FITS エコノミックレポート

ドル/円はなかなか上抜け維持できない13週線!

2017/03/16/10:46:05

 

★ドル/円の中期的トレンドとなる週足では、一旦13週線(赤線)の114.488円を上抜けたものの、FOMCの結果を受けて再び下抜けした。そのため、前週に引き続き13週線が上値抵抗ラインとなっている。

また、前週の上値(115.50円)・下値(113.52円)切り下げとなっており、下落基調が継続していることとなる。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は%K:35.73、%D36.40に位置しており、%Kは緩やかに上昇基調を維持している。

 

下値支持ラインは、26週線(青線)の111.022円52週線(緑線)108.310円200週線(紫線)110.033円などがある。

 

この13週線が今年に入ってからドル/円の『目の上のタンコブ』となっている。

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午前の市場コメント!

2017/03/16/10:04:15

★3月5-11日分の対外及び対内証券売買契約等の状況

国内投資家は対外中朝債は7039億円の売り越しとなり、売り越しは3週連続となった。対外株式も3605億円の売り越しとなり、4週間ぶりの売り越しとなった。また、海外投資家は対内株式は7227億円の売り越しとなり、売り越しは4週連続となった。対内短期債は2兆1413億円の大幅売り越しとなり、売り越しは2週連続の売り越しとなった。

 

国内投資家は決算を控えて海外投資家らのリパトリが継続していることになる。そのため、ドルの上値が重い要因となっている。海外投資家が日本株を4週連続の売り越しとなっていることから、日経平均株価の上値の重い展開が続いている。

 

★日経平均株価:円高を嫌気するも底堅い展開

FRBの利上げペース加速思惑の後退とドル安などが重しとなりやすい。米長期金利の低下による金利低下圧力は、日本の銀行株や保険株などにマイナスとなる。また、16日は日銀金融政策決定会合や米予算教書概要の提出などが控えており、新規投資の手控えや戻り売りが優勢となりやすい。ただ、米FRBの過度な利上げ加速観測の後退や米国株の上昇、原油価格の上昇などは、世界的なリスク回避の動きを抑制する。日経平均株価は前日比118円安の1万9458円で寄り付いた。その後は若干下げ幅を縮小して推移しているが、出来高は膨らまず様子見ムードが広がっている。閑散相場に売りなしということか?

 

★東京外国為替市場:FOMCのハト派内容を受けてドル売り継続

ドル/円は、FRBのハト派的な内容を受けて、利上げ後にも関わらず、米長期金利が低下傾向となるなど、利上げが織り込まれていたことになる。113円台前半まで急落するなど、違和感は残るが、依然として110.00~115.00円のボックス相場の域にあることには変わらない。現在のところでは過度な円高および円安も見込みにくい状況となっている。ユーロ/ドルは、オランダ議会選挙での出口調査において、与党優勢のなか、EU離脱に『NO] を突き付けた結果となり、ユーロを買い戻す動きが強まっている。ただ、今後もフランス大統領選挙や英EU離脱動向を見極めるまでは引き続き上値は重い展開となる。

 

本邦輸出勢は114円台半ばから115円台でドル売りスタンスだが、現状では一旦静観。米系短期筋は114.00円からドル売りが継続的に観測されている。また、本邦輸入勢は113.00円からドル買いスタンス。米系短期筋も113.00円からドル買いが継続的に観測されている。

 

★FOMCの結果について

FRBはFOMCで市場予想通り0.25%の利上げに踏み切った。また、FOMCメンバーの金利予測の中間値は前回12月時と変わらずだった。市場の一部では金利見通しが年4回に引き上げられるとの楽観的な見方が広がっていたが、FOMCメンバーは緩やかな利上げを続ける慎重な姿勢を維持した。イエレン米FRB議長は会合後の会見で、年3回の利上げは『緩やかなペース』に相当すると言及した。一方、前回声明の『経済は緩やかなペースでの利上げのみ正当化する展開を予想』の『onlyのみ』の文言が削除され、『経済は緩やかな利上げが正当化される』に修正された。また、ビジネス投資の判断も『依然低迷』から『いくらか強まった』に、上方修正された。金利予測で中間値は12月から変わらずだったが、2017年の利上げを3回かそれ以上とみているメンバーが前回の11人から14人に増えたことはタカ派的となった。4回以上の利上げ予想は5名で12月と同じだった。

 

★オランダ下院選挙:出口調査では与党が勝利

出口調査の結果によると、ルッテ首相率いる与党の自由民主党(VVD)が『反イスラム』を掲げる極右・自由党(PVV)の獲得ぎ線を上回る見通しとなっている。ポピュリズム拡大を懸念する欧州の各国政府にとって安心感をもたらす結果になると見られる。

オランダ放送協会による出口調査の第2回結果では、VVDが31議席を獲得する見込み。前回2014年の41議席から減少するものの、ウィルダース党首率いるPVVの19議選をリードしている。また、他の2政党も19議選を獲得するとみられている。

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保護中: 東京金60分足では120時間線上抜け!

2017/03/16/07:52:19

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ドル/円欧米市場動向:5分足 FOMC予想通りでもドル売り加速!

2017/03/16/07:20:01

 

★欧州市場序盤では、前日の逆パターンで、ドルが軟調推移となった。FOMCの声明・経済予測発表、イエレンFRB議長の会見、オランダ総選挙の投票を控え様子見ムードが広がり、114円台後半で小動きが継続した。米長期金利が低下したことで、ドル売りが優勢気味となったが、114円台半ばではドル押し目買いが観測された。一時114.56円と日通し安値を付けたものの、米3月NY連銀製造業景気指数や米2月CPI(自動車を除く)が予想を上回ったことも相場の支えとなった。3月NAHB住宅市場指数が予想を上回ったことを支えに114.82円まで値を上げたがFOMCの結果を控えて一段と買いが進まなかった。米長期金利が低下幅を拡大したことで円買い・ドル売りが進行した。FOMC金利見通しが据え置かれたため全般ドル売りが先行。イエレン米FRB議長が定例記者会見で『金融政策は利上げ後も緩和的であり続ける』『年3回の利上げは緩やかなペースだと確実に言える』などと述べるとドル売りが加速し、一時113.14円まで値を下げた。

 

FOMCでは市場の予想通り0.25%引き上げ、2017年末のFF金利見通しを1.375%(年内3回の利上げ)なったが、市場はドル売りに反応した。一部市場で金利見通しの引き上げを期待していた向きがあり、米長期金利の急低下とともにドル売りが加速したとされているが、何だか違和感が残る。債券市場で、FF金利見通しに変更がなければ、一気に債券買い(利回りは低下)しようとしていた筋の仕掛けではないかと思われる。これで13週線を上ヒゲを残して下抜けたことで、再び114.50円が上値抵抗ラインとなりやすい。

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ドル/円の週足で13週線を維持できるか?

2017/03/15/16:52:14

 

今日から明日にかけて欧米市場では、FOMCやオランダ下院選のほか、日銀金融政策決定会合、英中銀金融政策委員会(MPC)、米予算教書の議会提出など重要イベントが目白押しとなっている。

為替市場では上下に荒れる可能性が高い。ひとつの節目としてドル/円の週足では、13週線(赤線)の114.595円が重要ポイントとなる。現在はこのラインを上回って推移していることから、ドル高・円安トレンドに移る可能性がある。しかし、下抜けしてしまうと週足ロウソク足としては、上ヒゲロウソク足となってしまい13週線の上値抵抗が強いことが意識される。

 

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)では、わずかに%Kと%Dがゴールでクロスしてきている。そのため、13週線を下抜け下落基調となるとダマシということになりかねない。

 

ドル/円が上下に振れた場合は、13週線を気にしながら見ていく必要がある。下抜けしてしまうと、2月10日週の安値111円半ばまでの下落基調となりやすい。

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