FITS エコノミックレポート

ドル/円の長期トレンドは円高へ傾斜?

2020/10/29/12:54:06

 

★ドル/円の月足では、2015年6月高値125.85円を起点として2018年2018年10月高値114.55円を結んだトレンドライン(R1)と2016年6月安値98.98円を起点として2019年1月安値104.70円を結んだトレンドライン(S1)の三角持ち合いから徐々に下抜けする展開となっている。

また、17ヵ月SMA(赤線)34ヵ月SMA(青線)を下抜け両線とも緩やかに下向きとなっている。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)も%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなっていることで、下押しバイアスが強いことを示している。

そのため、下押しリスクが高まっている。ただ、120ヵ月SMA(緑線)の102.83円近辺ではサポートとして意識されやすい。

カテゴリー: ホットニュース

金標準先物ではエクスパンションの兆しが!

2020/10/29/11:51:21

 

★金標準先物の日足では、21日SMA(黒線)を挟んでもみ合い相場が続いていたが、28日の雲のネジレから下向きバイアスが強まってきた。

ボリンジャーバンド(21、±1σ、±2σ、±3σ)では、バンド幅が縮小するスクイーズしていたが、夜間取引からの下落でマイナス3σまで下落したことで、±3σのバンド幅が拡張するエクスパンションになってきている。

また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、10月16日以降徐々に下落基調となっており、%DとSlow%Dは下向きを継続していることから下押しバイアスが強まっていることを示している。

下落基調にあるものの、9月25日安値6,269円が下値目処として意識され一旦下げ止まる展開となっている。

まとめると、±3σのバンド幅が拡張し始めていることから、下押しバイアスが強まってきている。またオシレーターでも下落基調が継続している。そのため、安易な押し目買いには注意が必要となる。心理的な節目となる6,300円を下抜けると、下げの勢いが強まる可能性がある。

 

 

カテゴリー: ホットニュース

イールドスプレッドで10月29日の米国株市場を先取り!

2020/10/29/09:41:09

 

★NY株式市場では、三指数ともに大幅下落する展開となった。欧米で新型コロナウイルスの感染が再び深刻化しており、世界景気への影響が懸念された。欧州最大経済のドイツや第2位のフランスがパンデミック対策で規制を再び強化したため世界経済の見通しが悪化し寄り付きから下落した。また、来週の米大統領選を前に持ち高調整の売りも出て、一時960ドル超下げた。一方米長期金利は、新型コロナウイルスの感染が再び深刻化する中、世界景気への影響が懸念されて安全資産とされる米国債に買い(金利は低下)が先行した。ただ、5年債入札が低調だったことが分かると徐々に売りが優勢となり下げに転じた。このところ、米長期金利の上昇基調は後退してきたが、上下に振れる展開から日々のイールドスプレッドへの影響が強まっている。そのため、今後も米長期金利の動向には注意が必要となる。イールドスプレッドからは、以前と比べて三指数ともかなり割高感が出ており、リスク回避の材料が出ると大幅下落しやすい。今後金利が上昇するようなら、株価は調整下落しやすい地合いが強まるので注意が必要となる。

 

感染拡大が縮小することや新型コロナウイルスのワクチン・治療薬が開発されるなど、終息の方向が出るまでは不安定な市場が続きやすい。また、新型コロナウイルス感染『第2波』が懸念されている。さらに、米大統領選を控えて、米中対立の激化が懸念されている。しかし、経済活動再開で先行きの景気回復の期待感が株価を押し上げている。そのため、期待感が薄れるような事態となると、再び下値模索の動きとなりやすい。VIX指数は33.35から40.28へ上昇した。一時40.77と6月15日以来の高水準まで急伸したことで、『リスク回避の売りが加速した』との指摘もあった。VIX指数が40台前半へ上昇したことで、リスク回避の動きは継続している。株価の日中ボラティリティが高まっていることから、しばらくは不安定な動きが続く。

 

NYダウの割高の目安は3.00%近辺、S&P500は3.00%割れ、ナスダックは1.5%以下が昨年からの割高の目安となっている。一方で割安の目安では、イールドスプレッドがNYダウ:4.0%台、S&P500:3.8%~4.0%台、NASDAQ:2.3%~2.5%台で割安感からの反発となりやすい。割安感となるイールドスプレッドを大幅に上回っていることから、相場が落ち着くと戻りも大きくなりやすい。

 

★米国市場のイールドスプレッドは、米国債金利と米国株益利回りを比較する指標である。株式市場は国債市場よりリスクが高いことから、株式市場に割高感が生じ国債市場に割安感が生じれば、投機筋は株式を売って国債を買う。また、国債市場に割高感が生じ株式市場に割安感が生じれば、国債を売却して株式を買うことになる。

そのため、株式市場の天底を探るひとつの参考指標となる。

 

米10年国債金利とNYダウ:2011/4/21以降の平均▲3.323%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲3.069%、19/4/25-▲3.048%

                20/09/1‐▲2.867%、20/10/12-▲2.847%

(NYダウが割高・米国10年債割安の状態)

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲4.226%、19/8/5-▲4.102%、

               20/2/28-▲4.541%、20/3/23-6.017%

(NYダウが割安・米国10年債割高の状態)

・10月27日:▲3.096%⇒10月28日:予想▲3.237%(前日比で大幅拡大:割安)

 

10月28日のNYダウが大幅続落した一方で、米長期金利はほぼ横ばいだったことからイールドスプレッドは前日比で大幅拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲3.323%から▲0.086%と平均値より下方かい離したことで割高になった。19年1月3日の大底▲4.226%から▲0.989%下回った。19年8月5日の大底▲4.102%を▲0.865%下回った。20年2月28日の大底▲4.541%から▲1.304%下回った。20年3月23日の6.017%から▲2.780%下回った。米国株市場は米欧でのコロナ感染拡大と経済制限の広がり、それに伴う景気の再悪化懸念などが悪材料になった。

 

米10年国債金利とS&P500:11/4/21以降の平均▲2.774%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲2.731%、19/04/25-▲2.966%

               20/08/27-▲2.677%、20/10/12-▲2.664%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲3.869%、19/8/5-▲4.002%、

                19/8/15-▲4.179%、20/2/28-4.499%

               20/3/23-▲6.222%

・10月27日:▲2.854%⇒10月28日予想▲2.990%(前日比で大幅拡大:割安)

 

S&P500が大幅続落した一方で、米長期金利はほぼ横ばいだったことでイールドスプレッドは前日比で大幅拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲2.774%から+0.216%と平均値より上方かい離したことで割安になった。また、19年1月3日の大底となった▲3.869%を▲0.879%下回った。また、19年8月5日の大底となった▲4.002%を▲1.012%下回った。19年8月15日の▲4.179%を▲1.189%下回った。20年2月28日の大底▲4.499%から▲1.509%下回った。20年3月23日の6.222%から▲3.232%下回った。

 

米10年国債金利とNASDAQ:11/4/21以降の平均▲1.806%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲1.198%、19/4/25-1.468%

              20/10/12-▲1.450%、20/10/22-1.438%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲2.179%、19/8/15-▲2.383%、

              19/8/15-▲2.498%、 20/3/16-▲4.094%

・10月27日:▲1.558%⇒10月28日予想▲1.651%(前日比で大幅拡大:割安)

 

NASDAQは大幅反落した一方で、米長期金利もほぼ横ばいだったことでイールドスプレッドは前日比で大幅拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲1.806%から▲0.155%平均値より下方かい離したことで割高になった。また、19年1月3日の大底となった▲2.179%に対しては▲0.528%下回った。19年8月5日の大底となった▲2.383%に対して▲0.732%下回った。19年8月15日の大底となった▲2.498%に対して▲0.847%下回った。20年2月28日の大底2.803%から▲1.152%下回った。20年3月16日の▲4.094%から▲2.443%下回った。

 

NASDAQのイールドスプレッドは、米長期金利はほぼ横ばいだった一方で、株価は大幅反落したことで大幅拡大した。しかし、一時のイールドスプレッドより半分以下まで縮小しているため、引き続き割高感から利益確定売りが出やすい合いとなっている。NASDAQのイールドスプレッドは、▲1.6%台半ばへ低下して推移している。そのため、割高感が続いていることから、ネガティブなニュースが出ると引き続き下落しやすい地合いが続いている。また、2%台まで拡大するまでは割安とは言えない。

 

※PERの発表が時間的に遅行することから、前営業日の数値を使って当日終了時の予想を算定している。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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金標準先物60分足では下値で出来高膨らむか注目!

2020/10/29/08:26:34

 

★10月22日以降の金標準先物の60分足では、もみ合い相場から急落的な動きとなった。ただ、心理的な節目となる6,300円が意識され下げ止まる展開となっている。ただ、現状では下げ止まった感は出ていない。

 

NY金先物市場は1869.10-1912.60ドルのレンジ相場となった。為替相場でドルが対ユーロで上昇幅を広げると、ドル建ての金先物は割高感から売りが優勢になった。欧米で再び新型コロナウイルス感染が拡大していることを受けてリスク回避地合いが強まったものの、本日の金相場は換金売りに押された。安寄りした米株が下げ幅を拡大すると金先物も下値を切り上げたが、買い戻しの勢いは鈍いままだった。ニューヨーク市場で金先物は一時928日以来となるとなる1869.10ドルまで売られた。

 

価格帯別出来高では、下落途中で出来高が膨らんでいないことから、今後6,300円処で出来高が膨らむかが焦点となる。ただ、6,400-6,450円近辺では、出来高が多いことから、戻り場面での重石になりやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方で横ばいになっていることから、下落の勢いは鈍化してきている。一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80では、低位で%DがSlow%Dを下抜けしていることから、下値もみ合いの様相となっているため、下押しバイアスが残っている。

 

金標準先物の日足では、サポートとして意識されていた8月12日安値と100日SMAを下抜けしたこで、早々に回復出来れば問題はないが、回復出来ないようなら下値模索の展開となりやすい。その際は、7月にもみ合い相場となった6,200円や、4-6月にもみ合いとなった6,000円が下値目処となりやすい。NY金先物市場でも、換金目的の売りや有事による米ドルインデックスの上昇がNY金の上値を抑える展開となりやすい。新型コロナ感染拡大よりも、欧米諸国のロックダウンによる景気減速が懸念がリスク回避の動きにつながっている。為替市場では、リスク回避による『有事のドル買い』になっている一方で、ドル/円では円が買われやすい地合いとなっている。しかし、104.00円近辺では本邦長期投資によるドル買いもあり、過度な円高にはなっていない。

本日の注目点では、サポートを下抜けしたことで、下値模索の動きになりやすい。ただ、リスク回避による金買いも根強く残っていることから、暴落的な動きにもなり難い。

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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 リスク回避でドル/円相場こう着!

2020/10/29/07:29:42

 

★欧州市場序盤の取引では、欧州株が大幅続落して取引を開始する中、リスク回避による円高基調が持続した。なお、NYダウ先物は277ドル安で推移した。欧州株は下げ幅拡大、NYダウ先物も一時450ドル超安に大幅続落となる中、リスク回避によるドル高が優勢になった。NYダウが大幅続落、米長期金利も0.75%台に低下となる中、ドルの戻り弱く再軟化した。リスク回避のドル買いも続いたが、ドル/円は円買いに押された。NYダウ先物の下げ幅拡大などリスク回避のユーロ売り・ドル買いの影響が円に波及してドルが小反発で推移した。

 

欧米株価の下落を受けてリスク回避のドル買いが入ると一時104.45円付近まで上昇したものの、株安に伴うリスク回避のドル買いが入ると徐々に上値を切り下げた。コロナ感染拡大による経済封鎖への警戒感にリスク回避の円買いが優勢となった。欧米の感染者急増で世界経済の悪化懸念にリスク回避の円買いが優勢となったが、一旦下げ止まり104.30円を挟んだもみ合いが続いた。

 

★欧米主要経済指標

・米・9月卸売在庫速報値:前月比‐0.1%(予想:+0.4%、8月:+0.3%←+0.4%)
・米・9月小売在庫:前月比+1.6%(予想+0.5%、8月+0.5%←+0.8%)
・米・9月前渡商品貿易収支:-794億ドル(予想‐845億ドル、8月‐831億ドル←‐829億ドル)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は104.08-45円のレンジ

・104.00円付近には本邦長期資金のドル買い意欲が強いとの指摘も

・欧州各国でロックダウンを再び導入する動きを嫌気

・翌日のECB定例理事会を控えて動きにくい展開

・大統領選への不透明感もリスク回避の動きに

・VIX指数は33.35から40.28へ上昇 一時40.77へ 

 

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