FITS エコノミックレポート

午前の市場コメント!

2017/06/23/10:12:06

★日経平均株価:前日終値近辺での値動き

原油安の小康や円高一服、米国でのオバマケア修正法案の進展などが下支え要因となりやすい。日米英欧などでの政治リスクについても、一旦の小康となっている。ただ、日本株は週末要因や新規材料難もあり、積極的な上値追いには慎重姿勢が根強くある。米国の財政金融政策などには不透明感もあり、レンジ相場が続く可能性が高い。日経平均株価は、前日比42円高の2万0152円で寄り付いた。その後は、一旦マイナス圏に落ち込むも、円安を好感して小幅高で推移している。ただ、大きく買い上げるには材料不足が否めない。

 

東京外国為替市場新規売買材料でなければほぼレンジ内での動きに

ドル/円は、111円割れもなく、また112円トライもなく、111円台半ば前後でこう着相場色を強めている。依然として、米長期金利の優位性を背景に底堅い展開が予想される。上抜け・下抜けでは、実需勢の売買や利益確定とストップロスが控えており、安易にどちらにも動きにくい状況となっている。ユーロ/ドルは、米ドル主導により、ユーロ/ドル1.11ドル台半ば前後でもみ合い商状となっている。英国がEU離脱決定から1年が経過、ようやく離脱交渉が開始されているが、ポンド安も一服するなか、ユーロ買い積み上がりにより戻り売り優勢の動きになりやすい。

 

本邦輸出勢は期日決済以外は111円台後半から112円台で売りスタンス。米系短期筋のドル売りは110.50円から継続的に観測されている。また、本邦輸入勢のドル買いは110.80円からドル買いスタンス。米系短期筋勢も110円台後半のドル買いが観測されている。

本日は米系短期筋の週末のポジション調整に振れる展開が予想される。

 

★原油は再び弱気相場入り:残された手段少ない

サウジアラビアやロシアなどが原油減産を実施するなか、供給は増え続けている。減産を免除されているOPEC加盟国のリビアとナイジェリアのほか、米国のシェール企業の生産が増加し、世界の供給過剰抑制に向けた取り組みを阻んでいる。そのため、OPECが昨年歴史的な強調減産に合意した時点の水準を下回っている。現時点では少なくとも、原油価格安定のためには『いかなる手段も取る』というサウジの方針はあまり効果を発揮するようには見えない。ロシアがいかなる追加的減産にも反対する姿勢を示唆していることも原油価格の上値を重くしている。

 

★上院のオバマケアの改廃案を公表:否決されるとリスク回避の動きに

富裕層向けのか前を撤廃し、貧困層向けの支援を削除する。下院で可決された法案内容が基になっているが、上院案ではオバマケアの原資となっていた富裕層向けの純投資所得勢廃止や、メディアケイド(低所得者向け公的医療保険)拡大を2021年から2024年までの期間で段階的に縮小し、2025年以降は下院案を上回る削減が実施される。改廃案に対する評価ままちまちとなっている。共和党保守派の議員4名は改廃案に賛成しない意向を示したと報じられた。保守派以外の一部議員も同調する可能性があるとみられているが、3名以上の共和党議員が反対票を投じた場合、改廃案は否決されるとみられている。この場合はリスク回避の動きにつながる可能性が高い。

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保護中: 東京金60分足は上値切り上げ戻り基調!

2017/06/23/07:35:42

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ドル/円欧米市場動向:5分足 狭いレンジ相場に終始!

2017/06/23/07:06:32

 

★欧州市場序盤では、欧州主要株価が軟調に推移、NY原油先物も小幅続落となるなか、リスク回避による円高地合いが継続した。株安・原油安・債券高のリスク回避の流れが持続するなか、111.00円近辺でドル軟調推移するも、110円台後半での下値抵抗も根強い展開だった。原油先物が下直し、株価が下げ渋るなか、リスク回避の動きは緩和され、円売り戻しが優勢の展開となった。ロンドン勢参入からドル買い戻しが優勢となった。カナダドル/円の上昇や米長期金利の低下幅縮小を支えに111.37円まで下値を切り上げたが、米長期金利が再び低下したためその後は上値が重くなった。米長期金利の低下を背景に111.07円まで下押ししたが、カナダドル/円が一段高となったほか、米長期金利が低下幅を縮めたことで買い戻しが優勢となった。米長期金利の動きも落ち着いたため111.30円近辺で値動きが細った。NY中盤以降は総じて値動きが鈍く111.35円を挟んだ推移が継続した。

 

NY引けにかてじわりと安値引けしていることで、アジア市場でもこの流れが続く可能性がある。ただ、110円台後半では下値抵抗も根強くある。新規材料なければ狭いレンジ相場が予想される。

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ユーロ/円:60分足 ユダヤの法則では!

2017/06/22/17:54:36

 

★ユダヤの法則の『22:78』を使った移動平均線では、上値に22時間線(赤線)の124.07円78時間線(青線)の124.22円100時間線(緑線)の124.20円が集中してきており、強力な上値抵抗ラインとなりそうだ。現在は10時間線(紫線)の124.07円が上値抵抗ラインとなっている。一方で、下値では260時間線(茶線)の123.68円が支持ラインとなりやすい。

 

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:12、26、9)は、低位に位置しているものの、%Kと%Dは下向きとなっており、下落基調となっている。

 

ロウソク足でも、上ヒゲの長い陽線となっており、前ロウソク足の安値123.79円を下抜けると、260時間線までの下落が予想される。

 

現状は上値が重い状況にあり、戻り売り戦略がベスト戦略になりそうだ。ただし、22時間線、78時間線、100時間線を上抜けるようならトレンドの変化となり、一旦はストップロスの目処となる。

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原油安で豪ドル/円の上値重い!

2017/06/22/10:29:28

 

★原油価格の下落を受けて、資源通貨である豪ドルの上値が重くなってきている。現在は5日線(赤線)の84.35円が上値抵抗ラインとなり下押ししているものの、下値では10日線(黄線)75日線(緑線)の83.79円が下値支持ラインとなりやすい。

前日の安値83.85円を下抜けると、上値・下値切り下げとなり下落基調がはっきりしてくる。

また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、買われ過ぎからの%Kと%Dが下向きとなっており、下落基調を示している。

 

テクニカル的には、下落基調を維持していることになる。そのため、10日線や75日線で反転するのか、それとも上値・下値を切り上げる展開になるまでは買い方は注意が必要となる。

ただし、260日線(茶線)の82.08円まで下落した際は、3回も下値支持ラインとなったことからも、投資家達がかなり意識している。

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