FITS エコノミックレポート

午前の市場コメント!

2017/03/30/09:53:44

★3月19-25日分の対外及び対内証券売買契約等の状況

国内投資家は、対外中長期債は1516億円の売り越しとなり、売り越しは2週間ぶりとなった。また、対外株式は2940億円の売り越しとなり、3週連続の売り越しとなった。海外投資家は、対内株式は7543億円の売り越しとなり、売り越しは6週連続となった。また、対内中長期国債は1兆9237億円となり、売り越しは3週連続となった。さらに対内短期債は1兆5407億円の売り越しとなり、2週間ぶりの売り越しとなった。

 

国内投資家は、決算期末に向けて海外投資を縮小させた可能性が高い。また、海外投資家は、日本国内から資金事態を回避させるような動きとなっている。海外投資家の日本株の売りも6週連続となっているものの、日本株は1万9000円を維持していおり底堅い展開となっていると言える。日銀が日経平均下落時には株ETFを買っていることが下支えしている面もある。

 

★日経平均株価:新年度入りも上値が重い展開

米国株の反落や英国のEU離脱正式通知、欧米英などでの金利低下が重しとなりやすい。円高進行は一服しているものの、日本株を押し上げるほどの円安には戻っていない。決算期末を控えて手控えムードが想定される。また、東芝の原発子会社の清算を受けた大規模な損失計上と、今後の再建策の不透明感が投資家心理の悪材料となりやすい。一方で、原油価格の上昇はエネルギー関連株にはプラスとなる。また、米国では過度なトランプ政策期待ははく落しているが、税制改革や規制緩和、資源振興策などへの期待余地は残っている。日経平均株価は前日比66円安の1万9150円で寄り付いた。日経平均は続落スタート後に下げ幅を縮小し、一時プラス回復したが、上値の重さが嫌気されている。

 

★東京外国為替市場:ドル/円は111円近辺で底堅い展開

ドル/円は、3月期末決算に向けた本邦投資家のレパトリ(円転回帰)が意識されるなか、米長期金利の低下を背景に上値の重い展開となっている。ただ、米FRBの利上げ観測が顕在化していることから、米長期金利の更なる低下は見込みにくい状況となっている。そのため、引き続き110円台の半ばを挟んだレンジ相場となりやすい。ユーロ/ドルは、英EU離脱後の不透明感もあるほか、他にも様々な難題を抱えており、積極的に上値追いの動きにはなりにくい。引き続きドル主導の展開が予想される。

 

本邦輸出勢は期日決済絡みのドル売り以外は様子見スタンス。米系短期筋は111.30円からドル売りが継続的に観測されている。また、本邦輸入勢は110.60円からドル買いが継続的に観測されている。米系短期筋も110円台ではドル買いスタンス。

 

★いよいよ米国が出口戦略が視野に入り始めた発言

ウィリアム米サンフランシスコ連銀総裁は、FRBが今年の利上げ終了後に、金融危機後に4兆5000億ドル程度に膨らんだ保有債券の縮小を開始することが可能との見解を示した。さらに、バランスシートの縮小は『バックグラウンド』で進められることになるが、利上げペースに影響する可能性があると語った。また、バランスシートの縮小は『数年』を要することになり、現在の超過準備を『著しく下回る』見通しとした。

現在FRBは期日がきた保有資産をロールオーバーしており、一向にバランスシート自体には変更がなく金融緩和が継続している。しかし、この発言でバランスシートを徐々に縮小する方向にむけて動きだすとの内容で、FRB内においても本格的な出口戦略への準備段階が視野に入っていることを示唆している。

 

★北朝鮮が核実験へ向け活発化:実験後のトランプ大統領の行動に注目

米ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト『38ノース』は、28日に撮影された商業衛星写真に基づき、北朝鮮の北東部豊渓里にある核実験場の指揮施設の中庭に車1台と70-100人の集団が確認されるなど活動が活発化しているとの分析を発表した。また、これを受けて、6回目の核実験が近いことを知らせる政治的なメッセージ、と指摘している。韓国の中央日報によると来月6-7日に米国で開催されるトランプ大統領と習中国国家主席の首脳会談に先立ち、北が核実験する可能性が高いとも報じている。

リスクとしては、北朝鮮が核実験した場合、トランプ新政権がどのような対応をするかにあり、地政学的なリスクが高まる可能性もあり警戒が必要となる。

 

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保護中: 東京金60分足は4460円挟んでもみ合い!

2017/03/30/07:38:27

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ドル/円欧米市場動向:5分足 『鯨』の徘徊で111.00円近辺でもみ合い!

2017/03/30/07:08:43

 

★欧州市場序盤では、ドルは高安まちまちの展開。ドル/円の値幅は限定され、111.00円でのもみ合い商状となった。欧州株は大方上昇したものの、NYダウ先物が下落に転じ、米長期金利が低下したことでドル売り・円買いが優勢となった。欧州株は大方上昇したものの、NYダウ先物が下落に転じ、米長期金利が低下したことでドル売り・円買いが優勢となった。ただ、その後はNY勢待ちの展開で、111円を挟んでのもみ合いを継続した。英国が正式にEU離脱通告をした後、ポンドが買い戻されたのをきっかけにドル/円もつれ安となった。米2月中古住宅販売件数の好転を受けて切り返し歩調が再開した。ローゼングレン米ボストン連銀総裁がボストンでの講演テキストの中で、『物価や資産価格は潜在的な過熱の兆候を示唆している』とし過熱経済をつくらないためにも、一会合おきの利上げで年4回の利上げを支持することを明らかにしたことでドル買いが優勢となった。その後は、新規材料難のなか、NY時間午後に入り次第に値動きが細った。

 

昨日は値幅の少ない欧米市場となったが、本日からスポットの受け渡しが来月となることから、うごきが出始める可能性が出てきそうだ。一昨日の欧米市場では、いよいよ『鯨』が動き出し、110円前半からドル買いを始めたとの指摘もあり、まだ110円台半ば近辺で徘徊しているとの声もある。そのため、昨日の欧米市場でも警戒感は根強く、押しても110.70円前後までとなったとみる。111.00円を挟んでの横ばいで終了していることから、新規材料待ちとなっている。

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豪ドル/円は一旦底打ちも上値は重そう!

2017/03/29/16:16:47

 

豪ドル/円の日足では、12月29日安値83.72円が意識され反転の動きとなった。前日ロウソク足の上値・下値切り上げとなっていることから、上昇基調となってきた。また、5日線(赤線)の84.70円を上抜けしたことも、基本的には上昇基調となりやすい。

また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、売られ過ぎ域から、%Kと%Dが上向きとなってきている。

 

ただ、上値では10日線(黄線)の85.55円75日線(緑線)の85.93円25日線(青線)の86.18円が上値抵抗ラインとなりやすい。

 

5日線を上回り、前日の安値を下回らないうちは上昇基調が継続しやすい。ただし、再び上値・下値切り下げるようならば、200日線(紫線)の81.70円260日線(茶線)の81.53円が視界に入ってくる。

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東京白金は26週線を下抜け!

2017/03/29/13:07:49

 

東京白金の週足では、2016年頃から3100円前後を下限とし、3740円前後を上限とするレンジ相場が展開されている。そのレンジ上限から下落基調となっていたため、52週線(緑線)26週線(青線)が下値支持ラインとなるかが焦点となっていた。しかし、その26週線の3432円処も下抜けしてきたことで、レンジ下限への下落が注目されるところである。

現在のところ、前週のロウソク足の上値・下値切り下げということもあり、ロウソク足からも下落基調となっていることが分かる。

 

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:19.54、%D:31.32で下向きを維持している。そのため、下落バイアスが強いことを示している。

 

週足なので、今週26週線を回復することができると、下ヒゲロウソク足となり、26週線が下値支持ラインとなったことになる。ただ、確り下抜けしてしまうと3100円近辺までの下落が視野に入る。レンジ相場の下限まで下落しても、上値・下値を切り上げるロウソク足が出るまで注意する必要がある。何故ならレンジ下限の下抜けとなる可能性があるからである。

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