★南アランド/円の中期トレンドとなるボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1、±2、±3)週足では、±3σが外側に広がるエクスパンションが継続している。バンド幅の伸縮を示現するボリンジャー%B(パラメータ:21、3、5)もボリンジャー%Bとシグナルが上昇基調にあり、バンド幅が拡張していることを示している。
そのため、中期トレンドでは下落基調が継続していることを示していることになる。
5月以降の価格帯別出来高では、8.00~9.00円近辺での出来高が多くあり、戻り基調では買い方からの『やれやれ売り』が上値の重石となりやすい。
新興国通貨に対する不安が解消されていない中で、南アは景気リセッション入りしたことで、上値の重い展開となりやすい。ラマポーザ政権への期待は依然として高いものの、米国の利上げが続く中で金利面での魅力も減退気味で、リスクの高い新興国に対して積極的な投資はしにくい。また、アフリカ諸国全体が中国に擦り寄る姿勢をみせている。そのため、トランプ大統領が南アの土地改革に対して再び厳しい声を出す可能性もある。
★円建てビットコインと日経225の過去3ヵ月における折れ線チャートであるが、似たようなチャート形状になっている。
過去3ヶ月間では3回ビットコインが先行し、1回日経225が先行する相場となっている。
直近ではビットコインが先行し、日経225も下落基調となっている。
ビットコインの下げ止まりが先なのか、日経225の下げ止まりが先になるのかは分からないが、どちらかが反転してくるようなら、売買のチャンスとなりやすい。
一般的にはビットコインは別の相場のように思えるが、日経225との関係では先行しやすい市場でありそうだ。
★欧州市場朝方の取引では、欧州株が下げ渋り、米長期金利も上昇となる中、リスク回避の動きが後退し、円売り戻しが優勢となった。通商摩擦や新興国通貨安などへの過度の警戒感は弱まり、ドルと円が売られる展開となった。ドル/円は円売りに振れた。なお、欧州株はほぼ全面安となった。その後も、トランプ大統領絡みの報道でショートにしていた筋が、米雇用統計前にドルの買い戻し急いだ。
8月米雇用統計で失業率こそ予想より弱い内容となったが、非農業部門雇用者数や平均時給は良好な結果だったことで発表後はドル買いで反応した。米長期金利の上昇とともに一時111.09円まで値を上げた。米国とその他各国との通商交渉への懸念が根強い中戻り売りも見られたが、比較的値持ちのいい動きとなった。ただ、トランプ大統領の『中国に対する追加関税2670億ドルを用意』との発言を受けて米中貿易摩擦の激化懸念が高まりドルが失速した。米雇用統計やトランプ米大統領の対中追加関税発言などを背景とした動きが落ち着くと111.10円近辺まで戻す展開となった。
★欧米市場のポイント
・110.59-111.24円のレンジ相場
・米8月雇用統計は良好な結果
・25-26日のFOMCでの利上げはほぼ確実
・トランプ大統領発言でドル失速
・米中貿易摩擦激化懸念高まる
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