FITS エコノミックレポート

イールドスプレッドで2月27日の米国株市場を先取り!

2019/02/27/09:47:14

 

2月26日(火)の米国3市場は、NYダウ:33.97ドル安の26,057.98ドル、S&P500:2.21ポイント安の2,793.90ポイント、NASDAQ:5.16ポイント安の7,549.30と、3指数とも下落となった。一方、米長期金利は、2.639%に低下(価格は上昇)した。『25日付けPERと株価から逆算』して2月26日付け予想PER計算すると、NYダウ:16.66倍、S&P500:17.31倍、NASDAQ:23.39倍と、3指数ともに前日比でわずかに低下(割安)となった。2011年4月21日以降の平均値はNYダウ:14.98倍、S&P500:16.58倍、NASDAQ:21.74倍を現在3指数とも大幅に上回っている。このPERを基に26日付けのイールドスプレッドを算出すると、NYダウ:▲3.363%、S&P500:▲3.138%、NASDAQ:▲1.636%と、3指数ともにイールドスプレッドは前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)となった。米長期国債は、12月米住宅着工件数が予想を下回ったことで債券買いが先行した。米7年債入札が堅調だったことも買い(金利は低下)を誘った。なお、パウエル米FRB議長の議会証言については『目新しい材料はなかった』との声が聞かれた。

 

昨年12月3日の高値時のイールドスプレッドを参考にする。12月3日に戻り天井となり下落基調となった。NYダウ:▲3.069%、S&P500:▲2.731%、NASDAQ:▲1.198%だった。

 

26日(火)のNYダウの予想イールドスプレッドは前日▲3.333%⇒▲3.363%となり、わずかに拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。1月3日の直近割安となったイールドスプレッドの▲4.226%から0.863%に拡大(米国株に割高感)している。また、12月3日の戻り天井となった12月3日の▲3.069から0.294%へ縮小してきている。NYダウは、朝方は予想を下回る四半期決算を発表したホーム・デポが下げたほか、アナリストが投資判断を引き下げたキャタピラーが売られるなど、一部主要企業への売りが広がったほか、軟調な12月住宅着工件数が嫌気され下落した。ただ、パウエルFRB議長の議会証言を見極めたいとの思惑から下げ幅を縮小した。同議長は米経済は良好である一方で、世界的な金融・経済情勢や政府政策に関する不透明感が増したことで、今後の状況を静観する姿勢を強調した。発表後に株価は上昇したものの、引けにかけて再び下落した。VIX指数は14.85から15.17へ上昇した。

 

S&P500の予想イールドスプレッドは前日▲3.112%⇒▲3.138%となり、イールドスプレッドは拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。S&P500も割安感が徐々に払拭されてきている。1月3日のイールドスプレッド▲3.869%から0.731%に拡大してきている。また、12月3日の戻り天井の2.731%から▲0.407%へ縮小してきている。

 

 NASDAQの予想イールドスプレッドは、前日▲1.613%⇒▲1.636%となり、イールドスプレッドは拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。1月3日のイールドスプレッド▲2.179%から0.543%に拡大してきている。また、12月3日の戻り天井の▲1.198%から▲0.438%へ縮小してきている。

 

テクニカル的には、NYダウは、5日SMAがサポートとして意識され上昇基調を維持している。また、5日SMAと10日SMAを上向きとなっており、上昇基調は継続している。さらに、25日SMAが上抜きとなっていることから、中期的な上昇トレンドも継続している。12月3日の直近高値25,980ドルを上抜けしたことから、上値切り上げとなる上昇トレンド転換した。しかし、相当過熱感が出てきており何時下落調整の動きになっても不思議ではない。S&P500も、NYダウ同様に5日SMAがサポートとなり上昇基調を維持している。NASDAQも、レジスタンスとして意識されていた200日SMAを上抜けしたことで上昇基調を維持している。3指数ともにストキャスティクスでは90%前後で買われ過ぎ過熱感が強まっている。米国株全般にレジスタンスを上抜けしてきたことで、上昇基調が継続しているものの割高感があり、調整的な下落調整となっても不思議ではない。

 

2011年4月21日以降のイールドスプレッドの平均値のNYダウ:4.244%、S&P500:3.489%、ナスダック:2.026%も下落時の節目となりやすい。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していきますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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保護中: 東京金60分足では雲の下限を意識した値動き!

2019/02/27/08:31:39

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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 米7年債入札後にドル下落!

2019/02/27/07:20:18

 

★欧州市場朝方の取引では、メイ英首相が26日の閣議で合意なきEU離脱の可能性を正式に排除することを提案する見通しであるとの一部報道を受けポンド買いが再燃した。欧州通貨絡みの取引が中心となるなか、110.80円付近でもみ合う展開となった。米長期金利が2.66%付近まで反発したことで、ドル売りは後退した。ただ、欧州株が全面安、NYダウ先物も引き続き下落したことで円売りも進め難い展開となった。英国のEU離脱延期思惑でポンド/円で買いが強まったことでドル/円も連れ高気味で推移した。その後は、パウエル米FRB議長の議会証言を控えて徐々に様子見ムードが強まり、110.80円台で方向感を欠く展開となった。

 

米12月住宅着工件数が予想を大幅に下回ったことでドル売りが優勢になったが、前日の安値110.58円が目先サポートとして意識されると下げ渋る展開となった。その後発表された米2月消費者信頼感指数と米2月リッチモンド連銀製造業景気指数が予想を上回ったことでドルの買い戻しが入った。パウエル米FRB議長の議会証言を聞きながら110円台で小幅に上下した。米7年債入札後に米国の中・長期金利が低下したことでドル売りが優勢になった。

 

★欧州主要経済指標

・米・12月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数:前年比+4.18%(予想:+4.50%、11月:+4.58%←+4.68%)
・米・12月FHFA住宅価格指数:前月比+0.3%(予想:+0.4%、11月:+0.4%
・米・12月住宅建設許可件数:132.6万戸(予想:129.0万戸、11月:132.2万戸)
・米・12月住宅着工件数:107.8万戸(予想:125.6万戸、11月:121.4万戸←125.6万戸)
・米・2月消費者信頼感指数:131.4(予想:124.9、1月:121.7←120.2)
・米・2月リッチモンド連銀製造業指数:16(予想:4、1月:-2)

 

★欧米市場のポイント

・110.50-89円のレンジ相場

・メイ英首相のEU離脱低難報道でポンド買い優勢

・カーニーBOE総裁のタカ派発言もポンド買い

・米経済指標は好悪まちまちの結果

・好調な7年債入札後に金利低下でドル売り

・VIX指数は14.85から15.17へ上昇

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日経225は連日で100日SMAに上値抑えられる!

2019/02/26/16:26:05

 

★日経225の日足では、100日SAM(黒線)の21,552円が連日レジスタンスとして意識され上値を抑えられる展開となっている。

また、5日SMA(赤線)の21,460円を下抜けしてきたことから、短期的な調整局面となりやすい。下値では、10日SMA(黄線)の21,307円75日SMA(緑線)21,152円25日SMA(青線)20,945円がサポートとして意識される。

 

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、買われ過ぎ過熱感があるなか、%K:91.91が%D:93.12を下抜けし始めていることから下落調整の兆しが見え始めた。

この100日SMAは、昨年11月8日や12月4日にもレジスタンスとなり、その後下落調整する動きとなった。そのため、今回もレジスタンスとして意識されている。明日も上抜け出来ずに、下押しするようなら同様の下落調整局面となりやすいので、注意が必要となる。

 

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保護中: 東京白金は260日SMAがレジスタンスとして意識!

2019/02/26/12:57:22

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