FITS エコノミックレポート

東京ゴムRSS3はエンベロープ+10%目前!

2019/11/07/10:58:21

 

★エンベロープは、移動平均線から上下に一定にかい離させた線のことで、価格が移動平均線から、どの程度離れたかを見るために使用する。エンベロープの上限・下限をトレンドの反転ポイントとして売買サインとして用いたり、支持・抵抗の目安として使う。

東京ゴムの日足で上昇局面では、25日SAM(茶線)の+10%が上値の限界となり戻り基調となることが多くなっている。+5%の174.26円を上抜けしてきたことから、+10%の182.56円が次の上値節目となりやすい。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%D:93.42、Slow%D:93.68とかなり過熱感が出ていることから、+10%が上限となりやすい。

まとめると、+5%を上抜けしていることから+10%までの上昇期待が膨らむものの、ストキャスティクスで過熱感が出ていることから、+10%までの上昇が一旦の限界となる可能性が高い。達成後に下押しバイアスが強まると大きな下落基調となりやすいので買い方は注意が必要となる。また、+10%達成後に下落基調になるようなら売り目線に変わる。

カテゴリー: ホットニュース

ドル/円は200日SMAで足踏みも上昇基調は継続!

2019/11/07/10:27:18

 

★ドル/円の日足では、10月中旬以降200日SMA(紫線)がレジスタンスとして意識され上値の重い展開となっている。

一方で、8月26日安値104.40円を起点として下値を切り上げる10月3日安値106.45円を結んだトレンドライン(S1)を10月31日-11月1日に下回らずに反転したことから、上昇基調は継続している。

また、ロウソク足は5日SMA(赤線)108.75円10日SMA(黄線)の108.71円を上抜け継続していることで短期的な上昇基調は継続している。しかし、200日SMAを一時上抜けしても押し戻される展開が続いており、上値の重さも意識される展開となっている。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%DがSlow%Dを再び上抜けしたことで、戻り基調となっている。

まとめると、投資判断は上昇基調を維持していることから『買い』『保有』となるものの、200日SMAの上値の重さも気になる。また、200日SMAの上値には260日SAM(茶線)の109.56円もレジスタンスとして意識される。投資判断を変更するシグナルとすれば、まずは5日SMAと10日SMAを下抜けすると短期的な上昇基調が鈍化したことになる。そして、S1と25日SAMを下抜けすると、再びストキャスティクスも%DがSlow%Dを下抜けする陰転の可能性も出てくる。そうなると、100日SMA(黒線)の107.60円や75日SMA(緑線)の107.47円が視界に入ってくる。また、8月26日安値104.40円と10月30日高値109.28円の半値戻し106.84円も下値目処として重要なポイントとなる。

 

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カテゴリー: ホットニュース

イールドスプレッドで11月7日の米国株市場を先取り!

2019/11/07/09:30:07

 

★NY株式市場では、NYダウとナスダックは下落し、S&P500は小幅上昇した。ただ、米長期金利が低下したことでイールドスプレッドは3指数とも前日比拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)する結果となった。三指数とも割高なほどは買われているわけではないものの、過去のイールドスプレッドと比較して目に見えて割安感が薄れてきている。そのため、前日まで連日で史上最高値を更新していただけに利益確定目的の売りが先行した。『米中首脳会談は日時や開催場所についての議論がまとまらず、当初見込まれた11月から12月に延期される可能性がある』と伝わると、一時80ドル超下げた。ただ、米中協議の合意への期待は根強く、引けにかけて買い戻しが進んだ。

 

NYダウは、5日SMAの27,368ドルや10日SMAの27,195ドルが上向きとなっており、短期的な上昇基調は継続している。ただ、ロウソク足が小陰線が続いており、相場に迷いが出始めている可能性がある。そのため、今晩窓を空けて下落すると下落基調の切っ掛けとなりやすい。その中、米長期金利が再び上昇してきた。そのため、今後も長期金利が上昇するようなら米国株の割高感が意識されるようになる。NYダウの割高の目安は3.00%近辺、S&P500は3.00%割れ、ナスダックは1.5%以下が昨年からの割高の目安となっている。割高になると米国株を売って、安全資産である債券などに資金がシフトされやすくなり、米国株の下落調整しやすい地合いとなる。

 

★米国市場のイールドスプレッドは、米国債金利と米国株益利回りを比較する指標である。株式市場は国債市場よりリスクが高いことから、株式市場に割高感が生じ国債市場に割安感が生じれば、投機筋は株式を売って国債を買う。また、国債市場に割高感が生じ株式市場に割安感が生じれば、国債を売却して株式を買うことになる。

そのため、株式市場の天底を探るひとつの参考指標となる。

 

米10年国債金利とNYダウ:2011/4/21以降の平均▲4.317%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲3.069%、19/4/25-▲3.048%

(NYダウが割高・米国10年債割安の状態)

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲4.226%、19/6/3-▲4.038%、

               19/8/5-▲4.102%

(NYダウが割安・米国10年債割高の状態)

・11月5日:▲3.479%⇒11月6日予想▲3.509%

 

11月6日はNYダウはほぼ横ばいとなったうえ、長期金利は低下したことでイールドスプレッドは前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲4.317%から▲0.808%と平均値よりかい離が縮小している。19年1月3日の大底▲4.226%を▲0.717%と縮小した。19年6月3日の大底4.038%を▲0.529%と縮小した。19年8月5日の大底▲4.102%を▲0.593%と縮小した。

 

NYダウがわずかに下落したことで株式益利回りは上昇した。また、米長期金利は低下したことでイールドスプレッドは前日比で拡大し3.5%台を回復した。米国債券に対してNYダウが前日比で割安となった。前日比では米国債を買うよりもNYダウを買う方が良いことになる。前日まで連日で史上最高値を更新していただけに利益確定目的の売りが先行した。『米中首脳会談は日時や開催場所についての議論がまとまらず、当初見込まれた11月から12月に延期される可能性がある』と伝わると、一時80ドル超下げた。ただ、米中協議の合意への期待は根強く、引けにかけて買い戻しが進んだ。

 

米10年国債金利とS&P500:11/4/21以降の平均▲3.666%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲2.731%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲3.869%、19/6/3-▲3.881%、

                19/8/5-▲4.002%、19/8月15日-4.179%

・11月5日:▲3.465%⇒11月6日予想▲3.492%

 

S&P500がわずかに上昇したものの、米長期金利が低下したことでイールドスプレッドは前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲3.666%から▲0.174%と平均値より縮小している。また、19年1月3日の大底となった▲3.869%に対して▲0.377%より縮小。19年6月3日の大底となった3.881%から▲0.389%とイールドスプレッドは縮小。また、19年8月5日の大底となった▲4.002%から▲0.510%縮小した。19年8月15日の▲4.179%とは▲0.687%より縮小した。イールドスプレッドは以前より縮小してきたことで割安感も薄れてきている。

 

米10年国債金利とNASDAQ:11/4/21以降の平均▲2.163%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲1.198%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲2.179%、19/6/3-▲2.328%、

              19/8/5-▲2.383%、 19/8/15-▲2.498%

・11月5日:▲1.888%⇒11月6日予想▲1.929%

 

NASDAQが下落したうえ、米長期金利も低下したことでイールドスプレッドが前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲2.163%から▲0.234%と平均値より縮小した。また、19年1月3日の大底となった▲2.179%に対しては▲0.250%下回った。19年6月3日の大底となった▲2.328%に対して▲0.399%縮小した。19年8月5日の大底となった▲2.383%から▲0.454%と縮小した。19年8月15日の大底となった▲2.498%から▲0.569%縮小した。

 

NASDAQが下落したうえ、米長期金利も低下したことでイールドスプレッドは前日比で拡大した。割高にはなっていないが、イールドスプレッドが1.90%台まで縮小してきており、割安感も払しょくされてきている。NASDAQはハイテク関連銘柄が多く米中貿易摩擦の影響が大きく、三指数の中で上下に振れるボラティリティが最も高くなっている。特に米中通商協議の行方に左右されやすく、報道に振れやすい地合いとなっている。

 

三指数のイールドスプレッドは、指数は高安まちまちだったが、米長期金利が低下したことで拡大する結果となった。米国株は割高感を感じるまでは買われていないが、全般米国株への割安感は薄れてきている。割高・割安感がないということは見方を変えれば、上振れ・下振れしやすいとも言える。米長期金利が引き続き上昇すると、米国株に割高感が出てくるので、今後の米長期金利の動向には注意が必要となる。

 

※PERの発表が時間的に遅行することから、前営業日の数値を使って当日終了時の予想を算定している。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

 

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東京金60分足では240時間SMAがレジスタンス!

2019/11/07/08:10:53

 

★10月30日以降の東京金60分足では、240時間SMA(茶線)がレジスタンスとして意識され上値を抑える展開が続いている。長い雲のネジレ期間で上値が抑えられている。5,190円近辺で反転していることから、この近辺では押し目買い需要が強いことを示している。240時間SMAを上抜け出来るかが焦点となる。

 

NY金先物市場は1483.80-1495.90ドルのレンジ相場となった。昨日の大幅安の反動で買い戻しが先行するなか、米中通商交渉の部分合意署名が12月までずれ込む可能性が伝わった。これまで強まっていた米中歩み寄りへの期待感が緩み、安全資産とされる金は上昇した。また、米長期金利が弱含みとなったことも一部で材料視された。もっとも、為替相場でドルが対ユーロで底堅いままであったことで、ドルで取引される金先物の上げ幅は限定された。

 

価格帯別出来高では、5,190-5,200円近辺で出来高が膨らんでおり、手仕舞い売りと新規売りを吸収して下げ止まる展開となっている。ただ、上値でも出来高が多いことから、上値も重石となりやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方からゼロラインに向かって戻り基調となっている。一方で、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、やや過熱感が出ている。そのため、MACDのゼロラインがレジスタンスとなりやすいので、注視する必要がある。

 

東京金の日足では、25日SMAの5,187円がサポートとなり、5日SMAの5,221円と10日SMAの5,220円がレジスタンスとなる狭いレンジ内での動きとなっている。そのため、上抜けするのか、下抜けするのかが注目される。NY金先物市場は、一旦戻り基調となったものの、心理的な節目となる1,500ドルまでは戻りきれていない。また、75日SMAを下抜けしているが、売り叩く材料もなくNY金もレンジ相場が継続しそうである。為替市場では、109円を挟んでもみ合い相場となっており、次の材料待ちの様相となっている。

東京金は狭い抵抗帯の中にあり、上抜けるのか、下抜けするのかが注目される。

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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 新規材料に乏しく109円を挟んだ小幅レンジ!

2019/11/07/07:08:18

 

★欧州市場朝方の取引では、米長期金利が小幅反落となる中、リスク選好による円売りは一服となっており、ドルがやや下押しした。なお、欧州主要株価指数は前日比高安まちまちで取引を開始した。NYダウ先物と米長期金利が伸び悩むに連れて、ドルが再軟化した。米中貿易交渉の進展期待で引き続き底堅い動きも、109円前半では上値の重さも確認され、一段の上昇には新規の手掛かりが必要。その後も、米中協議やブレグジットなどに関するニュースが特にみられず、全体的に小動きとなった。

 

新規材料に乏しかったうえ、米国株相場も前日終値付近でのもみ合いで、大きな方向感は出なかった。ただ、一部通信社の、米中通商交渉の部分合意署名が12月に延期される可能性報道を受けて、過度な期待感が後退し米国株は弱含み円買いが強まった。その後は、プラス圏を回復したNYダウが支えとなり108.90円台まで持ち直す展開となった。

 

★欧米主要経済指標

・ユーロ圏・9月小売売上高:前月比+0.1%(予想:0.0%、8月:+0.6%←+0.3%)
・ユーロ圏・10月サービス業PMI改定値:52.2(予想:51.8、速報値:51.8)
・ユーロ圏・10月総合PMI改定値:50.6(予想:50.2、速報値:50.2)
・独・10月サービス業PMI改定値:51.6(予想:51.2、速報値:51.2)
・独・10月総合PMI改定値:48.9(予想:48.6、速報値:48.6)

 

・米・7-9月期非農業部門労働生産性速報値:前期比年率‐0.3%(予想:+0.9%、4-6月期:+2.5%←+2.3%)
・米・7-9月期単位労働コスト速報値:前期比年率+3.6%(予想:+2.2%、4-6月期:+2.4%←+2.6%)

 

★欧米市場のポイント

・108.76-109.08円のレンジ相場

・英議会下院は6日未明に解散し総選挙へ向けた選挙活動開始

・英保守党の支持率が前回から低下したと伝わるとポンド売り

・IMFが今年のユーロ圏経済成長率見通しを下方修正

・米中通商交渉の合意署名会談が12月にずれ込む可能性でドル売り

・VIX指数は13.10から12.62へ低下

 

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