★トルコリラ/円のボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1σ、±2σ、±3σ)日足では、バンド幅が極端に縮小するスクイーズしてきた。これは、何れ上下に大きく放れる前兆となりやすい。
21日SMAを徐々に下抜けしてきたことから、下押しの圧力が強まってきている。マイナス1σの20.69円が一旦の節目になるかが注目される。
ただ、雲の上方に位置していることで、総弱気となっていないことから下値では押し目買いが入りやすい。3月1日に雲のネジレがあり、反転や加速など相場の節目になりやすいことから、しばらくスクイーズが継続する可能性もある。
ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、上値を切り下げ下値を切り下げる展開となっており、下落基調が継続している。
スクイーズの状態で、長くもみ合い相場となるとその後の放れが大きくなりやすい。そのため、放れるのを待って放れた方に順張りが良さそうである。雲のネジレがある3月1日前後で、大きく動く可能性があるので注視したい。
★欧州市場の朝方の取引では、米中貿易協議が今週もワシントンで継続されることになったことを好感し、世界的に株価が上昇したことを受け、リスク志向によるドル安・円安の流れが持続した。なお、欧州株は高安まちまちで開始した。欧州勢本格参入後は、欧州株が底堅く推移する中、じり高推移したが為替の動意は乏しく、ドルの上値は限定的となった。米市場休場で薄商いの中、持ち高調整と見られる欧州通貨買い・ドル売りが持続したことでドル/円の重石になった。米国株式・債券市場が休場となり、経済指標の発表もなく、手がかりに乏しい展開となった。下値の堅さから揺り返しの様相となり、小戻りの地合いとなった。
対欧州通貨でドル売り一服した影響を受けたほか、資源国通貨のクロス円上昇につれたドル買いも入った。その後は、110円台半ばで底堅さを維持するも新規の手がかりが乏しい中、ほとんど動意は見られなかった。
★欧米主要経済指標
特になし
★欧米市場のポイント
・110.50-61円の狭いレンジ相場
・米国市場が休場で手がかり材料欠く
・英労働党の7名の議員が離党の表明
・米国が自動車追加関税発動ならEUは報復する
・EUは英国に対して恒久的な関税同盟の選択肢を検討
★日経225の日足では、75日SMA(緑線)がレジスタンスとして上値を抑え、先週末では5日SMA(赤線)や10日SMA(黄線)まで下押しするなど弱い動向となっていた。しかし、前週末米国市場で大幅に上昇したことを受けて、日本株はジャンプするように75日SMAの21,153円を上抜けした。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)でもダイバージェンスとなっていたが、%Kと%D がかい離を広げ上向きとなり、%Kが直近高値を上抜けしてきた。
本日はNY株式市場は、プレジデンツデーで休場となることから欧州株の動向が参考となる。
明日も75日SMAを維持するようなら、200日SMA(紫線)22,095円や260日SMA(茶線)22,030円が次ぎの上値目処として意識されやすい。
米国ではトランプ大統領が緊急事態宣言を出したことで、野党民主党が反発しており、3月1日の米法定債務上限の適用停止期限を迎えることで、米国議会で債務上限の引き上げをで合意できない場合はデフォルトの可能性が高まる。また、米中貿易協議の先行き不透明感や欧州や中国の経済の弱さ、英国のEU離脱の不透明感など上値追いするにはリスクが多い。そのため、日経225も上値が重くなりやすい。
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