FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2023/12/22/07:16:59

米国株式市場は反発:来年の利下げ観測が強まり買い優勢に

NYダウは322.35ドル高の37404.35ドル、ナスダックは185.92ポイント高の14963.87ポイントで取引を終了した。昨日の大幅反落の反動で、寄り付き後は上昇した。7-9月期国内総生産(GDP)・個人消費、価格指数確定値の予想外の下方修正を受け、来年の利下げ観測が強まり、一段の上昇につながった。同時に、週次新規失業保険申請件数が予想外に減少し労働市場の底堅さが証明され、長期金利上昇で上値も限定的となった。ただ、半導体メーカーのマイクロン・テクノロジー(MU)やクルーズ船運営のカーニバル(CCL)などの良好な決算を好感し下値も底堅く、終盤にかけて上げ幅を拡大して終了した。VIX指数は13.67から13.65へわずかに低下した。

 

NY外国為替市場:弱い米経済指標を受けドル売りが優勢に

ドル/円は、米商務省が発表した7-9月期米国内総生産(GDP)確定値が年率換算で前期比4.9%増と改定値の5.2%増から下方修正され、予想の5.2%増を下回ったことが伝わると全般ドル売りが先行した。米経済活動の3分の2超を占める個人消費や、米連邦準備理事会(FRB)が物価の目安として注目する食料とエネルギーを除くコア個人消費支出(PCE)指数が予想を下回ったこともドル売りを誘った。12月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が▲10.5と予想の▲3.0より弱い結果となったことも相場の重しとなり、一時142.05円と日通し安値を更新した。市場では「FRBが重視する物価指標がインフレの鈍化を示し、2024年の利下げ期待を高めた」との指摘があった。

 

ユーロ/ドルは、低調な米経済指標が相次いだことで、米利下げ観測が高まるとユーロ買い・ドル売りが優勢となり、取引終了間際に一時1.1013ドルと日通し高値を更新した。ただ、一時は3.8268%前後と7月24日以来約5カ月ぶりの低水準を付けた米10年債利回りが上昇に転じると伸び悩む場面もあった。

 

NY原油先物市場は4日ぶりに反落:アンゴラがOPECから離脱で売り優勢に

NY原油先物市場は72.44ドル‐74.58ドルのレンジ相場となった。前日に発表された米エネルギー情報局(EIA)の原油在庫が予想外に大幅な積み増しとなったことが重しとなるなか、アフリカの産油国アンゴラが減産を続ける石油輸出国機構(OPEC)の姿勢に不満を示し、OPECからの離脱を表明したことが売りを後押した。ロンドン市場の序盤にかけて74.58ドルまで買われたが利食い売りが増えたことから、米国市場の序盤にかけて72.44ドルまで下落。ただ、米国株高を意識した買いも観測され、通常取引終了後の時間外取引では主に73ドル台で推移した。

 

NY金先物市場は反発:ポジション調整的な売買が主体

NY金先物市場は2043.30‐2058.00ドルのレンジ相場となった。米早期利下げ観測が支えとなるなか、7-9月期米GDP確定値などの弱い結果を受けてドル安が進み、ドル建ての金に割安感が生じたことも買いを後押した。アジア市場の序盤で2043.30ドルまで下げたが、その後はじり高となり、米国市場の前半にかけて2058.00ドルまで買われた。ポジション調整的な売買が主体となった。通常取引終了後の時間外取引では主に2055ドルを挟んだ水準で推移した。

 

米国債券市場はまちまち:米国株高を受け売り優勢に

米国債券市場で中期ゾーンは前日比変わらずだった。米2年債利回りは前営業日比変わらずの4.33%で終了した。また、米長期金利は下落(利回りは上昇)した米10年物国債利回りは前営業日比0.05%高い(価格は下落)3.89%で終了した。7-9月期米国内総生産(GDP)確定値など、この日発表の米経済指標がさえない結果となったことを受けて買いが先行した。利回りは一時3.8268%前後と7月24日以来約5カ月ぶりの低水準を付けた。ただ、買い一巡後は一転売りが優勢になった。米国株相場の上昇で、相対的に安全資産とされる米国債に売りが出た。

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2023/12/21/07:21:48

米国株式市場は下落:地政学リスクを意識した売り優勢に

NYダウは475.92ドル安の37082.00ドル、ナスダックは225.28ポイント安の14777.94ポイントで取引は終了した。高値付近からの利食い売りに寄り付き後は下落した。その後、予想を上回った12月消費者信頼感指数や11月中古住宅販売件数を好感した買いに、一時上昇に転じた。しかし、運送会社のフェデックス(FDX)の低調な決算を受けた根強い景気減速懸念に再び下落した。さらに、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による紅海での度重なる船舶攻撃への対処で米国が軍事行動を検討しているとの報道を受けた地政学的リスク上昇を警戒した売り、短期オプション絡みの売りが加速し、終盤にかけて下げ幅を拡大し終了した。VIX指数は12.53から13.67へ上昇した。

 

NY外国為替市場:米長期金利低下と米国株安がドルの重し

ドル/円は、一時143.27円と日通し安値を付けたものの、12月米消費者信頼感指数が110.7と予想の104.0を上回ったことなどが相場を下支えすると143.94円付近まで下げ渋った。ただ、引けにかけては再び上値が重くなった。米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時3.8455%前後と7月27日以来の低水準を付けたことが相場の重しとなったほか、米国株の下落に伴う円買い・ドル売りが入り143.54円付近まで下押しした。

 

ユーロ/ドルは、米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが入ると1.0976ドル付近まで下げ渋る場面もあったが、NY午後に入ると失速した。米国株安を背景にリスク・オフのドル買いが入ると、6時過ぎに一時1.0930ドルと日通し安値を更新した。なお、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁は「追加利上げは不要、現行水準を維持すべき」「利下げはすべきだが、直ちにではない」などと述べたと伝わった。

 

NY原油先物市場は3日続伸:石油供給の混乱懸念を背景とした買い優勢に

NY原油先物市場は73.60ドル‐75.60ドルのレンジ相場となった。イエメンの親イラン武装組織フーシ派による紅海周辺での商船攻撃が相次ぎ、石油供給の混乱懸念を背景とした買いが継続した。2月限は一時75ドル台に上昇したが、米エネルギー情報局(EIA)の原油在庫が予想外の大幅な積み増しとなったことを受けて上げ幅を縮小した。米国市場の前半にかけて75.60ドルまで買われたが、利食い売りが増えたことで一時73.60ドルまで反落した。ただ、供給不安は消えていないため、下げ渋り、通常取引終了後の時間外取引では主に74ドルを挟んだ水準で推移した。

 

NY金先物市場は3日ぶりに小反落:ポジション調整的な売り優勢に

NY金先物市場は2042.50‐2056.90ドルのレンジ相場となった。米早期利下げ観測を背景とした買いが一服し、利益確定売りが優勢となった。ただ、米長期金利の低下を支えとした買いも入り、下押しは限られた。アジア市場で2056.90ドルまで買われたが、その後はじり安となり、米国市場の序盤にかけて2042.50ドルまで値下がりした。ポジション調整的な売りが増えた。通常取引終了後の時間外取引では主に2045ドルを挟んだ水準で推移した。

 

米国債券市場は上昇:米国株安でリスク回避の買い優勢

米国債券市場で中長期ゾーンは上昇(利回りは低下)した。米2年債利回りは前営業日比低い0.11%(価格は上昇)4.33%で終了した。また、米10年物国債利回りは前営業日比0.09%低い3.84%で終了した。米国株相場の下落で、相対的に安全資産とされる米国債に買いが入った面もあった。利回りは一時3.8455%前後と7月27日以来の低水準を付けた。

 

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2023/12/20/07:26:47

米国株式市場は続伸:利下げ期待から買い優勢に

NYダウは251.90ドル高の37557.92ドル、ナスダックは98.03ポイント高の15003.22ポイントで取引を終了した。11月住宅着工件数の予想外の改善でソフトランデイング期待を受けた買いが続き、寄り付き後は上昇した。リッチモンド連銀のバーキン総裁がインフレを巡り進展が続けば適切に対応すると利下げの可能性を示唆した。そのため、長期金利の低下を好感した買いも相場を押し上げ、終日堅調に推移した。終盤にかけ、相場は上げ幅を拡大し、NYダウは連日で過去最高値を更新し終了した。VIX指数は12.53から12.56へわずかに上昇した。

 

NY外国為替市場:米金利の低下に伴うドル売りがやや優勢に

ドル/円は、日銀の大規模金融緩和策の維持や、会合後の植田和男日銀総裁による会見を受けて市場で先行していた早期の政策修正観測が後退すると円売り・ドル買いが進行し、一時144.96円まで値を上げた。ただ、NY市場に限れば上値の重さが目立った。米金融政策が2024年の早いうちに利下げに転じるとの観測が根強い中、米金利の低下に伴う円買い・ドル売りが入ると一時143.53円付近まで下押しした。なお、バーキン米リッチモンド連銀総裁は利下げの可能性について、「予想通りインフレ率が低下すれば米連邦準備理事会(FRB)は適切に対応する」との見解を示した。半面、ボスティック米アトランタ連銀総裁は「インフレを巡っては驚異的な進展が見られたものの、まだ道半ば」「FRBの利下げ実施に緊急性はない」と話した。

 

ユーロ/ドルは、FRBが24年の早期に利下げに転じるとの観測が根強い中、米金利低下に伴うユーロ買い・ドル売りが入ると、一時1.0987ドルと日通し高値を付けた。

 

米ドル/カナダドルは軟調だった。11月カナダ消費者物価指数(CPI)が前月比0.1%/前年同月比3.1%と予想の前月比▲0.1%/前年同月比2.9%を上回ったことが伝わると、米ドル売り・カナダドル買いが進行した。取引終了間際に一時1.3332カナダドルと日通し安値を付けた。

 

NY原油先物市場は続伸:ドル安の再燃で買い優勢に

NY原油先物市場は72.14ドル‐74.44ドルのレンジ相場となった。オースティン米国防長官がイエメンの親イラン武装組織フーシ派による商船への攻撃に対処する姿勢を明らかにした。そのため、石油供給混乱への警戒感が和らぎ、原油相場は売りが先行したが、為替相場でのドル安も支えに上昇に転じた。アジア市場で72.14ドルまで売られた後、供給不安が再燃し、米国市場の後半にかけて74.44ドルまで大幅高となった。通常取引終了後の時間外取引では主に74ドルを挟んだ水準で推移した。

 

NY金先物市場は続伸:米長期金利低下で買い優勢に

NY金先物市場は2034.80‐2061.00ドルのレンジ相場となった。米長期金利の低下を支えに金先物は買いが優勢となった。為替相場でドル安が進んだこともドル建ての金に割安感が生じ、買いを後押した。アジア市場で2034.80ドルまでまで下げたが、その後はじり高となり、米国市場の後半にかけて2061.00ドルまで買われた。通常取引終了後の時間外取引では2053ドルを挟んだ水準で推移した。

 

米国債券市場はまちまち:利下げ観測強く方向感は出ず

米国債券市場で中期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米2年債利回りは前営業日比0.02%低い(価格は上昇)4.44%で終了した。また、長期ゾーンは前営業日比変わらずだった。米10年物国債利回りは前営業日比と同じ3.93%で終了した。米連邦準備理事会(FRB)高官から早期利下げ観測をけん制する発言が相次いだ一方、FRBが2024年の早期に利下げに転じるとの観測は根強く、相場は方向感が出なかった。

 

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2023/12/19/07:14:46

米国株式市場は上昇:サンタクロースラリー期待の買い

NYダウは0.86ドル高の37306.02ドル、ナスダックは90.89ポイント高の14904.81ポイントで取引を終了した。12月住宅市場指数の改善でソフトランディング観測が強まり、寄り付き後は上昇した。エネルギーセクターや会員制倉庫型卸売・小売会社のコストコホールセール(COST)の上昇も相場を押し上げた。一部連邦準備制度理事会(FRB)関係者が市場の早期利下げ観測に懐疑的見方を表明したものの、金利先安感が根強くハイテクが相場を支えたほか、年末にかけたサンタクロースラリーを期待した買いに、終日堅調に推移した。終盤にかけNYダウは失速も連日で過去最高値を更新、相場はプラス圏を維持し終了した。VIX指数は12.28から12.56へ上昇した。

 

NY外国為替市場:米長期金利の上昇からドルは底堅く推移

ドル/円は、米長期金利の指標となる米10年債利回りが3.96%台まで上昇するとドル買いが進行した。明日の日銀金融政策決定会合の結果に注目が集まる中、円売りも優勢となり、前週末の高値142.47円や14日の高値142.90円を上抜けて一時143.16円まで上値を伸ばした。200日移動平均線が位置する142.57円を上抜けたことでテクニカル的にも買いが入りやすかった。なお、市場の関心は明日の日銀会合の結果に向いており、「会合の結果と植田和男総裁の会見から政策修正などのタイミングを探りたいとの思惑が強い」もよう。

 

ユーロ/ドルは、NY市場に限れば1.09ドル台前半での狭いレンジ取引に終始した。ユーロ/豪ドルやユーロ/ポンドなどユーロクロスの上昇につれた買いが相場を下支えした半面、米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出たため相場は方向感が出なかった。市場の関心が高かった米欧の主要中銀による金融政策の発表を終えたことで、方向感が出にくい面もあった。NY時間の安値は1.0907ドル、高値は1.0931ドルで値幅は0.0024ドル程度と小さかった。

 

NY原油先物市場は反発:中東情勢の緊迫化を背景に買い優勢に

NY原油先物市場は70.99ドル‐74.61ドルのレンジ相場となった。中東情勢の緊迫化を背景にエネルギー供給不安観測が再燃し、一時74ドル前半まで上昇した。イエメンの親イラン武装組織による商船への攻撃が続いていることで、英石油大手BPは紅海経由の石油輸送を全面的に停止すると発表した。ロンドン市場で70.99ドルまで売られた後、米国市場の中盤にかけて74.61ドルまで大幅高となった。供給不安が生じたことで買いが広がった。買い一巡後は73ドルを下回り、通常取引終了後の時間外取引では主に73ドルを挟んだ水準で推移した。

 

NY金先物市場は反発:中東の地政学リスクが買い手がかり

NY金先物市場は2029.50‐2048.00ドルのレンジ相場となった。中東の地政学リスクも手がかりに安全資産とされる金は買いが優勢となった。ただ、米長期金利の上昇が重しとなり、上値は限定的にとどまった。アジア市場の序盤に2029.50ドルまで下げたが、その後はじり高となり、米国市場の後半にかけて2048.00ドルまで買われた。通常取引終了後の時間外取引では2040ドルを挟んだ水準で推移した。

 

米国債券市場は下落:米FRB高官からのタカ派発言で売り優勢に

米国債券市場で中長期ゾーンは下落(利回りは上昇)した。米2年債利回りは前営業日比0.03%高い4.46%で終了した。また、米10年物国債利回りは前営業日比0.02%高い3.93%で終了した。米連邦準備理事会(FRB)高官から早期利下げ観測をけん制する発言が相次いだことで、債券売りが出やすかった。

 

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2023/12/18/03:00:45

米国株式市場はまちまち:FRB要人発言に振れる展開

NYダウは56.81ドル高の37305.16ドル、ナスダックは52.36ポイント高の14813.92ポイントで取引を終了した。NY連銀のウィリアムズ総裁が早期利下げを否定したため、寄り付き後は下落した。その後、アトランタ連銀のボスティック総裁が来年下半期の利下げを予想していると発言すると、上昇に転じた。過去最高値付近での利食い売りにダウは一時下落に転じるも、終盤にかけ航空機メーカーのボーイング(BA)がけん引する形で底堅く推移。ナスダックも半導体インテル(INTC)の上昇や金利先安感にプラス圏を維持し過去最高値で終了した。VIX指数は12.48から12.28へ低下した。

 

NY外国為替市場:NY連銀総裁のタカ派発言受けドル買戻し

ユーロ/ドルは、欧州時間発表のユーロ圏の12月製造業・サービス部門PMI速報値が軒並み予想を下回ったことを受けて、NY時間に入ってもユーロ売りが続いた。ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁がCNBCとのインタビューで「利下げについて協議しているというほどでもない」「来年3月の利下げについて考えるのは時期尚早」と述べたと伝わると、全般ドル買い戻しが加速し、一時1.0889ドルと日通し安値を付けた。
 また、ボスティック米アトランタ連銀総裁もロイター通信のインタビューで「来年は第3四半期から2回利下げする可能性が高い」などと発言した。これも早期の利下げ観測の後退につながり、ドル買い戻しを誘った。

 

ドル/円は、ウィリアムズ総裁が「利下げは足元の主要な議題ではない」として、早期利下げ期待が拡大する市場をけん制するとドル買い戻しが先行し、一時142.45円付近まで値を上げた。アジア時間に付けた日通し高値142.47円が目先レジスタンスとして意識されると、いったんは上値が重くなり、一時141.43円と日通し安値を更新した。ただ、ボスティック総裁の発言が伝わると再び強含み、142.31円付近まで持ち直した。

 

カナダドル/円は堅調だった。マックレム・カナダ銀行(中央銀行、BOC)総裁が「利下げについて議論するのは時期尚早」「BOCは常に警戒、必要に応じて調整できるようにしておく必要」と発言すると、カナダドル買いが優勢に一時106.41円と日通し高値を付けた。

 

NY原油先物市場は3日ぶりに反落:ドル安による買いは一服

NY原油先物市場は70.64ドル‐72.56ドルのレンジ相場となった。12月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が大幅に悪化したことで米経済の減速に伴って原油需給が緩むとの懸念が上値を抑えた。米国市場の序盤にかけて72.56ドルまで買われたが、ドル安が一服したことから利食い売りが入っており、一時70.64ドルまで下落した。ただ、需要減少の懸念は後退しており、押し目買いが観測された。通常取引終了後の時間外取引では主に72ドルを挟んだ水準で推移した。

 

NY金先物市場は3日ぶりに反落:利食い売り強まり売り優勢に

NY金先物市場は2029.20‐2059.60ドルのレンジ相場となった。ウィリアムズNY連銀総裁が利下げの議論を否定したことで外国為替市場ではドル高が進行した。ドル建てで取引される金には割高感を意識した売りが強まった。ロンドン市場で2059.60ドルまで買われたが、ドル安は一服したことから、利食い売りが強まり、米国市場の後半にかけて2029.20ドルまで反落した。通常取引終了後の時間外取引では2032ドルを挟んだ水準で推移した。

 

米国債券市場はまちまち:タカ派発言受け売られるも下押しは限定的

米国債券市場で中期ゾーンは下落(利回りは上昇)した。米2年債利回りは前営業日比0.03%高い(価格は下落)4.43%で終了した。また、長期ゾーンは変わらず。米10年物国債利回りは前営業日と同じ3.91%で終了した。ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁が市場の早期利下げ観測をけん制すると売り(利回りは上昇)が出たものの、下押しは限定的だった。市場では「中長期的に金利低下が続くとの見方が相場を下支えした」との声が聞かれた。

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