FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 リスク回避の動きながらドルは底堅い展開!

2020/02/19/07:21:39

 

★欧州市場朝方の取引では、欧州株が全面安で取引を開始したことを受け、リスク回避の円高地合いが持続したが、ドル/円の下げ幅は限定的となった。欧州株が下げ渋り、日経先物も下げ幅を縮小したが、戻りは弱く109.72円付近でドルがもみ合い推移した。NYダウ先物や米長期金利が軟調に推移する中、ポンド/ドルの反発に連れてドルが再軟化した。NYダウ先物の下落・米長期金利の低下が一服する中、109.70円前後でもみ合い推移となった。連休明けの米国株や米長期金利の動向を見極めたいこともあり小幅レンジとなった。

 

2月米NY連銀製造業景気指数が予想より強い結果となったこともあり、米長期金利の低下幅縮小とともにドルの買い戻しが入った。しかし、NYダウが再び下げ幅を広げたほか、米長期金利も低下したことで、節目の110.00円手前で頭が重くなった。米国株の下落幅拡大に連れて、リスク回避の動きが強まった。その後は、米国株が下げ幅を縮小すると109.90円付近まで持ち直す場面もあったが、基本的には109.80円台で方向感のない展開となった。

 

★欧米主要経済指標

・英・10-12月ILO失業率:3.8%(予想:3.8%、9-11月:3.8%)
・英・10-12月週平均賃金:前年比+2.9%(予想:+3.0%、9-11月:+3.2%)
・英・10-12月雇用者数増減:+18.0万人(予想:+14.8万人、9-11月:+20.8万人)
・英・1月失業率:3.4%(12月:3.4%←3.5%)
・英・1月失業保険申請件数推移:+0.55万件(12月:+0.26万件←+1.49万件)
・独・2月ZEW景気期待指数:8.7(予想:21.5、1月:26.7)

 

・米・2月NY連銀製造業景気指数:12.9(予想:5.0、1月:4.8)
・米・2月NAHB住宅市場指数:74(予想:75、1月:75)
・米・12月対米証券投資・長期有価証券(株式スワップ等除く):+856億ドル(11月:ネット長期有価証券+271億ドル←+229億ドル)
・米・12月対米証券投資全体:+782億ドル(11月:+773億ドル←+731億ドル)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は109.62-94円のレンジ相場

・新型肺炎の感染拡大で世界経済や企業の収益圧迫するとの懸念

・米アップルが売上高予想を達成できないとの見通しを発表

・ロンドンフィキシングに向けて全般にドル売り

・2月米NY連銀製造業景気指数が予想より強い結果となりドル買い

・VIX指数は13.68から14.83へ上昇

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東京白金は三角持ち合い形成中!

2020/02/18/12:15:41

 

★東京白金の日足では、1月17日の高値3,679円から2月4日の安値3,321円まで下落した。その後、戻り基調となったが25日SMA(青線)に上値を押さえられると、5日SMA(赤線)10日SMA(黄線)を挟んでもみ合い展開となっている。

徐々に上値を切り下げ・下値を切り上げる展開となっており、三角持ち合いの様相となっている。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%DがSlow%Dを上抜け両線とも上向きとなっていることから、上向きバイアスが強まっている。

まとめると、三角持ち合いの様相となっている中、上向きバイアスとなっていることから、上放れする可能性がある。一方で、上値では25日SMAの3,473円がレジスタンスとして意識されやすい。そのため、投資スタンスは『様子見』となる。上放れなら25日SMAを上抜け出来るのかが注目される。また、下放れなら75日SMAの3,307円が一旦の下値目処として注目される。三角持ち合いからの放れとなるので、放れを確認してからの順張り策となる。

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メキシコペソ/円の中期トレンドはレンジ相場!

2020/02/18/10:19:17

 

★メキシコペソ/円の中期トレンドを示す週足では、17年10月13日週以降の相場で概ね5.27-6.00円のレンジ相場が続いている。

レンジ相場の上限として意識される6.00円が視界に入ってきたことで上値が重くなっている。

過去の動きと異なるのは、200週SMA(紫線)を上抜けしてきたことである。そのため、下押しした際は200週SMAの5.736円がサポートラインとして意識される。

13週SMA(赤線)26週SMA(青線)が上向きとなっていることから、上昇基調は継続している。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、高値圏でダブルトップを形成した後、横ばいとなっており明確なトレンドが出ていない状態となっている。

まとめると、相場の節目となる6.00円が視界に入ってきたことで、一旦上値が重くなってきている。17年10月13日週以降はこのレベルが天井圏となっている。そのため、上昇基調が継続しているため、上値追いをするのなら高値圏に位置していることを意識しておく必要がある。押し目買い狙いなら13週SMA(赤線)の5.777円200週SMAの5.736円からの反転狙いとなる。

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トルコリラ/円は12ヵ月SMAに沿って下落基調!

2020/02/18/08:53:24

 

★トルコリラ/円の月足による長期トレンドから、相場の動向を分析する。2015年1月に12ヵ月SMA(赤線)20ヵ月SMA(紫線)24ヵ月SMA(青線)を下抜けしてから、12ヵ月SMAがレジスタンスと意識され上抜け出来ずに下落基調が5年超継続している。

 

また、12ヵ月SMA、20ヵ月SMA、24ヵ月SMAと長期線となる120ヵ月SAM(緑線)までも下向きとなっている。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、緩やかに上値・下値を切り上げているものの、%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなっている。そのため、下押しバイアスが強まってきていることを示している。

まとめると、2015年以降からの下落基調が継続しているが、12ヵ月SMAの下落が緩やかになってきていることで、下落の勢いは鈍化してきている。18.00円近辺が心理的な下値目処として意識されており、下げ止まる展開となっている。ただ、下落トレンドからの反転の兆しが出ていないことから、現状では下落の流れに変化がないと思われる。そのため、現状の投資スタンスは『戻り売り』目線となる。中国での新型コロナウイルスの感染拡大で、繊維業界で中国からトルコに製造を移転することを検討しているとの報道もあり、実現するようならトルコリラ買いの材料になる。

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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 米国市場休場で動意薄い展開!

2020/02/18/07:14:24

 

★欧州市場朝方の取引では、円相場は全般小幅レンジでもみ合いとなったが、中国株高を受け欧州株が堅調に取引を開始する中、ドルが底堅さを維持した。欧州市場ではアジア市場の終盤から変わらずの値動きとなった。中国株高を受け、欧州株はほぼ全面高となった。米国がプレジデンツデーの祝日で休場になり、欧州関連の経済指標の発表などもないことから全体的に小動きとなった。市場参加者が少なく、109.80円台でもみ合い相場が継続した。

 

欧州時間までの流れを引き継いで底堅く推移した。新規の手掛かり材料も伝わっておらず、積極的に上値を試す展開にならなかった。ロンドンフィキシング付近にドルが全般強含むと109.97円まで買われて本日高値を更新したが、110円台を前に買いは続かなったが、下押しも限定的だった。

 

★欧米主要経済指標

なし

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円は109.80-97円のレンジ相場

・中国が景気対策に動くとの期待が高まりリスク志向改善

・独連銀が『1-3月期も独経済成長は弱さが続く』との見通しを示す

・ユーロ圏の低成長を懸念するユーロ売り

・米国がプレジデンツデーの祝日とあって手掛かり材料難

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