FITS エコノミックレポート

ドル/円は基準線の下で上値・下値切り下げ!

2017/03/21/11:40:14

 

ドル/円の日足では、前日のロウソク足の上値(112.89円)・下値(112.43円)切り下げていることから、現状では下落基調となっている。前日の112.89円を上抜けると『包み線』となる。この段階で『包み線』となった場合は明日のロウソク足の動きがポイントとなる。本日のロウソク足の上値・下値切り上げなら、一旦は本日が底値となったことになる。

 

基準線(青線)を下抜けていることから、目線は売り目線(戻り売り狙い)となる。また、転換線5(茶線:オリジナル線)転換線9(赤線)が下向きとなっていることからも上値の重い展開が予想される。さらに、転換線5が基準線とデットクロスしており、転換線5の113.565円が上値抵抗ラインとなりやすい。

本日の注目点では、112.89円を上抜けできるかにある。上抜け出来なければ、下値切り下げだけが残り、下落基調が維持されていることになる。

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午前の市場コメント!

2017/03/21/10:14:53

★日経平均株価:円高進行を嫌気した売り優勢

米国株や原油価格の下落、米FRBの利上げペース加速懸念の後退や米長期金利の低下などによるドル安、リスク回避の円高などが重しとなりやすい。G20会合を踏まえた潜在的な円高リスクの残存や、日本の政治的リスクなども買い手控えの要因となる。本邦勢の決算対策売りなども上値を重くする。ただ、ドル安と表裏でユーロやポンドなどが打たれ強さを見せており、円独歩高の圧力は緩和される可能性がある。日経平均株価は、前日比105円安の1万9416円で寄り付いた。その後は下げ幅を広げたものの、一服すると徐々に下げ渋りの展開となっている。

 

東京外国為替市場:ドルが総じて弱含みの展開

ドル/円は、米国の保護主義政策が改めて意識されるなか、実需やポジション調整売りに押され上値の重い展開が予想される。ただ、既にドル高けん制を踏まえたドル売りが先行したことから、ドルの下値模索的な動きにもつながりにくい。ユーロ/ドルは、オランダの下院選が無難に終了し、政治リスクが後退するとともに、ユーロショートの巻き戻しもあり底堅い展開が予想される。

 

本邦輸出勢は年度末、月末の決済以外は113円台後半からドル売りスタンス。米系短期筋は113円からドル売りが継続的に観測されている。また、本邦輸入勢は112円台前半からドル買いスタンス。米系短期筋も112.00円で買いが観測されている。

重要イベントも通過して材料難のなか本邦実需の買いと米系短期筋のポジション調整を睨む展開となりそうだ。

 

★今週はFRBメンバーの発言に注意

3月のFOMCでは、昨年12月に続いて利上げが決済されたが、声明やイエレン米FRB議長の記者会見の結果は、市場はハト派的と見られた。そういった中、FRBメンバーによる発言に注目が集まる。20日はこの第一弾の発言が出ている。ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁は『さらなる3回以上の年内利上げ実行を排除しない』、エバンス米シカゴ連銀総裁は『年内利上げ3回、あるいは2回、インフレ率が加速して、さらに上向きの状況となれば4回もありうる』、『適切な利上げ回数は3回程度と考える』などと発言している。

 

★英国EU離脱交渉始まる

英国のバロー駐欧州連合大使は、メイ首相が3月29日にリスボン基本条約第50条を発動し正式に離脱の意向をEUに提示する計画であることをトゥスクEU大統領に伝えた。英国がリスボン基本条約50条を発動、離脱の意向を正式にEUに報告することで、2年間と言われている交渉が始まることになる。英国が基本条約発動後、トゥスクEU大統領は声明を発表し、27カ国のメンバー国指導者の間で協議が始まる。英国とEUの交渉は6月くらいから始まる予定。英国のEU離脱交渉が本格的に始まることで、交渉に絡んだ混乱、不透明性が今後の景気に影響を与える可能性も除外できない。

 

★3月14日付シカゴIMM投機筋の対米ドルでの差し引き持ち高

 

(3月7日)   ⇒   (3月14日)

・円     :▲54,700   ⇒   ▲71,297

・ユーロ   :▲59,501   ⇒    ▲41,027

・ポンド   :▲81,437   ⇒   ▲107,117

豪ドル    :+50,978    ⇒   +43,265

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保護中: 東京金60分足では雲の下限でもみ合い!

2017/03/21/07:35:41

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ドル/円は値動きの乏しい静かな展開!

2017/03/21/07:08:36

 

★欧州市場序盤では、先週後半の米FOMC以降に強まったドル売りの流れが持続したが、ドル/円の値幅は限定され、ドルは112.65円付近と先週末NY市場引け値水準でもみ合った。その後、全般ドル売りが進んだ流れに沿って、一時112.43円まで下げたものの、下値の堅さを確認すると下げ渋った。欧州市場では、ドル/円を中心にドル買い戻しの流れが持続した。欧州株安、米長期金利が横ばいとなるなか、持ち高調整とみられるドル買い戻しが全般に優勢となった。米長期金利の上げ渋りのほか、米ミネアポリス連銀カシュカリ総裁による米労働市場やインフレへの慎重発言などでドル高が抑制された。米長期金利の低下を受けて一時112.60円付近まで値を下げたが、NYダウが強含んだことが支えとなり下押しは限定的となった。米長期金利が再び低下したほか、クロス円が下落したことに連れた面もあり、安値圏まで押し戻された。

 

全般材料難のなか方向性の乏しい値動きとなったが、方向的には安値引けとなっており、アジア市場でも下値模索の動きになりやすい。

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ドル/円の移動平均線に迷ったら!

2017/03/20/03:03:36

 

★相場を見るうえで移動平均線は重要なツールとなる。一般的には5日、25日、75日、200日線を使用することが多い。ただ、目線を変えて45日(赤線)75日(緑線)90日線(青線)を使用していみると、結構トレンドをつかみやすい。相場を見ていくうえでは、上げ下げの中を上昇トレンドなのか、それとも下落トレンドなのかで戦略が変わる。要するに買い目線なのか売り目線なのかである。買い目線なら押し目買い、売り目線なら戻り売り戦略となる。

各ラインが上値抵抗・下値支持してくれて反発や反落するのが分かりやすい。ただ下落時でも上げ下げのなかで動いているし、上昇時でも同様のことが言える。

そのため、参考コンテンツとして使用するのが、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)である。下落基調では、戻り上値に各移動平均線が位置している際に、ストキャスティクスに過熱感があると上値の移動平均線がレジスタンスラインとなりやすい。また、上昇基調では、下落した際に各移動平均線が下にある時に、売られ過ぎの過熱感がある時はサポートラインとなりやすい。

 

現在は、各移動平均線を下抜け上値を45日円がレジスタンスラインとなっており、下落基調の初動となっている。さらに、ストキャスティクスの%Kと%Dがかい離幅を拡大して下向きとなっている。このまま、75日線と90日線がデットクロスするようならば、一旦下値模索の動きとなりやすい。3月14日をピークとして、17日まで上値・下値切り下げの動きとなっていることから、下落基調は継続している。まずは上値または下値が切り上げの動きとなるまではこのトレンドは維持されやすい。2月28日安値111.66円を下抜けすると、トレンド的には下値切り下げとなるので注意。現在は値ごろ感からのドル買い・円売りには注意が必要となる。

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