FITS エコノミックレポート

トルコリラ/円は時限爆弾のような様相!

2019/02/26/12:17:44

 

★トルコリラ/円の日足では、1月3日のフラッシュクラッシュ以降は終値では100日SMA(赤線)がサポートとなりヒゲで下抜けしても終値では上回る展開となっている。一方で、200日SMA(青線)が緩やかに低下傾向にあるなかレジスタンスとなり上値を切り下げる展開となっている。

100日SMAは緩やかに上昇し、200日SMAが緩やかに低下しており、両線の値幅も約0.2円程度まで狭まってきている。

 

ゆっくりとしたトレンドを示すストキャスティクス・スロー(パラメータ:42、3、3、20、80)は、%K:89.45、%D:88.61とやや過熱感が出てきているものの、%Kが%Dをわずかに上回っていることから、上向きの勢いが残っている。

 

100日SMAがサポートとなり200日SMAとゴールデンクロスとなり上値追いとなるのか、それとも200日SMAのレジスタンスの力が勝り100日SMAの下方に下押しするのかが焦点となる。もみ合いが長かっただけに一度トレンドが出ると大きな動きとなりやすいので、注意が必要となる。

 

カテゴリー: ホットニュース

イールドスプレッドで2月26日の米国株市場を先取り!

2019/02/26/10:28:25

 

2月25日(月)の米国3市場は、NYダウ:60.14ドル高の26,091.95ドル、S&P500:3.44ポイント高の2,796.11ポイント、NASDAQ:26.92ポイント高の7,554.46と、3指数とも上昇となった。一方、米長期金利は、2.662%に上昇(価格は下落)した。『22日付けPERと株価から逆算』して2月25日付け予想PER計算すると、NYダウ:16.68倍、S&P500:17.29倍、NASDAQ:23.43倍と、3指数ともに前日比で上昇(割高)となった。2011年4月21日以降の平均値はNYダウ:14.97倍、S&P500:16.58倍、NASDAQ:21.74倍を現在3指数とも大幅に上回っている。このPERを基に25日付けのイールドスプレッドを算出すると、NYダウ:▲3.333%、S&P500:▲3.122%、NASDAQ:▲1.606%と、3指数ともにイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)となった。米長期国債は、米中貿易合意が近いとの期待が高まり、安全資産とされる米国債に売りが出た。世界的な株価の上昇も相場の重しとなった。また、2年債の入札が低調だったことも売り材料となった。

 

昨年12月3日の高値時のイールドスプレッドを参考にする。12月3日に戻り天井となり下落基調となった。NYダウ:▲3.069%、S&P500:▲2.731%、NASDAQ:▲1.198%だった。

 

25日(月)のNYダウの予想イールドスプレッドは前日▲3.356%⇒▲3.333%となりわずかに縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。1月3日の直近割安となったイールドスプレッドの▲4.226%から0.893%に拡大(米国株に割高感)している。また、12月3日の戻り天井となった12月3日の▲3.069から0.264%へ縮小してきている。NYダウは、トランプ米大統領が24日に対中関税の引き上げを延期すると表明したことから、米中貿易協議が進むとの期待が強まった。キャタピラーやボーイングなど中国向け売上比率が高い銘柄中心に買いが広がり、指数は一時200ドル超上げた。ただ、26日にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言など重要イベントを控えていることもあって、終盤上げ幅を縮めた。 VIX指数は13.51から14.85へ上昇した。

 

S&P500の予想イールドスプレッドは前日▲3.136%⇒▲3.122%となり、イールドスプレッドは縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。S&P500も割安感が徐々に払拭されてきている。1月3日のイールドスプレッド▲3.869%から0.747%に拡大してきている。また、12月3日の戻り天井の2.731%から▲0.391%へ縮小してきている。

 

 NASDAQの予想イールドスプレッドは、前日▲1.629%⇒▲1.606%となり、イールドスプレッドは縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。1月3日のイールドスプレッド▲2.179%から0.573%に拡大してきている。また、12月3日の戻り天井の▲1.198%から▲0.408%へ縮小してきている。

 

テクニカル的には、NYダウは、5日SMAがサポートとして意識され上昇基調を維持している。また、5日SMAと10日SMAを上向きとなっており、上昇基調は継続している。さらに、25日SMAが上抜きとなっていることから、中期的な上昇トレンドも継続している。12月3日の直近高値25,980ドルを上抜けしたことから、上値切り上げとなる上昇トレンド転換した。しかし、過熱感が出てきており何時下落調整の動きになっても不思議ではない。S&P500も、NYダウ同様に5日SMAがサポートとなり上昇基調を維持している。NASDAQも、レジスタンスとして意識されていた200日SMAを上抜けしたことで上昇基調を維持している。3指数ともにストキャスティクスでは買われ過ぎ過熱感が強まっている。米国株全般にレジスタンスを上抜けしてきたことで、上昇基調が継続しているものの割高感があり、調整的な下落調整となっても不思議ではない。

 

2011年4月21日以降のイールドスプレッドの平均値のNYダウ:4.255%、S&P500:3.502%、ナスダック:2.034%も下落時の節目となりやすい。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していきますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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保護中: 東京金60分足では120時間SMAを挟んでもみ合い!

2019/02/26/08:33:04

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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 低調な米国債入札を受け111円台を回復!

2019/02/26/07:30:17

 

★欧州市場朝方の取引では、米中摩擦緩和への期待が一段と高まり、上海総合指数が大幅高となったことを背景に、リスク志向によるドル安地合いが持続した。なお、欧州株は堅調に取引を開始した。110.60円台の安値圏でのもみ合いが続いた。米中通商協議はまだ合意に達したわけではなく、リスク選好的な円売りは限定的となった。NYダウ先物が140ドル程度上昇、米長期金利が2.67%台で推移したことで110.70円前後に強含みとなった。欧州株は全面高、NYダウ先物も上昇、米長期金利が2.67%台に上昇し、ドル買い円売りが徐々に進んだ。その後は、NY勢の本格参入待ちのムードが強く、110.70円台での方向感の乏しい動きとなった。

 

NY市場では、米国株相場の上昇など手掛かりに円売り・ドル買いが先行した。低調な2年債入札を受けて、米国債売り(金利は上昇)が再燃し、米長期金利が2.68%まで上昇すると円売りが強まり111円台に突入した。111円台に乗せたことでドル買いに勢いがつき、111.23円と昨年12月27日以来のドル高・円安を記録した。ただ、上げ幅を縮小したNYダウをながめて111.10円付近まで売り戻される展開となった。

 

★欧米主要経済指標

・米・1月シカゴ連銀全米活動指数:-0.43(予想+0.1%、12月:0.05←0.27)
・米・12月卸売在庫速報値:前月比+1.1%(予想:+0.4%、11月:+0.4%←+0.3%)
・米・12月卸売在庫売上高:前月比-1.0%(予想:-0.3%、11月:-1.2%←-0.6%)
・米・2月ダラス連銀製造業活動指数:13.1(予想:4.7、1月:1.0)

 

★欧米市場のポイント

・110.59-111.23円のレンジ相場

・米中対立による世界景気減速懸念が後退

・英国はEU離脱時期の延長を検討報道でポンド買い

・トランプ大統領が原油価格に関する懸念表明

・低調な米国債入札受け米長期金利上昇

・VIX指数は13.51から14.85へ上昇

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日経225の日足では100日SMAがレジスタンス!

2019/02/25/11:39:23

 

★日経225日足で100日SMA(赤線)200日SMA(青線)260日SMA(緑線)の長期トレンド分析では、100日SMAの21,578円がレジスタンスとして意識され上値が重くなった。

18年11月8日では100日SMAがレジスタントなりその後大きな下落基調となった。また、18年12月3日は一旦100日SMAを上抜けしたものの、翌日には大陰線となる下落基調となった。

本日も、その100日SMAがレジスタンスとして意識されている。3回目の100日SMAトライとなっており、『3度目の正直』となるのか、『2度あることは3度ある』となるのか注目される。

上抜けすると18年12月13日の直近高値21,871円を上抜け出来るか焦点となるが、この価格帯では昨年昨年サポートラインとして意識された。そのため、今度はレジスタンスとして意識されやすい。

200日SMAや260日SMAは緩やかに低下基調にあることから、長期的には上値の重い展開が継続しそうだ。200日SMAの22,071円や260日SMAの21,991円もレジスタンスとして意識される。

 

ゆっくりと方向性を示すストキャスティクス・スロー(パラメータ:42、3、3、20、80)は%K:96.70、%92.68とかなり過熱感が出ていることからも、上値が重くなると利益確定売りが入りやすく下落基調となりやすい。

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