動意に乏しく、109円台後半での狭いレンジ取引だった。市場の関心は今週末に発表される8月米雇用統計に向かっており、大きな方向感が出にくい面もあった。なお、取引終盤に『アフガニスタンから米軍撤退が完了した』と伝わったが、相場への影響は限られた。 

 

ユーロ/ドルは、ロンドン勢が不在の中、NY時間に入っても動意は乏しく、1.1800ドルを挟んだ狭いレンジ取引に終始した。22時過ぎに一時1.1783ドルと日通し安値を付けたものの、米長期金利が低下したことを受けて、1.1804ドル付近まで持ち直した。NY時間の値幅は0.0021ドル程度になった。週末の8月米雇用統計を前に様子見ムードも広がった。

 

NY原油先物市場は続伸:大型ハリケーンで原油生産などの懸念高まる

NY原油先物市場は67.67ドル-69.64ドルのレンジ相場となった。米ルイジアナ州フォーチョンに29日上陸した大型ハリケーン『アイダ』は勢力を弱めたものの、多くの地域で電気が使えず、水道施設が停止するなど影響が続いている。メキシコ湾の原油生産やガソリン供給が懸念され、原油先物は続伸した。アジア市場の序盤で69.64ドルまで買われた後、ロンドン市場の序盤で67.67ドルまで反落したが、ニューヨーク市場で69ドル台を回復した。通常取引終了後の時間外取引でも底堅い動きが続いた。

 

NY金先物市場は3日ぶりに反落:持ち高調整の売りが優勢

NY金先物市場は1810.10-1826.50ドルのレンジ相場となった。この日は注目の重要経済指標の発表はなく、米株の値動きも鈍いなど、全体的に手がかりが乏しい中、金先物も持ち高調整が中心となり、先週末の反動でやや売りが優勢となった。アジア市場の序盤で1826.50ドルまで買われたが、利益確定を狙った売りが増えたことで伸び悩み、ニューヨーク市場の後半にかけて1810.10ドルまで下落した。

 

米国債券市場は上昇:ポジション調整の売りが優勢

米国債券市場で中長期ゾーンは上昇(利回りは低下)した。米2年物国債利回りは前営業日比0.03%低い(価格は上昇)0.20%で終了した。米10年物国債利回りは前営業日比0.03%低い1.28%で終了した。市場では『前週末のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長のハト派的な講演を消化する動きが続いた』との指摘があった。 

 

カテゴリー: 朝の市場コメント

カテゴリー

カレンダー

4月 2024
« 1月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ページの先頭へ