FITS エコノミックレポート

欧米タイム直前市場コメント!

2017/01/18/15:23:36

★中12月新築住宅価格:46都市で前月比上昇

中国の12月の新築住宅価格は、70都市中46都市で前月比上昇、65都市で前年同月比上昇となった。

 

★日経平均株価:円安好感し先物主導でプラス圏に上昇

前場は、米WSJ紙によるトランプ次期大統領のドル高けん制発言報道を受け円相場が1ドル=112円台半ばへと円高が進んだことから投資家心理が弱気となり、輸出関連株中心にリスク回避の売りに一時160円超へと下げ幅を広げた。ただ、売り一巡後は押し目買いが入り引けにかけて下げ幅を縮小した。後場では、円相場が1ドル=113円前半へ円安となって、先物に買いが入り現物株の裁定買いを誘った。結局、前日比80円高の1万8894円と3日ぶりの反発で終了した。

 

★東京外国為替市場:米長期金利反発から総じてドル高

ドル/円は、午後から日経平均株価が120円超上昇したことを背景に円売り・ドル買いが進行した。一時113.38円まで値を上げた。市場では『前日NY時間高値の113.57円が目先の戻り目処として意識されている』との指摘があった。市場では、昨日からのドル安が『WSJの記事がかなり効いたとのでは』との声も聞かれるが、先週末から3度目の焼き直しの記事がこれだけ材料視されるとは『ちょっと想定外』だった向きが多かったようで、既に市場の目が必要以上に『トランプ政権』へと移り進んでいることを思い知らされる結果となった。ユーロ/ドルは、米長期金利の上昇を背景に全般ドル買い戻しが進み1.0688ドルまで値を下げた。

 

★イエレン米FRB議長講演:18-19日予定

利上げペースに関してFOMCのメンバーの間で見解が分かれている。追加利上げについて前向きな見解が示された場合、ドル買いを促す可能性がある。ただし、20日のトランプ新政権発足を直前に控えていることから、新政権の経済政策などには言及しないとみられる。

 

★米国市場では12月の消費者物価コア指数(CPI)が公表

12月のPPI(生産者物価指数)では、食品とエネルギーを除いたコア指数が予想を上回る上昇となった。参考となる11月実績は、前年同月比+2.1%で市場予想をやや下回る結果となった。家賃の上昇が続いているが、他項目の上昇率はやや鈍化しつつある。エネルギー価格上昇の影響が他分野に波及する可能性があるものの、コア指数の上昇率は11月実績をやや下回る可能性がある。ただ、過剰供給や過剰在庫などでデフレと物価下落の圧力が続いていた中国の12月CPIは大幅上昇となった。

 

★米国市場では12月鉱工業生産が公表

12月指標では米ISM製造業景況指数の『生産』が60.3となり、前月の56.0から大幅に改善した。参考となる11月実績は、前月比▲0.4%で市場予想を下回った。電気・ガスが前月比▲4.4%となったことが影響した。12月については、製造業と鉱業が増えると予想されており、電気・ガスは小幅な減少にとどまる可能性があることや、季節的な冬季要因などもあり、全体的には増加となる見込み。

 

★欧米イベント

○16:00   12月独消費者物価指数(CPI)改定値(予想:前月比0.7%)
○17:00   12月南アフリカCPI(予想:前月比0.2%/前年比6.5%)
○18:30   12月英雇用統計(予想:失業率2.3%/失業保険申請件数推移5000件)
○18:30   9-11月英失業率(ILO方式、予想:4.8%)
○19:00   11月ユーロ圏建設支出
○19:00   12月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値(予想:前年比1.1%)
○20:00   11月南アフリカ小売売上高(予想:前年同月比▲0.4%)
○21:00   MBA住宅ローン申請指数
○21:30   ゴールドマン・サックス第4四半期決算
○22:00   シティ・グループ第4四半期決算
○22:30   12月米CPI(予想:前月比0.3%)
エネルギーと食品を除くコア指数(予想:前月比0.2%)
○23:00    カプラン米ダラス連銀総裁、講演
○23:15   12月米鉱工業生産指数(予想:前月比0.6%)
設備稼働率(予想:75.4%)
○24:00    カナダ銀行(BOC、中央銀行)、政策金利発表(予想:0.50%で据え置き)

○24:00   1月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数(予想:69)
○19日01:00   カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、講演
○19日01:15   ポロズBOC総裁、記者会見
○19日04:00   米地区連銀経済報告(ベージュブック)
○19日05:00   イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長、講演
○19日06:00   11月対米証券投資動向
○世界経済フォーラム年次総会(ダボス、20日まで)

カテゴリー: 欧州タイム市場コメント

欧米タイム直前市場コメント!

2017/01/17/15:11:54

★日11月鉱工業生産確報:速報値と同じ

経済産業省が発表した11月の鉱工業生産動向(確報)で、生産指数(2010年=100、季節調整済み)は前月比で1.5%上昇となり、速報値と同じとなった。

 

★日経平均株価は円高を嫌気した売り優勢

20日米大統領就任式に加え17日夜予定のメイ英首相の英EU離脱『ハードブレグジット』警戒のポンド売り等リスク回避の円買いに前場寄り付き直後に1ドル=113円台後半の円高を嫌気した売りに一時前日比246円の安値を付けた後、下げ幅を縮めて前引けた。後場から113円台半ばへの円高を嫌気して先物9習同で下げ幅を広げた。結局、前日比281円安の1万8813円と続落して終了した。

 

★東京外国為替市場:ドルが午後から総じて弱い展開

ドル/円は、日経平均株価が280円超下落したことでリスク回避の売りが進行した。トランプ次期米大統領が13日のWSJとのインタビューのなかで『中国が人民元を押し下げているためドルが既に高過ぎる』と述べたと報じられたことが売り材料視された面もあり、前日安値の113.61円を下抜けて113.33円まで値を下げた。ユーロ/ドルは今日の高値を更新し、足元では1.0645ドルまで値を切り上げている。今晩のメイ英首相の演説を前に『ハード・ブレグジット』懸念で、ポンドは買いづらい展開が続く。また、20日のトランプ政権発足までドル買いにも動きにくいため、消去法的にユーロ選好の地合いとなっている

 

★英メイ首相の演説内容:市場が何処まで織り込んでいるかが焦点

英首相府は、英メイ首相が離脱交渉の12の主要目的を表明すると説明した。それには移民をめぐる権限の全面的な回復や立法権限を英議会に戻すこと、英国の法律に対する欧州司法裁判所の管轄権を終わらせることなどが含まれる公算が大きい。単一市場撤退を見込んでいると述べる一方で、EU 離脱後の関税同盟についてそれほど明確にせず、部分的に参加する混合形態が最良の選択肢であることを示唆するも込み。英国が世界中の国々と自由に貿易出来るよう目指すという方向性は明確にする。

市場がポジティブとして受け入れるのか、それともハードブレグジットとして受け入れるのかが焦点となる。

 

★米国市場では本格化する10-12月期決算発表が注目

今週から1月後半にかけては、①決算見合いでの割高警戒、②ドル高や金利上昇などによる収益見通しの慎重化リスク、③決算発表期間中の自社株買い停止などを懸念した早めの利益確定売りが意識される。米国株下落はドル/円の短期的なスピード調整によるリスク回避の円高材料にもなる可能性も残っている。

 

★欧米イベント

○16:45   11月仏財政収支
○18:30   12月英消費者物価指数(CPI、予想:前月比0.3%/前年比1.4%)
小売物価指数(RPI、予想:前月比0.4%/前年比2.3%)
○18:30   12月英卸売物価指数(PPI、食品とエネルギーを除くコア指数、予想:前年比2.2%)
○19:00   1月独ZEW景況感指数(予想:18.4)
○19:00   1月ユーロ圏ZEW景況感指数
○21:00   モルガン・スタンレー第4四半期決算
○22:30   1月米ニューヨーク連銀製造業景気指数(予想:8.50)
○22:45   ダドリー米ニューヨーク連銀総裁、講演
○メイ英首相、欧州連合(EU)離脱に関する重要な演説(20:45からの予定)
○世界経済フォーラム年次総会(ダボス、20日まで)

カテゴリー: 欧州タイム市場コメント

欧米タイム直前市場コメント!

2017/01/16/17:01:44

★日11月第三次産業指数:市場予想通り

経済産業業が発表した11月の第三次産業活動指数は前月比0.2%上昇となり、市場予想通りとなった。

 

★日経平均株価は利益確定売り強く上値の重い展開

前場は16日NY市場キング牧師誕生日祝日の休場で海外投資家の参加が少なく1ドル114円近辺への円高を嫌気した利益確定売りに押され前引けにかけ一段安となった。後場からも英国のEU離脱問題のハードブレグジット懸念や米トランプ新大統領の20日就任演説などでの保護主義警戒が重しとなった。結局、前週末比192円安の1万9095円と反落して取引を終了した。

 

★東京外国為替市場:ドルは総じて上値重い展開

ドル/円は、午前中に113.95円まで下げたものの、一時220円超下落した日経平均株価が下げ渋るにつれて114.30円台まで持ち直した。ただ、買い一巡後は株価が再び弱含んだこともあり113.90円まで戻り売りに押された。ユーロ/ドルは、ユーロ/円の下落につれて1.061ドル台まで下げたものの売りは続かなかった。欧州勢参入待ちの様子が濃く、1.06ドル台前半でもみ合いとなっている。

 

★ポンドは17日メイ首相の演説期待から売り一服

英紙サンデー・タイムズが15日に、メイ英首相が移民流入抑制などのためにEU単一市場から撤退する計画を示すと伝えた。メイ首相は移民制限やEU以外の国との自由貿易協定を可能にするため、EUの関税同盟から脱退を準備する方針という報道がった。この報道を受け、ポンドは主要通貨全てに対して大幅下落した。対ドルでは10月7日のフラッシュクラッシュ以来となる1.2ドル台割れの水準に急落した。ただ、英政府がメイ首相のEU離脱に関する17日の演説が市場で一段の混乱を引き起こすと予想される中で、投資家を安心させるための計画を策定しているとの関係者の話が伝わり、ポンド売りは一服している。

 

★前倒し総選挙の議論高まる:イタリア

マッテオ・レンツィ氏がイタリア首相を辞任してから1カ月余り過ぎたが、同氏は早くも首相返り咲きを計画している。現時点ではまだ選挙前倒しは決まっていないものの、現職閣僚の間でさえも、早ければ4月に総選挙との見方が出ている。レンツィ氏と側近らは一部世論調査で伝えられる民主党リードの状況に乗じようと、今年前半の選挙実施を呼び掛けている。

 

★トランプ氏はBMWにもプレッシャーと今後もツイッターのつぶやきも継続

トランプ氏は、米国以外で製造されるBMWの車には35%の輸入関税を課すと述べ、同社がメキシコの新工場建設計画を撤回し、米国に工場を建設すべきと述べた。一部の欧州諸国の国民を含め、米国に入国する人に対して厳しい保安検査を行う方針を示した。また、自らの考えを支持者に伝えるため、就任後もツイッターを含むソーシャルメディアを利用する計画だと述べている。

 

★欧米イベント

○17:00   ビルロワ・フランス中銀総裁、講演
○19:00   11月ユーロ圏貿易収支(季節調整前、予想:243億ユーロの黒字)
○21:30   メルシュ欧州中央銀行(ECB)専務理事、講演
○17日00:30   プラート欧州中央銀行(ECB)専務理事、講演
○17日03:30   カーニー・イングランド銀行(BOE)総裁、講演
○米国(キング牧師誕生日)、休場

カテゴリー: 欧州タイム市場コメント

欧米タイム直前市場コメント!

2017/01/13/15:13:13

★中国12月貿易収支:市場予想を下回る

12月の中国貿易収支は2754億元(408.2憶ドル)の繰り時となり、市場予想の3445億元(475.5憶ドル)の黒字より黒字額は下回った。

ドルベースで輸入は前年同月比+3.1%増となり、市場予想の+3.0%増を上回った。また、輸出は前年同月比▲6.1%減となり、市場予想の▲4.0%減を下回った。

 

★日経平均株価は円安を好感して先物主導で反発

前場は前日に下落した反動が出たほか、外国為替で円高が一服し1ドル=115円台への円安を受けて企業業績懸念が和らぎ輸出関連株中心に買い戻しの動きが強まった。後にに入り先物への継続的な買いが現物株にも波及し一時上げ幅を165円に広げた。結局、前日比152円高の1万9287円と反発して取引を終了した。

 

★東京外国為替市場:ドル/円は115円前後でのもみ合い相場に終始

ドル/円は、115円付近でもみ合う展開が続いた。前日の113円後半からは値を戻している値動きについて、市場筋は『ドルの押し目買い意欲は強い』とし、目先下落局面となっても下値は堅いとの見方を示している。ただ、現時点では新規材料に乏しく115円台半ばまで戻す地合いでもない。ユーロ/ドルは、1.0610-1.0620ドル台でのもみ合いが続いており、欧州勢の参入待ちとなっている。

イエレン米FRB議長は『労働市場は全般的に強くなっており、賃金は上昇している』『経済はかなり好調』『インフレは目標の2%を下回っているが、かなり近い』などの見解を示したが、反応は限定的だった。

 

週明け16日はキング牧師誕生記念日で米国市場が休場となるほか、17日にはメイ英首相が演説し欧州連合(EU)離脱交渉に向け方針などを示す予定で、投資家は動きづらいようだ。

 

★米国市場では12月の小売売上高が公表

米国では12月に年末商戦がピークを迎えており、小売売上高の下支え要因となりやすい。また、米国株高による資産効果なども、個人消費にはプラス要因となる。参考となる11月実績は前月比+0.1%となり、市場予想を下回った。自動車・関連部品は減少したが、家具は増加した。12月については自動車・関連部品の増加が予想されており、市場予想の前月比+0.5%は妥当な水準となる。また、自動車を除く売上高も増加する見込み。

 

★米国市場では12月生産者物価指数(PPI)が公表

米国では12月にかけて、原油相場などの資源相場が反発した。12月の雇用統計では平均賃金も改善となった。こうした要因による物価の上昇圧力が注視される。過剰供給や過剰在庫などでデフレ圧力が続いてきた中国では、12月のPPIは大幅な上昇となっていた。一方で、11月9日以降はドル高が進んでいた。ドル高が輸入物価の抑制要因となっている。改めて米国で物価の落ち着きが示される可能性も消えていない。

 

★米国市場では1月のミシガン大学消費者信頼感指数が公表

米国では、トランプラリーで米国株は過去最高値を更新し、資産効果が家計にプラスとなっている。参考となる12月確定値は98.2となり、市場予想をやや上回ったが、1年先のインフレ見通しは11月実績を下回った。ただ、前月12月のミシガン大学消費者信頼感指数は2005年以来、12年ぶりの高水準だった。トランプ次期政権への期待は高いことから、1月速報値は12月実績と同水準となる可能性がある。

 

★欧米イベント

○16:00   12月独卸売物価指数(WPI)
○18:30   サンダース英中銀金融政策委員会(MPC)委員、講演
○20:45   バンク・オブ・アメリカ(BOA)第4四半期決算
○22:00   ウェルズ・ファーゴ、JPモルガン・チェース第4四半期決算
○22:30   12月米卸売物価指数(PPI、予想:前月比0.3%)
食品とエネルギーを除くコア指数(予想:前月比0.1%)
○22:30   12月米小売売上高(予想:前月比0.7%/自動車を除く前月比0.5%)
○23:30   ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、講演
○24:00   11月米企業在庫(予想:前月比0.6%)
○24:00   1月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値、予想:98.5)

カテゴリー: 欧州タイム市場コメント

欧米タイム直前市場コメント!

2017/01/12/15:17:16

★FRB要人の講演に注目:利上げペースの加速発言に注意

22:30ハーカー・米フィラデルフィア連銀総裁講演、エバンス・米シカゴ連銀総裁、ロックハート米アトランタ連銀総裁がパネル討論会に参加、26:30ロックハート米アトランタ連銀総裁講演、27:15ブラード・米セントルイス連銀総裁の講演が予定されている。先行きは米トランプ新政権による財政政策の出動余地があり、今年の利上げペース加速が示唆されるとドルの下支え要因となりやすい。

 

★日経平均株価は円高を嫌気して大幅反落

前場はトランプ次期米大統領の記者会見を契機に円高が進行したことが嫌気され、輸出関連株などを中心に売りが強まった。ただ、一巡後は押し目い買いの動きも散見され、やや下げ幅を縮小した。結局、前日比229円安の1万9134円と大幅反落して取引は終了した。

 

★NY外国為替市場:ドル/円は戻り鈍く下値模索も動き

ドル/円は、午後の日経平均株価が下げ幅を広げたほか、米長期金利が低下幅を広げたことを受けて売りが強まった。午後に114.38円まで下げた後、一旦は昨日安値の114.23円が意識されたことで下げ止まったものの、戻りの鈍さを嫌気され15時過ぎには114.35円まで下押した。ユーロ/ドルは、米長期金利の低下を背景に一時1.0614ドルまで買われるなど、底堅く推移した。

 

★中国発のグローバルデフレ圧力緩和でドルの下値固め

米国債券に関しては2011年以降、長期的な金利低下トレンドと債券バブルを後押しさせてきた『中国発のグローバルなデフレ圧力』が緩和されてきた。10日には中国の12月PPI(生産者物価指数)が前年比+5.5%となり、11月の+3.3%からプラス幅を急拡大させている。2015年12月の▲5.9%での庭入れを経て、2011年9月以来の高い伸び率を回復させている。中国での過剰な供給・生産・在庫などによるデフレ圧力が一服となっており、連動する形で米国債市場もショート調整の範囲を超えた金利低下を抑制させいく。そのため、ドル/円でも調整ドル安のあと、中長期スパンでのドルの下値固めと下値切り上がりを支援しやすい。

 

★13日前後から本格化する米企業10-12月期決算発表に注目

今週から1月後半にかけては、①決算見合いでの割高警戒、②ドル高や金利急上昇などによる収益見通しの慎重化リスク、③決算発表期間中の自社株停止などを懸念した早めの利益確定売りが意識されやすい。為替相場でもドル/円、クロス円で、短期的なスピード調整やポジション調整によるリスク回避の円高材料となる可能性がある。

 

★トランプ次期大統領会見の市場の反応:ポジションを閉めに行く動きに

市場からは『はあ、先が思いやられる』といったため息混じりの声が飛び交っています。NHKまでが臨時で深夜1時からトランプ次期大統領の記者会見を最後まで同時通訳付きで放送するといった過熱ぶりだった。質疑応答でも、CNNを名指しして『Fake News』とこき下ろし、一切の質問を受け付けないといった徹底抗戦ぶりだった。CNNの記者は繰り返し『質問させてくれ』と叫ぶものの、『Don’t be rude、Don’t be rude I’m not gona with you』(なんて失礼な奴だ、俺はお前ととは共に出来ない)を繰り返してけんか腰となると、市場が期待していた経済削減策やドル政策んどには言及するはずもなく、ロシアのハッキングについてのものとなると、市場は諦めたようにポジションを閉めにいく動きとなった。

 

★欧米イベント

○16:45   12月仏消費者物価指数(CPI)改定値(予想:前月比0.3%)
○19:00   11月ユーロ圏鉱工業生産(予想:前月比0.6%)
○21:30   欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨(12月8日分)
○22:30   12月米輸入物価指数(予想:前月比0.7%)
○22:30   前週分の米新規失業保険申請件数(予想:25万5000件)
○22:30   11月カナダ新築住宅価格指数(予想:前月比0.3%)
○22:30   ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、講演
○22:30   エバンズ米シカゴ連銀総裁、ロックハート米アトランタ連銀総裁、講演
○13日03:00   米財務省、30年債(120億ドル)入札
○13日03:15   ブラード米セントルイス連銀総裁、講演
○13日03:45   カプラン米ダラス連銀総裁、講演
○13日04:00   12月米月次財政収支(予想:260億ドルの赤字)

カテゴリー: 欧州タイム市場コメント

カテゴリー

カレンダー

5月 2024
« 1月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ページの先頭へ