FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足 失速後底堅い展開!

2017/07/13/07:13:45

 

★欧州市場序盤では、欧州株が堅調推移、日経先物も反発したものの、イエレン米FRB議長議会証言を控えた持ち高調整の動きで戻りが鈍かった。全般イエレン米FRB議長の議会証言を控えて様子見ムードが広がり、113.40円前後での方向感が出なかった。イエレン米FRB議長は米議会証言の準備原稿で『バランスシート縮小を年内に開始する意向』を改めて表明した一方、『インフレや米財政政策の不確実性』に言及した。市場では『金融政策の正常化ペースは加速しない』との見方が広がり円買い・ドル売りを誘った。一時112.90円まで下げ足を速めたが、その後NYダウの170ドル超高や米長期金利の低下一服を横目に113.30円台まで下げ渋った。カナダドル/円の上昇につれたほか、米長期金利が低下幅を縮めたことで買い戻しが入った。FRBはこの日、米地区連銀経済報告(ベージュブック)を公表し『多くの地区で個人消費がいくぶん弱まった』『経済活動は大半の地域で小幅もしくは緩やかなペースで拡大している』などと指摘があったが、影響は限定的だった。

 

イエレン米FRB議長の議会証言の準備原稿発表時点で大きな反応となった。ある程度予想された内容であったが、予想外の大きな動きとなった。それよりも、ベージュブック公表で、ほとんど為替が動かなかったことも不思議な展開だった。引けにかけては113円前半でもみ合い相場で終わっていることから、新たな材料待ちの様相となりそうだ。米国株は約1カ月ぶりに過去最高値を更新するなど、リスク選好の動きとなっている。米国株高を受けて、日経平均も底堅い動きとなるようなら、113円台前半から半ばでの値動きとなりそうだ。

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ポンド/円は前回高値に届かず!

2017/07/12/16:08:15

 

★ポンド/円は、3日間上ヒゲを付けたロウソク足となり、5月10日の高値148.11円を上抜くことが出来なかった。本日5日線(赤線)10日線(黄線)を下抜け下落基調となってきている。

直近高値を上抜け出来なかったので、トレンド的には上値切り下げとなるか注視されるところである。ただ、現状は下値は切り上げているので、下落トレンドへ転換したというには時期尚早となる。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%Kと%Dが高値圏から%Kが下向きとなっているので、短期的な下落調整となりそうだ。

 

英中銀のブロードベント副総裁がスコットランド紙とのインタビューで、 『まだ利上げの準備はできていない』
『金融政策委員会が利上げに向かっていると考える根拠あるが、見極められない要因多い』 『利上げのい決定では企業のムードが需要、EU離脱の不透明感で警戒続く可能性高い』などと述べたと伝えられると上値が重くなった。。

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保護中: 東京ゴム日足の戻り目処!

2017/07/12/13:11:15

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ドル/円は10日線で下げ止まるか注目!

2017/07/12/11:39:43

 

★ドル/円日足では、このところ2日陽線後に調整するパターンとなっている。そういう意味では、本日の円高調整も陽線2日後の調整となるかが焦点となる。今回の円安進行では5日線(赤線)よりも、10日線(黄線)がサポートラインとなりドル買い・円売りが進んだ。本日の10日線は113.30円に位置していることから、今回もサポートラインとなるかが注目される。

 

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、6月19日以降高値圏で推移しており、過熱感が出ていることから、利益確定のドル売りも入りやすい地合いとなっている。

 

日米金融政策の真逆の動きから下値も限定的となりやすい。また、昨日トランプ大統領の長男の新たな『ロシアゲート』疑惑が嫌気されたが、市場では『改めてロシアゲート事件をはやし立てたところで長続きはしない』との声も聞かれている。NY市場では、ドル/円を買い上げていた矢先のヘッドラインだっただけに利益確定の材料となったことは確かである。

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午前の市場コメント!

2017/07/12/10:24:36

★日6月国内企業物価指数:前月比は市場予想通り

日銀が発表した6月の国内企業物価指数(2010年平均=100)速報値は前月比横ばいとなり、市場予想通りとなった。前年同月比は2.1%上昇となり、市場予想の前年同月2.0%上昇を上回った。

★日経平均株価:リスク選好反動から利益確定売りが優勢

米国でのロシア疑惑やFRB理事の利上げ慎重発言を受けたドル安と円高、日本の政治不安などが相場の重しとなりやすい。12-13日にはイエレン米FRB議長の議会証言を控えているほか、7月後半にかけては日米で決算発表が相次ぐことから、利益確定売りやヘッジ売り、先物売り仕掛け、新規投資の手控えなどが想定される。しかし、ロシア疑惑の新展開でも、米国株は上院でのオバマケア代替法案の成立期待の高まりから底堅さを示している。日経平均株価は、前日比58円安の2万0137円で寄りいた。その後は、リスク選好相場の反動調整や円高を嫌気して利益確定売りが先行している。ただ、大きく崩れるような市場とはなっていない。

 

★東京外国為替市場:イエレン米FRB議長の議会証言を控え動きにくい

ドル/円は、一時115円をうかがう展開も見られたが、同レベルでは利益確定売りやオプションの防衛売りが大量に控えている。現在は米長期金利の低下を受けて、ポジション調整売りが優勢になっている。ただ、現段階では更なる米長期金利の低下が見込みにくいだけに、短期筋としても下値トライには慎重になっている。ユーロ/ドルは、ドル売りに助長され底堅い展開となっている。ただ、ECBの出口戦略の不透明さもあるが、ECB側からは急ピッチのユーロ高がインフレ抑制につながるとの声も少なくはない。

 

本邦輸出勢の本格的なドル売りは115円台からであるものの、一部は114.50円からもドル売りが観測されている。米系短期筋のドル売りは114.30円から継続的に観測されている。また、本邦実需のドル買いは113.50円からドル買いが観測されている。米系短期筋も引き続き113円台前半ではドル買いのスタンス。

本日はイエレン米FRB議長の議会証言が予定されており、記者の質疑応答での発言に注目が集まる。そのため、アジア・欧州市場では様子見で小動きに終始しそうだ。

 

★メルケル独首相の金融政策についての発言は異例

メルケル独首相は11日、ECBの金融政策について、依然としてドイツが望む状態に戻っていないとの考えを示した。メルケル独首相がECBの金融政策について言及するのは異例なこと。首相は米ルン州の産業界代表らに対し『ECBの金融政策については、まだ我々が望む状態に戻っていない』と述べたうえで『全てのユーロ圏加盟国が再び成長に向かっているのは朗報だ。何百万人もの新たな雇用が生み出されており、我々の向かう道が正しいことを示している。』とした。

 

★労働市場のスラック改善順調もペースは鈍化

米労働省が発表した最新5月のJOLT求人件数は566.6万件となり、市場予想の595万件を下回り1月来で最低となった。また、FRBが10日に発表した6月労働市場情勢指数は1.5ポイントの上昇と、上昇幅は市場予想の2.5を下回り昨年12月来の最低となった。5月分も2.3から3.3へ上昇修正された。労働市場のたるみ、スラックの改善ペースが滞った感も否めない。ただ、イエレン米FRB議長がスラックを判断する上で使用しているダッシュボードで9つある項目のうち、6項目が金融危機以前の水準を維持した。しかし、労働市場の問題は、低い賃金の伸び、労働参加率の低迷、依然40%近辺にある長期失業となる。構造的な問題から、金融政策での問題解決は限りがあるとの見方も少なくない。

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