FITS エコノミックレポート

ドル/円は200週線に支えられる!

2017/03/29/10:36:24

 

★ドル/円の週足では、前週のロウソク足に対して上値・下値切り下げとなっている。そのため、基本的に下落基調が継続していることになる。昨日は200週線(紫線)の110.134円が下値支持ラインとなり一旦110円割れが回避され、111円台回復となる円安進行となった。ただ、上値では、ダブルトップのネックラインとなる2月10日週の111.57円26週線(青線)の111.772円が意識される。

一方ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%Kと%Dはともにかい離幅を拡大しながら下向きを維持しており、下落基調を維持している。

 

今後の注目点では、上値ではネックラインや26週線を上抜けするのか、それとも200週線を下抜けしてしまうのかにある。200週線を下抜けした場合は、52週線(緑線)の108.255円が次の下値節目となる。

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午前の市場コメント!

2017/03/29/10:09:15

★日2月商業販売統計速報:市場予想下回る

経済産業省が発表した2月の商業販売統計速報によると、小売業販売額は前年同月比0.1%増加となり、市場予想の0.7%増を下回った。また、百貨店・スーパー販売額(既存店)は前年同月比2.7%減少となった。

 

日経平均株価:配当権利落ち日で上値重い

米国株の大幅反発や米消費者信頼感の大幅改善、米長期金利の上昇とドル高・円安などがプラス要因となりやすい。また、フィッシャー米FRB副議長が『今年あと2回の利上げは、概ね適切』と発言したことも、米国景気の回復安心感やドルの下支え材料として意識されやすい。ただ、日本株は前日に大幅高となったことから、『配当権利落ち』によるはく落が警戒される。季節要因として日本は3月末の年度末、海外は1-3月の四半期末を控えて、新規投資の手控えも想定される。日経平均株価は前日比13円高の1万9216円で寄り付いた。その後は、権利落ち日とあって前日終値近辺での動きとなっている。

 

東京外国為替市場:ドルは米長期金利と株価動向に振れる展開

ドル/円は、米長期金利が上昇に転じたことから拙速的なドル売りは手控えられやすい。ただ、市場にはトランプ大統領が発した大統領令に対する潜在的な懸念もあり、一方的なドル買いも慎重となっている。昨日も110円割れは回避されたが、112円前後の上値では月末を控えた実需売りや調整売りが随所に散見されている。ユーロ/ドルは、一連の不安材料が一巡したことから、今後はECB理事会での金融政策に移行しつつある。また、インフレ懸念を背景にマイナス金利脱却に向けた出口戦略を模索していることもユーロの追い風になっている。ただ、ドル主導の展開には変わりがなく、引き続きレンジ相場での展開となりそう。

 

本邦輸出勢は引き続き決算絡みのドル売り以外は静観スタンス。米系短期筋は111.35円からドル売りが継続的に観測されている。また、本邦輸入勢は110.50円からドル買いが継続的に観測されている。米系短期筋も110円台はドルインスタンス。

本日は本邦実需筋のフローを中心に米系短期勢のポジション調整に振り回される方向感の乏しい展開が予想される。

 

★英国とEUの交渉方針案が出るまでポンドは不安定

英国のEUからの離脱に向けて、メイ首相がリスボン条約50条発動の書類に署名を完了した。29日にEU政府に届けられる模様であるが、これでどうのこうのとなるものではない。ツゥクスEU大統領が発言しているように『通知後48時間以内に、交渉方針案』が示されるかで、この内容が次の焦点となる。恐らく、最大600億ユーロの分担金の支払いなどの条件など、相当厳しい内容になるとの見方で、結果出るまでは思惑によりポンドは乱高下しやすい

 

★トランプ米大統領の職務能力支持低下

米ギャップの米大統領『職務能力支持』調査によると、3月に入って急速にトランプ氏の職務能力不支持率が上昇し51.9%と職務能力支持率42.6%を大幅に上回って政権発足後トランプノミクスは最大の政策不信に見舞われ、FBIのロシア関連捜査の開始により大統領の『資質』にも黄信号が灯りつつある。トランプ氏が米大統領に就任した1月20日時点では、支持率と不支持率が共に44%台で拮抗していた。

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保護中: 東京金60分足では引け高で終了!

2017/03/29/07:38:14

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ドル/円欧米市場動向:5分足 FRBメンバー発言で111円台回復!

2017/03/29/07:04:50

 

★欧州市場序盤では、ドルの動意は乏しく全般もみ合い商状となった。欧州勢参入後に売りが強まり、一時110.52円近辺まで下落したが、下値の堅さを確認すると買い戻しが入り110.70円台まで持ち直すなど方向感のない展開だった。110.70円を挟んだ小動きとなっていたが、米長期金利が小幅に低下すると110.50円台まで弱含んだ。米長期金利は横ばい推移だったが、欧州株が小幅高安まちまちとなり、NYダウ先物も下落に転じたことで円買い優勢となった。米3月消費者信頼感指数や米3月リッチモンド連銀製造業景気指数が予想を上回ったことで、米長期金利が上昇に転じたことでドル買いが優勢となった。zNYダウが一時100ドル超上昇し、日経先物が持ち直したほか、米長期金利が上昇に伴いドル買いが優勢となった。フィッシャー米FRB副議長がCNBCのインタビューで『今年、あと2回の利上げは正しいと見る』と述べたこともドル買いで反応した。投票権を有するカプラン米ダラス連銀総裁が『段階的な利上げを望む』などと発言すると米長期金利の上昇とともにドル買いが加速した。

 

月末・年度末にかけてはロンドンフィキシング(日本時間24:00前後)に絡んだポジション調整的な値動きが荒い展開が続くので十分注意が必要となる。昨晩もよく見ると24時近辺からドル買い・円売りが加速的に強まっていることが分かる。結構その動きが先行きのトレンドを作ることも多い。引けにかけては、ほぼ横ばいとなっておりアジア勢参入待ちの状況となっている。

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豪ドル/円週足のネックラインに注意!

2017/03/28/16:34:37

 

★豪ドル/円の週足では、12月30日週安値83.72円がダブルトップのネックラインとなっている。ただ、26週線(青線)の84.04円が下値支持ラインとなっている。26週線を下抜けネックラインをも下抜けると、52週線(緑線)の81.33円が視野に入ってくる。このレベルは、トランプ相場の始まった初動のレベルまで下落したことになる。

 

また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:34.68、%D:51.29とかい離幅を拡大しながら下向きとなっており、下押し圧力が強いことを示している。位置的にも特に過熱感がないことから、下値支持ラインと下抜けすると加速的に豪ドル安となる可能性があるので警戒が必要となる。

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