★トルコリラ/円の一目均衡表日足では、転換線5日(茶線:オリジナル線)16.70円がレジスタンスとなり上値を抑えている。転換線5日が下向きとなっていることから、短期的には下押し圧力が強い。相場の方向性を示す基準線(青線)が下向きとなってきたことで、戻りも転換線9日(赤線)17.30円がレジスタンスとして意識される。終値で結んだ折れ線チャートとなる遅行線(緑線)も緩やかに下向きとなっていることや、上値を切り下げる展開となっている。
26期間先の先行スパンでは、先行スパン2が先行スパン2の上に位置していることから、下落トレンドとなっている。また、先行スパン1が下向きとなっていることで、転換線と基準線の中心値が下落していることを示している。
基準線が下向きとなっていることで、下落基調が継続していることを示している。そのため、買いには慎重姿勢が必要となる。また、戻り基調では転換線9日がレジスタンスとなりやすく、戻り売り目線となる。直近では三角持合いが形成されてきている。そのため、上下に大きく振れる可能性が高まっているので注意が必要。
トルコリラ/円と一目均衡表の相性を見ると、雲の下限や転換線・基準線が抵抗帯になりやすく、テクニカル的には分析しやすいと思われる。
★欧州市場朝方の取引では、米長期金利の上昇を背景にドル買いが全般優勢となった。その後、NYダウ先物が失速、米長期金利上昇が一服するに連れて、全般的なドル買いの動きも一巡した。欧州市場中盤の取引では、ドルの下押しは依然として限定的に留まり、ドル全面高の流れが維持された。トルコの物価上昇見通しや南アの景気後退懸念からの新興国通貨安を受けて円買いが優勢となった。
NY市場に入ると、一時低下に転じた米長期金利が再び上昇したこともありドルが切り返す展開となった。ただ、NYダウが140ドル超下落したことで円買い・ドル売りがじわりと強まった。その後発表された米8月ISM製造業景気指数が市場予想を上回ったことで、一転ドル買戻しが優勢となった。
NYダウが100ドル超安まで下げ幅を拡大するなど、米中貿易摩擦懸念を背景としてリスクオフムードも、ドルの重石となった。引けにかけてNYダウが下げ幅をほぼ取り戻し、米長期金利が2.90%近辺で推移したことでドルは底堅い展開となった。
★欧米市場のポイント
・111.14-53円のレンジ相場
・111.50円超ではドルの上値重い
・新興国通貨が弱い展開
・米経済指標は概ね好調
・米国株は不安定ながら底堅い
・再び米長期金利上昇傾向
★南アランド/円の日足の7月31日高値8.555円と8月13日安値6.960円を結んだフィボナッチ・リトレースメントと白銀比率で見る。8月13日の大底から戻り基調となり、8月14日に61.80%戻り7.946円近辺まで戻したものの、その後は再び下落基調となり8月20日安値7.215円のダブル底を付けた。その後、8月28日高値7.975円まで戻り基調となったが、再び61.80%や7月31日と8月8日の高値を結んだトレンドラインがレジスタンスとして意識され押し戻される展開となった。8月13日安値と8月20日のトレンドラインを下抜けしたことで、下落トレンドとなった。
現在は白銀比率29.80%戻り7.435円がサポートとして意識され下げ止まっている。また、23.60%戻りの7.336円もサポートとして意識される。ただ、8月20日安値7.215円を下抜けすると、安値切り下げとなり下落トレンドとなる。
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