FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2021/03/04/08:01:47

米国株式市場は下落:不調な経済指標結果や米長期金利上昇を嫌気

NYダウは121.43ドル安の31270.09ドル、ナスダックは361.03ポイント安の12997.75ポイントで取引を終了した。テキサス州などがパンデミック対策の全規制を解除すると発表したほか、バイデン米大統領が『5月末までに米国の成人全員分の新型コロナワクチンを確保できる』と表明したことで、ワクチン普及が米経済活動の正常化を促すとの期待が強まり景気敏感株が上昇した。ただ、2月ADP雇用統計や2月ISM非製造業景況指数が予想を下回ったほか、米長期金利の上昇を警戒し、ハイテク株に売りが集まると指数は失速した。NYダウは不安定な値動きが続き、終盤売りが加速した。VIX指数は24.10から26.67へ上昇した。

 

NY外国為替市場:ロンドンフィキシングに絡んだドル売りが重石

ドル/円は、米10年債利回りが一時1.49%台まで上昇したことを受けて円売り・ドル買いが先行した。2月ADP全米雇用報告で政府部門を除く非農業部門雇用者数が11.7万人増と予想の17.7万人増を下回ったことが分かると106.80円付近まで下押ししたものの、米長期金利が上昇傾向を強める中、一時107.15円と昨年7月23日以来の高値を付けた。2月米サービス部門PMI改定値が59.8と予想の58.9を上回ったことも相場の支援材料になった。ただ、同日高値107.23円が目先レジスタンスとして意識されると上値が重くなった。前日と同様に、ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだドル売りのフローが観測されたことも相場の重石となり、106.85円付近まで押し戻された。24時発表の2月米ISM非製造業指数が55.3と予想の58.7を下回ったことも次第に意識された。なお、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するエバンズ米シカゴ連銀総裁は『インフレが急激に上昇する著しいリスクは見られない』『長期金利の上昇は前向きな経済的兆候であるという見解を共有』と述べたほか、『イールドカーブ・コントロールについては考えていない』『米連邦準備理事会(FRB)は必要に応じて債券購入の満期を延長する可能性がある』などと発言した。

 

ユーロ/ドルは、米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが先行し一時1.2043ドルと日通し安値を付けたものの、ロンドン・フィキシングにかけては全般ドル安が進んだため、1.2081ドル付近まで下げ渋った。フィキシング通過後は1.20ドル台後半で次第に値動きが細った。FRBはこの日公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)で、『米経済活動はほとんどの地区で緩慢に拡大』『企業は今後数カ月間の見通しに楽観的で住宅需要も堅調』『労働市場の改善ペースは鈍い』などと指摘した。 

 

米国株相場の下落を受けて、新興国通貨は軟調だった。トルコリラは対ドルで一時7.4990リラ、対円で14.26円まで下落したほか、南アフリカランドは対ドルで15.1130ランド、対円で7.08円までランド安に振れた。また、メキシコペソは対ドルで20.9988ペソ、対円で5.09円まで売り込まれた。

 

NY原油先物市場は大幅反発:協調減産継続報道で買い戻し

NY原油先物市場は59.24ドル-61.99ドルのレンジ相場となった。今週の石油輸出国機構(OPEC)プラス会合では協調減産の緩和が予想されていたが、一部通信社が関係筋の話しとして『4月も産油量は据え置かれる』と報じると、買い戻しが急速に強まった。米エネルギー省(EIA)週間石油在庫統計の発表後に値を下げるも直ぐに反発し、一時62ドル手前まで上げ幅を拡大した。EIA在庫統計では、原油が2156.3万バレルの積み増しと1982年以来の積み増し幅を記録した。一方、ガソリンは1362.4万バレルの取り崩しと1990年以来の取り崩し幅となった。アジア市場で59.24ドルまで下げたが、まもなく反転し、ロンドン市場の序盤にかけて61ドル台まで買われた。OPECプラスによる供給増加観測を受けて60.22ドルまで売られたが、需要増加への期待は残されており、一時61.99ドルまで一段高となった。

 

NY金先物市場は反落:米長期金利上昇を嫌気した売り

NY金先物市場は1699.40-1739.10ドルのレンジ相場となっている。米長期金利が再び上昇傾向を強めると金利を生まない金への売り圧力が強まり、中心限月としては約9カ月ぶりに1700ドルを一時割り込んだ。ただその後、為替相場でドルがユーロに対し売り戻されるとドル建ての金先物も下値を切り上げた。アジア市場で1739.10ドルまで買われたが、米長期金利の動向を意識して上値は重くなった。長期金利が一段高となったことから、ニューヨーク市場で一時1699.40ドルまで下げ幅は拡大。その後1723.80ドルまで戻したが、戻り売りが観測されており、時間外取引では1710ドル台で推移している。 

 

米国債券市場は大幅反落:米インフレ観測が強まり売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは大幅反落(利回りは上昇)した。米10年債利回りは前営業日比0.09%高い(価格は下落)1.48%で終了した。米インフレ観測が急速に強まる中、米連邦準備理事会(FRB)の金融緩和が想定よりも早く修正される可能性が意識されて、債券売りが広がった。 

 

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2021/03/03/07:45:37

米国株式市場は下落:利益確定売りが優勢となり上値の重い展開

NYダウは143.99ドル安の31391.52ドル、ナスダックは230.04ポイント安の13358.79ポイントで取引を終了した。中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)の主席が2日、国内の不動産バブルに加えて米欧の金融市場のバブルが弾ける可能性を懸念すると表明したことから、寄り付き後下落した。また、米追加経済対策や新型コロナウイルスのワクチン普及による経済正常化期待から買いが優勢となったものの、前日に600ドル超高と約4カ月ぶりの上げ幅を記録した後だけに上値は重かった。主要ハイテク株に利益確定の売りが集まったことも指数の押し下げ要因となった。VIX指数は23.35から24.10へ上昇した。

 

NY外国為替市場:ロンドンフィキシングでドル売りフローで失速

ドル/円は、米10年債利回りが一時1.45%台まで上昇すると円売り・ドル買いが先行した。市場では『米追加景気対策が間もなく成立するとの観測や、新型コロナワクチンの普及による早期の経済正常化に期待が強まる中で円売り・ドル買いの動きは根強い』との声も聞かれ、一時106.96円と昨年8月14日以来の高値を付けた。ただ、節目の107.00円の上抜けに失敗すると一転下落した。米10年債利回りが低下に転じたことも相場の重しとなり、一時106.67円と日通し安値を更新した。市場では『ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだドル売りのフローが観測された』との指摘もあった。なお、ブレイナード米連邦準備理事会(FRB)理事は『市場動向に細心の注意を払っている』『経済は目標には程遠く、忍耐強さが必要』『債券購入の縮小までしばらく時間がかかる』などと述べた。

 

ユーロ/ドルは、欧州市場では、米欧の金利差拡大を見込んだユーロ売り・ドル買いが優勢となり一時1.1992ドルと2月5日以来の安値を付けたものの、NY市場では底堅い動きとなった。米長期金利が低下に転じたことで手掛かりに全般ドル売りが進んだ流れに沿って、一時1.2094ドルと本日高値を更新した。ロンドン・フィキシングに絡んだドル売りのフローも観測されたほか、『欧州連合(EU)は新型コロナ対策のため加盟国に認めている財政規律の一時停止を2022年も継続する可能性が高い』との一部報道も好感された。なお、パネッタ欧州中央銀行(ECB)専務理事はこの日、『債券利回りの上昇を抑えるため、ECBは債券購入増額を躊躇すべきではない』との考えを示したものの、相場の反応は限られた。

 

NY原油先物市場は続落:増産観測広がり持ち高調整による売り

NY原油先物市場は59.45ドル-61.21ドルのレンジ相場となった。時間外では一時59ドル半ばまで弱含んだが、石油需要増に繋がる『経済活動の早期正常化』への期待は根強く、NY勢の参入後は61ドル台まで反発する場面があった。もっとも引けにかけては再び売りが強まり、終値は2月19日以来の59ドル台となった。石油輸出国機構(OPEC)会合で協調減産幅が縮小される見通しが高まる中で持ち高調整が進んだ。またOPECプラス共同技術委員会(JTC)が原油相場の楽観的な見通しに警告を発したことも重しとなった。アジア市場で59.45ドルまで下げた後、押し目買いが入ったことでニューヨーク市場の序盤に61.21ドルまで買われたが、増産観測が広がったことから、ポジション調整的な売りが強まり、60ドルを再び下回った。 

 

NY金先物市場は小幅反発:米ドル売り戻しと米長期金利の上げ渋りで買い

NY金先物市場は1704.60-1737.20ドルのレンジとなった。為替相場でドル高が進んだことが重石となり、時間外では1705ドル割れまで売り込まれた。もっとも、約9カ月ぶりの1700ドル割れに失敗すると一転買い戻しが優勢になった。NY勢の本格参入後にはドル売り戻しが強まったことも支えに、1737ドル台まで下値を切り上げた。アジア市場で1704.60ドルまで売られたが、米長期金利の上げ渋りを意識して反転し、ニューヨーク市場で1737.20ドルまで買われた。

 

米国債券市場は反発:米国株安でリスク回避の債券買い

米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.03%低い(価格は上昇)1.39%になった。米国株の下落を受けて相対的に安全資産とされる米国債に買いが入った。ブレイナードFRB理事が『経済は目標には程遠く、忍耐強さが必要』『債券購入の縮小までしばらく時間がかかる』などと述べたことも相場を下支えした。

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2021/03/02/07:54:18

米国株式市場は上昇:米長期金利の上昇が落ち着き買いが優勢

NYダウは603.14ドル高の31535.51ドル、ナスダックは396.48ポイント高の13588.83ポイントで取引が終了した。米下院が1.9兆ドル規模の追加経済対策を可決したほか、米食品医薬品局(FDA)が米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の新型コロナウイルスワクチンに緊急使用許可を出したことを受けて、早期の経済正常化への期待が高まった。前週の株価急落のきっかけとなった米長期金利の上昇がひとまず落ち着いたほか、2月ISM製造業景況指数が予想を上回ると上げ幅を拡大した。投資家心理の改善につながり一時730ドル超上昇する場面があった。VIX指数は27.95から23.35へ低下した。

 

NY外国為替市場:米長期金利動向に振れる展開

ドル/円は、時間外の米10年債利回りが1.45%台まで上昇したことを受けて円売り・ドル買いが先行し、一時106.77円まで値を上げた。米10年債利回りが1.41%台まで上昇幅を縮めると106.52円付近まで下押しする場面もあったが、NYダウが一時730ドル超上昇し、豪ドル/円などクロス円が上昇するとドル/円も再び強含む展開になった。米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するバーキン米リッチモンド連銀総裁が『イールドカーブの状況は見通しに対する自然な反応』『インフレ期待が上昇している兆候はない』と発言したことで、米10年債利回りが1.4582%前後と本日高値を付けるとドル高が進み、一時106.89円と昨年8月28日以来の高値を更新した。もっとも、同日高値106.95円が目先レジスタンスとして意識されると、引けにかけてはやや伸び悩んでいる。なお、2月米ISM製造業景気指数は60.8と予想の58.6を上回り、2018年2月以来3年ぶりの高水準となった。

 

ユーロ/ドルは、米国株相場の上昇に伴うリスク選好のドル売りが出ると1.2067ドル付近まで持ち直したものの、ビルロワドガロー仏中銀総裁が『最近の利回りの上昇は不当であり、欧州中央銀行(ECB)はそれに対応する必要がある』『選択肢には必要に応じて預金金利の引き下げが含まれる』などと発言すると、一時1.2028ドル付近下落し欧州時間に付けた日通し安値に面合わせした。

 

暗号資産(仮想通貨)ビットコインは持ち直しの動き。2月28日には一時43100ドル台まで下落していたものの、そこから急反発に転じ、昨日ついに49400ドル台と再び5万ドルを意識するレベルまで回復してきた。足もとは小緩んだ48600ドル台。ここから上値は重そうだが、下値リスクが軽減した感は否めず、じり高推移が続くとの見方も少なくない。

 

NY原油先物市場は続落:協調減産の緩和観測が相場の重石

NY原油先物市場は59.96ドル-62.92ドルのレンジ相場となった。米国では先週末、大規模な追加コロナ対策が下院で可決され、また同国で3番目となる新型コロナウイルスワクチンが承認された。経済正常化への期待が高まるなか原油先物は時間外から買い戻しが強まり、一時63ドル手前まで上昇した。しかしながら、NY勢の本格参入後は上値が重い展開になった。為替相場でドル高が進んだことや、今週の石油輸出国機構(OPEC)会合における協調減産の緩和観測が依然として重石となった。一時60ドル割れまで売り込まれる場面があった。アジア市場の序盤で62.92ドルまで戻したが、買いは続かず、62ドル台半ば近辺でのもみ合いが続いた。ニューヨーク市場ではドル高や長期金利の上昇を嫌気してポジション調整的な売りが強まり、一時60ドルを下回った。 

 

NY金先物市場は5日続落:米長期金利上昇とドル高を嫌気した売り

NY金先物市場は1717.20-1757.40ドルのレンジ相場となった。先週末の大幅下落の反動で時間外では買い戻しが先行した。しかしながら為替相場でドルがユーロに対し再び強含むと、ドル建ての金先物は上値を切り下げる展開になった。NY午後には米長期金利の上昇が重石となり、一時1720ドルを割り込む場面もあった。アジア市場で1757.40ドルまで買われたが、欧米諸国の株高を意識して上値は次第に重くなった。ニューヨーク市場では、米長期金利の反発が観測されており、通常取引終了後の時間外取引で1717.20ドルまで下落した。

 

米国債券市場は小幅反落:米追加か経済対策やワクチン普及期待から売り

米国債券市場で長期ゾーンは小幅反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.01%高い(価格は下落)1.42%で終了した。米追加経済対策や新型コロナウイルスのワクチン普及への期待から債券売りが先行した。バーキン米リッチモンド連銀総裁が『イールドカーブの状況は見通しに対する自然な反応』『インフレ期待が上昇している兆候はない』と発言したことも相場の重石になった。ただ、前週末に大幅下落したことから、値ごろ感からの買いも入ったため下値は堅かった。

 

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2021/03/01/03:01:33

米国株式市場はまちまち:ポジション調整売りでNYダウは終日軟調

NYダウは469.64ドル安の30932.37ドル、ナスダックは72.91ポイント高の13192.34ポイントで取引を終了した。米長期金利上昇への警戒から、寄り付き後下落した。月末でヘッジファンドなどが損失確定のための持ち高解消に動いたなどとの憶測も重しとなり、NYダウは終日軟調推移した。前日に発表した2022年1月期通期の1株利益見通しが予想を下回ったセールスフォース・ドットコムが6%超の急落となり、相場を押し下げた。ゴールドマン・サックスやキャタピラーなど景気敏感株にも売りが出たほか、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)などディフェンシブ株にも売りが集まった。原油価格の下落を背景にシェブロンなど石油株も安かった。ただ、米国債相場が行き過ぎ感などから反発し、金利が低下に転じたため足元で大きく下げていたアップルやマイクロソフトなどを中心にハイテク株が買い戻され、ナスダック総合指数は概ねプラス圏で推移した。VIX指数は28.89から27.95へ低下した。

 

NY外国為替市場:米長期高止まりとリスク回避のドル買い

ドル/円は、米10年債利回りが前日に一時1.6085%前後まで急騰したことを受けて、この日もドル買いが継続した。NY市場に入り、NYダウが一時490ドル超下落すると、リスク回避のドル買いが活発化し一時106.69円と昨年8月28日以来約半年ぶりの高値を付けた。市場では『米連邦準備理事会(FRB)が年内に資産購入の減額を議論するとの観測が高まっており、パウエルFRB議長の緩和継続姿勢に懐疑的になりつつある』との声が聞かれた。

 

ユーロ/ドルは、米長期金利の上昇基調に対する警戒感から世界各国の株式相場が下落すると、投資家が運用リスクを取りにくくなるとの見方から安全資産とされるドルが買われた。ユーロ/ポンドの下落につれたユーロ売り・ドル買いも出て、一時1.2062ドルと日通し安値を付けた。ユーロ/ポンドは『月末特有のユーロ売り・ポンド買いのフローが観測された』との声も聞かれ、一時0.8656ポンドまで下落した。 

 

原油や銅など商品相場の下落を背景に、資源国通貨が軟調に推移した。豪ドル/米ドルは一時0.7693米ドル、NZドル/米ドルは0.7223米ドル、米ドル/カナダドルは1.2749カナダドル、米ドル/南アランドは15.1972ランドまで米ドル高に振れた。

 

NY原油先物市場は大幅反落:ドル高と株安を嫌気した売り

NY原油先物市場は61.34ドル-63.57ドルのレンジ相場となった。昨日に続いて為替市場でドルが対ユーロで上昇し、ドル建ての原油は割高感から売りが先行した。石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国で構成する『OPECプラス』が3月4日の会合で、現行の協調減産措置を4月から緩和するとの観測が出ていることも原油の上値を圧迫した。アジア市場からじり安となり、ニューヨーク市場では欧米株安やドル高を嫌気してポジション調整的な売りが一段と強まる展開となった。米国の石油掘削装置(リグ)稼働数は前週末比4基増加の309基となった。

 

NY金先物市場は大幅続落:ドル高を嫌気した売り優勢

NY金先物市場は1714.90-1773.80ドルのレンジ相場となった。昨日に急上昇した米長期金利が本日は低下気味も引き続き高い水準でとどまり、ドルが対ユーロで大幅に上昇し、ドル建ての金は大幅に続落した。アジア市場で1773.80ドルまで買われたが、ユーロ安・ドル高を意識して上値は次第に重くなった。ニューヨーク市場では、安全逃避的なドル買いが観測されており、米国債の需要が増えたことから、金先物は一時1714.90ドルまで一段安となった。

 

米国債券市場は3営業日ぶりに大幅反発:デュレーション調整による買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは3営業日ぶりに大幅反発(利回りは低下)した。米10年債利回りは前営業日比0.11%低い(価格は上昇)1.41%で終了した。前日に急落した反動で短期的な戻りを期待した買いが入ったほか、市場では『月末を迎えて、機関投資家が保有する債券の平均残存年限を維持するための買いを入れた』との指摘があった。

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2021/02/26/07:57:25

米国株式市場は下落:金利急上昇への警戒感から売り優勢

NYダウは559.85ドル安の31402.01ドル、ナスダックは478.54ポイント安の13119.43ポイントで取引を終了した。週次新規失業保険申請件数が市場の予想以上に減少したほか、追加経済対策や新型コロナワクチンの普及による景気回復への期待が下支えとなり、米10年債利回りが一時1.6085%前後と昨年2月以来約1年ぶりの高水準に上昇すると、高PER(株価収益率)銘柄が多いハイテク株を中心に売りが広がった。金利急騰で投資家心理が悪化したことで、このところ上昇していた景気敏感株にも売りが波及し、ダウ平均は一時660ドル超下げた。特に割高感が意識されやすいハイテク株を中心に売りが加速し、ナスダック総合指数指数は一時、約4%下落した。VIX指数は21.34から28.89へ大幅上昇した。

 

NY外国為替市場:米長期金利の大幅上昇でドル買い優勢

ドル/円は、米債券市場では米景気回復や国債増発を見込んだ債券売りが優勢となり、米10年債利回りが節目の1.50%を突破し一時1.6085%前後まで急騰した。為替市場では米長期金利の大幅上昇に伴うドル買いが広がり、一時106.40円と昨年9月4日以来約半年ぶりの高値を付けた。前週分の米新規失業保険申請件数や1月米耐久財受注額などが予想より強い内容だったことや、米7年債入札が『不調』だったことも債券売り(金利は上昇)を誘った。なお、ブラード米セントルイス連銀総裁は『最近の米10債利回り上昇は妥当な市場の反応』との認識を示し、インフレ期待の高まりを目指す米連邦準備理事会(FRB)にとっては『歓迎すべき動向だ』と発言した。ジョージ米カンザスシティ連銀総裁は『債券利回りの上昇は経済見通しに対する楽観的な見方を反映している』と述べ、『FRBが対応する必要ない』との考えを示した。また、ボスティック米アトランタ連銀総裁も『利回りは歴史的にみて依然として非常に低い』『FRBが現時点で利回りに対応する必要はない』などと語った。 

 

ユーロ/ドルは、欧州時間発表の独・ユーロ圏経済指標が予想を上回ったことを受けてユーロ買いが先行した。ユーロ/ポンドの上昇につれたユーロ買いも相場を押し上げて、一時1.2243ドルと1月8日以来の高値を付けた。ただ、米長期金利の急騰をきっかけに全般ドル買いが強まると、一時1.2161ドル付近まで押し戻された。なお、ユーロ/ポンドは大幅に上昇した。前日に一時0.8541ポンドと約1年ぶりの安値を更新するなど、足もとで相場下落が続いていただけに、本日はショートカバーが優勢となり一時0.8697ポンドまで値を上げた。 

 

NY原油先物市場は続伸:景気回復期待からの需要拡大思惑からの買い

NY原油先物市場は62.65ドル-63.81ドルのレンジ相場となった。ロックダウン(都市封鎖)の緩和やワクチン普及を背景とした景気回復期待の高まりや、米南部テキサス州を襲った寒波の影響を受けている石油関連施設の操業再開の遅れなどを手がかりに底堅く推移した。ただ、為替市場でドル安・ユーロ高が失速し、米株が大幅安となったことが重しとなり、上値は限られた。米長期金利の急上昇を警戒して62.65ドルまで下落したが、将来的な需要増大の思惑は残されており、一時63.81ドルまで買われた。通常取引終了後の時間外取引では株安を意識して上げ渋り、主に63ドル台前半で推移した。

 

NY金先物市場は続落:米長期金利上昇を嫌気した売り

NY金先物市場は1763.90-1805.00ドルのレンジ相場となった。米長期金利が大幅に上昇し、金利を生まない金は売りが継続した。また、ドルが対ユーロで上昇し、ドル建ての金に割高感が生じたことも売りを後押しした。アジア市場の序盤で1805.00ドルまで買われたが、米金利高を警戒してじり安の展開となった。ニューヨーク市場で1763.90ドルまで下落。通常取引終了後の時間外取引では1770ドル近辺で推移した。

 

米国債券市場は続落:米景気回復や国債増発を見込んだ売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは大幅に続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.15%高い(価格は下落)1.52%で終了した。米景気回復や国債増発を見込んだ債券売りが出たほか、前週分の米新規失業保険申請件数などが予想より強い内容となったことが債券売りを誘った。米7年債入札が『不調』だったことも債券売りを促し、『売りが売りを呼ぶ展開』となった。10年債利回りは一時1.6085%前後と昨年2月以来の水準まで急騰した。市場関係者からは『米連邦準備理事会(FRB)が長期金利上昇に警戒感を示していないこともあり、水準はさらに切り上がりそうだ』との声が聞かれた。5年債利回りは一時0.8617%前後まで急上昇した。市場では『一部ストラテジストが警戒する重要水準0.75%を上回ったことで売りが加速した』との指摘があった。 

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