FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2021/05/18/07:40:51

米国株式市場は下落:米長期金利の上昇を嫌気した売り

NYダウは54.34ドル安の34327.79ドル、ナスダックは50.93ポイント安の13379.05ポイントで取引を終了した。インフレ高進への警戒感が根強いほか、前週末に大きく買われた反動で売りが先行した。高インフレが長引き、金融緩和が修正されるとの思惑から米長期金利が上昇すると相対的な割高感が意識されやすいハイテクなど高PER(株価収益率)株に売りが集まった。しかし、連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長が緩和縮小協議は時期尚早であるとの考えを再表明すると、引けにかけて下げ幅を縮小した。VIX指数は18.81から19.72へ上昇した。

 

NY外国為替市場:新規手掛かり材料乏しくドル/円は小幅もみ合い

ドル/円は、ポンドや産油国通貨に対してドル安が進んだ影響を受けて、一時109.04円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は109.29円付近まで下げ渋った。そのあとは109円台前半での狭いレンジ取引に終始した。なお、この日発表の5月米NY連銀製造業景気指数は24.3と予想の23.7を上回った一方、5月NAHB住宅市場指数は83と市場予想通りの結果となった。 

 

ユーロ/ドルは、『欧州中央銀行(ECB)が向こう数カ月で債券買い入れペースを鈍化させる』との観測が浮上する中、欧州長期金利の上昇とともにユーロ買いが先行し、一時1.2169ドルと日通し高値を付けた影響が残った。ただ、11日につけた直近高値1.2182ドルがレジスタンスとして意識されると上昇は一服した。ユーロ/ポンドの下落につれた売りも出て、一時1.2135ドル付近まで上値を切り下げる場面があった。NY午後に入ると、1.21ドル台半ばで値動きが鈍った。

 

原油先物価格の上昇を背景に、産油国通貨のカナダドルやメキシコペソは堅調だった。米ドル/カナダドルは一時1.2061カナダドルまで下落したほか、米ドル/ペソは19.7634ペソまでペソ高に振れた。また、カナダドル/円は90.54円まで上昇し、ペソ/円は5.53円まで上値を伸ばした。

 

NY原油先物市場は続伸:欧米での経済正常化への期待広がる

NY原油先物市場は64.83ドル-66.43ドルはレンジ相場となった。インドや日本などアジア地域でコロナ感染の拡大が続いているものの、欧米ではワクチン普及が進み、規制緩和が進んでおり、経済活動正常化に伴うエネルギー需要への期待が強く、原油相場は堅調な動きが続いている。ニューヨーク市場の序盤に64.83ドルまで下げたが、まもなく反転し、時間外取引で66.43ドルまで一段高となった。

 

NY金先物市場は3日続伸:リスク回避の金買い

NY金先物市場は1841.10-1869.30ドルのレンジ相場となった。米株が反落するなど、投資家のリスク回避姿勢を背景に逃避資産の金に買いが入り、6月限は中心限月として4カ月ぶりの高い水準となった。インドや日本などアジア地域でコロナ感染の拡大が続いていることも、金の買いを後押しした。アジア市場での取引開始後に1841.10ドルまで下げたが、まもなく反転し、ニューヨーク市場で上げ幅は拡大した。一時1869.30ドルまで一段高となった。また、中東情勢の悪化を意識した安全逃避的な買いが入った。

 

米国債券市場は3営業日ぶりに反落:良好な米経済指標受け売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは3営業日ぶりに反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.02%高い(価格は下落)1.65%で終了した。5月米NY連銀製造業景気指数が予想を上回ったことを受けて、債券売りが出た。 

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2021/05/17/03:02:41

米国株式市場は上昇:夏にかけて経済活動の活発化を期待した買い

NYダウは360.68ドル高の34382.13ドル、ナスダックは304.99ポイント高の13429.98ポイントで取引を終了した。米長期金利が低下したことで、高PER(株価収益率)銘柄に買いが入り一時430ドル超上昇した。米疾病対策センター(CDC)が『新型コロナウイルスワクチンの接種を完了した人は原則、屋内・屋外ともにマスクをつけなくても良い』との指針を発表したことで、市場では『夏にかけて経済活動が活発化する』との期待が高まり、景気敏感株にも買いが集まった。 VIX指数は23.13から18.81へ大幅低下した。

 

NY外国為替市場:米長期金利低下でドル売りやや優勢

ユーロ/ドルは、4月米小売売上高が予想を下回る内容だったことが分かると、米長期金利の低下とともに全般ドル売りが先行した。5月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)速報値が予想を下回ったこともユーロ買い・ドル売りを促し、一時本日高値となる1.2148ドルまで値を上げた。前週末の4月米雇用統計後の反発水準である1.2152ドルが目先戻りの目処として意識されるとやや伸び悩んだものの、下押しも1.2132ドル付近にとどまった。 

 

ドル/円は、NY時間に限れば値幅26銭程度のもみ合いに終始した。対欧州・オセアニア通貨などでドル安が進んだ影響を受けた半面、ユー/ロ円などクロス円の上昇につれた買いが入ったためドル/円自体は方向感が出なかった。

 

オセアニア通貨は堅調だった。NYダウが一時430ドル超上昇し、ナスダック総合も330ポイント以上上昇したことを受けて、リスクセンチメントに敏感な豪ドルやNZドルに買いが入った。豪ドル/米ドルは一時本日高値となる0.7787米ドル、豪ドル/円は85.17円まで値を上げたほか、NZドル/米ドルは0.7256米ドル、NZドル/円は79.35円と日通し高値を更新した。

 

NY原油先物市場は反発:経済回復期待の高まりから買い優勢

NY原油先物市場は63.33ドル-65.62ドルのレンジ相場となった。米『コロニアル・パイプライン』は全面的に再稼働をはじめたが、米金利低下・米株上昇・ドル安などで原油先物は反発した。また、米疾病対策センター(CDC)がウイルスワクチンの接種を完了すれば、屋内外を問わずにマスクを着用しなくてもいいとする指針を発表したことで、経済回復への期待の高まりも原油先物の支えとなった。ロンドン市場の序盤にかけて64ドル台を回復し、ニューヨーク市場で一段高となった。

 

NY金先物市場は続伸:米長期金利低下とドル安を好感した買い

NY金先物市場は1819.00-1847.10ドルのレンジ相場となった。欧州入り後から強含んだ金先物だが、NY入り後も昨日に続いて米金利が低下し、ドルは軟調に推移した。ドルで取引される金先物は割安感もあり続伸して週を引けた。アジア市場で1819.00ドルまで下げた後、ユーロの反発を意識した買いが入ったことで反転。ニューヨーク市場で一段高となり、通常取引終了後の時間外取引で上げ幅はさらに拡大した。

 

米国債券市場は続伸:米景気回復への過度な期待後退で買い戻し

米国債券市場で長期ゾーンは続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.03%低い(価格は上昇)1.63%で終了した。4月米小売売上高が予想を下回ったことで、米景気回復への過度な期待が後退すると債券買いが優勢となった。市場では『米金融緩和の長期化を見込んだ買いも入った』との声が聞かれた。 

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2021/05/14/07:39:35

米国株式市場は上昇:米長期金利の低下で値ごろ感の買い優勢

NYダウは433.79ドル高の34021.45ドル、ナスダックは93.31ポイント高の13124.99ポイントで取引を終了した。週次新規失業保険申請件数の予想以上の減少を好感し、雇用や景気の回復期待を受けた買いが再燃して寄り付き後は上昇した。4月消費者物価指数(CPI)に続き生産者物価指数(PPI)も物価上昇圧力を示す結果となったもののインフレへの脅威がいくらか緩和し、長期金利も低下したたこともハイテク株中心に相場の下支えとなった。米疾病対策センター(CDC)がワクチン接種完了後のマスク着用の必要はないとの決定を発表すると、経済活動の再開ペースの加速を期待し、上昇幅を一段と拡大した。足もとで相場下落が続いたあとだけに、値ごろ感からの買いが入ったほか、米長期金利が低下したことで、高PER(株価収益率)銘柄に買い戻しが入った。NYダウは一時590ドル超上昇する場面があった。VIX指数は27.59から23.13へ低下した。

 

NY外国為替市場:米長期金利低下で全般ドル売り

ドル/円は、4月米卸売物価指数(PPI)が前月比0.6%/前年同月比6.2%と予想の前月比0.3%/前年同月比5.8%を上回ったことが分かると円売り・ドル買いが先行し、一時109.69円付近まで値を上げたものの、アジア時間に付けた日通し高値109.79円を上抜けることは出来なかった。米PPIが予想を上回ったにもかかわらず、米長期金利が低下したため、一時109.41円と日通し安値を付けた。なお、ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事は『直近の低調な雇用統計やインフレ率の上昇が一時的であることを確認しなければならない』『金融政策の変更を検討する前にさらに数カ月分のデータが必要』などと述べた。

 

ユーロ/ドルは、NY市場に限れば1.20ドル台後半でのもみ合いに終始した。前日の4月米消費者物価指数(CPI)や本日の米PPIの発表を受けて米金利の先高観が強まり、ユーロ売り・ドル買いが出やすかった半面、米長期金利が低下したため売買が交錯した。 

 

メキシコペソは堅調だった。WTI原油先物価格は一時4%超下落したものの、メキシコの通貨ペソは買いが優勢となった。ドル/ペソは一時19.9135ペソ、ペソ/円は5.50円までペソ高に振れた。なお、メキシコ中銀はこの日、市場の予想通り政策金利を現行の4.00%に据え置くことを全会一致で決定した。声明では『不確実性が極めて高い環境下で、インフレ、経済活動、金融市場に対するリスクが金融政策に対する主要な課題になっている』との見解を示した。

 

NY原油先物市場は大幅反落:目先の供給不足不安解消で売り優勢

NY原油先物市場は63.09ドル-65.81ドルのレンジ相場となった。週末にサイバーテロを受けた米『コロニアル・パイプライン』が稼働を再開したことで、目先の供給不足不安が解消されたこともあり原油先物価格は5日ぶりに大きく反落して引けた。なお、バイデン米大統領はパニック的なガソリンの購入を控えることを国民に訴えた。ポジション調整的な売りが活発となった。一時63.09ドルまで下落。ただ、時間外取引では株高を意識して63.89ドルまで戻している。

 

NY金先物市場は反発:米金利低下とドル安を好感した買い

NY金先物市場は1808.40-1829.10ドルのレンジ相場となった。米金利高に連れたドル買いの影響で弱含んでいた金先物価格だったが、昨日の米消費者物価指数(CPI)に続いて予想より強い結果となった卸売物価指数(PPI)発表後も、米金利が低下しドルの頭も抑えられたことで、金先物価格は小幅に反発して引けた。ロンドン市場で1808.40ドルまで下げたが、米国株式の反発を意識して換金目的の売りは減少し、1829.10ドルまで戻した。通常取引終了後の時間外取引では1820ドル台で推移している。

 

米国債券市場は上昇:基調の見極めムードから買戻し

米国債券市場で長期ゾーンは上昇(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.03%低い(価格は上昇)1.66%で終了した。前日の4月米消費者物価指数(CPI)に続き、この日発表の4月米卸売物価指数(PPI)も予想を上回ったが、市場では『インフレ率の上昇が一時的なのか、新たなトレンドなのかを見極めようとする動きが出ている』との声が聞かれた。 

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2021/05/13/07:43:36

米国株式市場は下落:高インフレから金融緩和の修正思惑による売り

NYダウは681.50ドル安の33587.66ドル、ナスダックは357.75ポイント安の13031.68ポイントで取引を終了した。4月米消費者物価指数(CPI)が予想を大幅に上回ったことを受けて、高インフレが長引き、金融緩和が修正されるとの思惑から米長期金利が上昇した。長期金利が上昇すると相対的な割高感が意識されやすいハイテクなど高PER(株価収益率)株に売りが集まったほか、キャピタルゲイン増税を警戒した利益確定売りにも拍車がかかり、指数の押し下げ要因となった。NYダウは一時710ドル超下げる場面があった。VIX指数は21.84から27.59へ上昇した。

 

NY外国為替市場:米CVP上振れで米長期金利上昇によるドル買い優勢

ドル/円は、注目を集めていた4月米消費者物価指数(CPI)が前月比0.8%上昇/前年比4.2%上昇と予想の前月比0.2%上昇/前年比3.6%上昇を大幅に上回ったことが分かると、米長期金利の上昇とともにドル買いが活発化。取引終了間際に一時109.71円と3日以来の高値を付けた。市場では『高インフレが長引き、米金融緩和が修正される』との思惑から、米長期金利の指標である米10年債利回りが一時1.6988%前後まで上昇した。

 

ユーロ/ドルは、予想を上回る米インフレ指標発表直後に一時1.2072ドル付近まで下げたものの、一時1.2152ドルと日通し高値まで切り返した。ただ、戻りは鈍かった。金融市場が米国のインフレ加速に警戒を強める中、米金利上昇に伴うドル買いが継続し、一時1.2066ドルと日通し安値を付けた。 

 

オセアニア通貨は軟調だった。米国株相場の大幅下落でリスクセンチメントに敏感な豪ドルやNZドルには売りが出た。豪ドル米ドルは一時本日安値となる0.7719米ドル、豪ドル円は84.60円まで値を下げたほか、NZドル米ドルは0.7152米ドル、NZドル円は78.37円と日通し安値を更新した。

 

NY原油先物市場は4日続伸:燃料不足が発生する可能性で買い優勢

NY原油先物市場は64.97ドル-66.63ドルのレンジ相場となった。週末にサイバーテロを受けた米『コロニアル・パイプライン』の稼働停止により、米南東部および中部大西洋岸地域全体で、より広範な局地的な燃料不足が発生する可能性が指摘されていることで底堅い動きとなった。また、国際エネルギー機関(IEA)の月報で、ワクチン普及により欧米などで力強い回復が見込めると公表したことも原油先物の支えとなった。アジア市場で64.97ドルまで下げたが、原油在庫の減少や需要増加の思惑は消えていないことから、ニューヨーク市場の中盤にかけて66.63ドルまで買われた。ただ、時間外取引では株安を嫌って65ドル台後半でもみ合う状態が続いた。

 

NY金先物市場は続落:米長期金利とドル高を嫌気した売り

NY金先物市場は1813.00-1844.70ドルのレンジ相場となった。4月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を大幅に上回る強い結果となったことで、米長期金利が上昇、ドル高になり、金先物価格は続落して引けた。ニューヨーク市場の序盤に1844.70ドルまで買われたが、米国株安を警戒して安全逃避的な取引が増えており、通常取引終了後の時間外取引では換金目的の売りが優勢となった。

 

米国債券市場は4日続落:インフレ加速を警戒した売り優勢

米国債券市場は4日続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.07%高い(価格は下落)1.69%で終了した。4月米消費者物価指数(CPI)が予想を大幅に上回る伸びとなったことで、インフレ加速を警戒する売りが出た。10年債利回りは一時1.6988%前後まで上昇する場面があった。なお、米10年債入札は『好調』と受け止められたものの、相場の反応は限られた。

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2021/05/12/07:44:48

米国株式市場は下落:インフレ懸念と地政学リスクから売り優勢

NYダウは473.66ドル安の34269.16ドル、ナスダックは12.43ポイント安の13389.43歩イントで取引を終了した。高値警戒感からハイテク株を中心に利益確定の売りが広がり、大幅に下落した。消費関連株や景気敏感株にも売りが波及し、下げ幅は一時660ドルを超えた。サイバー攻撃により主要パイブラインの操業が停止されたことが響き、給油所ではガソリン不足が報告されており、価格の先高感がさらなるインフレ懸念につながった。そのため、12日の4月米消費者物価指数(CPI)の発表を前に、市場では『投資家のインフレ懸念が再燃した』との声も聞かれた。 さらに、中東の混乱が激化したため、売りが加速。しかし、引けにかけ、押し目からの買いにハイテク株が回復すると、NYダウも下げ幅を縮小した。VIX指数は19.66から21.84へ上昇した。

 

NY外国為替市場:欧米株安でリスク回避の円買い優勢

ドル/円は、欧州株相場やNYダウ先物の下落を背景にリスク回避の円買い・ドル売りが先行した。前日の安値108.47円を下抜けて一時108.31円まで値を下げた。ただ、前週末の安値108.34円が目先サポートとして意識されると下げ渋る展開になった。米長期金利の上昇も相場を下支えし、108.69円付近まで値を戻す場面があった。米長期金利の指標である米10年債利回りは一時1.6289%前後まで上昇した。明日発表の4月米消費者物価指数(CPI)を前に、市場では『金融市場ではインフレ懸念から金融緩和の縮小が早まるとの観測が広がっている』との声が聞かれた。米国株市場でNYダウは一時660ドル超下落し、日経平均先物は大証終値比430円安の2万8260円まで売られた。
 なお、ブレイナード米連邦準備理事会(FRB)理事はこの日の講演で、米物価上昇率が4-5月に前年の低迷の反動などで高まるとしたうえで、インフレ加速は『一時的』との認識を改めて強調した。また、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁は『経済情勢は改善しているものの、回復はまだ途上にあり、景気支援策を引き揚げる理由はまだ見当たらない』との見解を示した。

 

 ユーロ/ドルは、欧州時間発表の5月独ZEW景況感指数が予想を大幅に上回ったことを受けてユーロ買い・ドル売りが先行し、一時1.2182ドルと日通し高値を付けた。ただ、米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いやユーロポンドの下落につれた売りが出たため、NY午後に入るとやや上値の重さが目立った。 

 

NY原油先物市場は3日続伸:サイバーテロによる供給不足から買い優勢

NY原油先物市場は63.68ドル-65.48ドルのレンジ相場となった。石油輸出国機構(OPEC)の月次レポートで、21年第2四半期の世界石油需要予測を下方修正したこともあり、一時63ドル台まで原油先物価格は弱含んだ。しかしながら、サイバーテロを受けた『コロニアル・パイプライン』の稼働停止により、一部地域で深刻な供給不足が報告されていることで、引けにかけては買い戻しが優勢となった。なお米国の17の州とワシントンDCでパイプライン停止による緊急宣言を発令している。株安を警戒してニューヨーク市場の序盤にかけて63.68ドルまで下落した。ただ、原油在庫の減少予想を意識して65.48ドルまで戻しており、時間外取引では65ドル台前半でもみ合う状態が続いた。

 

NY金先物市場は5日ぶりに反落:換金目的売りが優勢

NY金先物市場は1817.80-1842.50ドルのレンジ相場となった。米長期金利が上昇したこともあり、金先物価格は5日ぶりに反落した。もっとも、ポンドを中心にドル安が進んでいることもあり、引けにかけては下げ幅を大幅に削った。ロンドン市場で1842.50ドルまで買われたが、ニューヨーク市場の序盤にかけて1817.80ドルまで反落。欧米株安を警戒して安全逃避的な取引が増えており、換金目的の売りが優勢となった。 

 

米国債券市場は3日続落:インフレを懸念した売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは3日続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.02%高い(価格は下落)1.62%で終了した。明日発表の4月米消費者物価指数(CPI)を前に、インフレを懸念した売りが優勢となった。ただ、米国株相場の下落に伴う買いも入ったため、下値は限られた。 

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