FITS エコノミックレポート

南アランド/円の12-26日EMAとMACD!

2019/11/06/13:14:33

 

★南アランド/円の日足に12日指数平滑線(EMA:赤線)26日EMA(青線)を引いたチャートでは、ロウソク足は12日EMAの上に位置していることから、強気相場が続いている。また、12日EMAが26日EMAの上に位置していることで、上昇基調を示す基調となっている。

MACD(パラメータ:12、26、9)はゼロラインの上にあり、MACDがシグナルを再び上抜けするゴールデンクロス寸前になっていることから、上向きバイアスがかかっている。

トレンドラインでは、8月26日安値6.764円を起点として右肩上がりの10月9日安値6.973円を結んだトレンドライン(S1)を10月31日の安値では下回らずに反転したことで、下値切り上げとなっている。また、9月13日高値7.451円を起点として右肩上がりの10月28日高値7.505円を結んだトレンドライン(R1)は徐々に上値を切り上げている。そのため、上昇・下落を繰り返しながらも上昇基調は継続している。

 

高値圏でもみ合いとなった7月24日高値7.805円と直近の大底となった8月26日の6.764円の50%戻し7.2845円を上抜けしてきていることからも強い戻り基調にある。

 

まとめると、南アランド/円は戻り基調を継続しており、投資判断では『買い』または『保有継続』となる。上値では、直近高値10月28日の7.505円を上抜けてさらにR1を上抜けすると、高値もみ合いとなった7.805円近辺までの戻り期待が広がる。

一方で、投資判断を変更するシグナルとしては、12日EMAの7.3267円や26日EMAの7.2901円を下抜け半値戻しを下抜けると、12日EMAと26日EMAがデッドクロスする可能性が高まる。そうなると、再びS1までの下落基調となりやすい。さらにS1を下抜けするようなら、10月9日安値が下値目処となる。12日EMAが26日EMAを下抜けるデッドクロスとなると、MACDはゼロラインを下抜けることになり、MACDが下方から上向きに変わるまでは、下落トレンドが継続しやすいことから安易な買いは注意が必要となる。

 

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日経225の日足ではダイバージェンスの兆しが!

2019/11/06/13:13:12

 

★日経225の日足では、5日SMA(赤線)の上方にロウソク足が位置しているほか10日SMA(黄線)も上向きとなっており、強い上昇基調が続いているような状況となっている。

しかし、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、%Dは10月29日の98.21%がピークとなり徐々に低下傾向にある。価格が上昇している中で、ストキャスティクスは上値を切り下げるダイバージェンスが起きていることを示している。

9月にも同様のことが起きており、9月13日に%Dが97.49まで上昇後に価格は上昇を継続したものの、ストキャスティクスは下落基調となるダイバージェンスを起こしていた。その後に、日経225もやや大きい下落調整となった。

今回も同様の動きとなっていることから、注意する必要がある。下値では、25日SMAの22,293円が意識される。

 

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イールドスプレッドで11月6日の米国株市場を先取り!

2019/11/06/09:20:18

 

★NY株式市場では、NYダウとナスダックが上昇し、S&P500は小幅下落した。米長期金利が大幅上昇したことでイールドスプレッドは3指数とも連日で前日比縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)する結果となった。三指数とも割高なほどは買われているわけではないものの、過去のイールドスプレッドと比較して目に見えて割安感が薄れてきている。米中通商協議が部分合意に向けて進展する中、『トランプ米政権が第4弾の一部撤廃を検討している』などと報じられた。米中貿易協議の進展期待を背景に買いが優勢となり、ダウ平均は連日で史上最高値を更新した。ただ、VIX指数は12.83から13.10へと連日上昇しており、気になるところである。

 

NYダウは、5日SMAの27,307ドルや10日SMAの27,129ドルが上向きとなっており、短期的な上昇基調は継続している。ただ、ロウソク足が『十字線』で終わっており、今晩窓を空けて下落すると下落基調の切っ掛けとなりやすい。その中、米長期金利は1.860%(5日終値)と再び上昇してきた。そのため、今後も長期金利が上昇するようなら米国株の割高感が意識されるようになる。NYダウの割高の目安は3.00%近辺、S&P500は3.00%割れ、ナスダックは1.5%以下が昨年からの割高の目安となっている。割高になると米国株を売って、安全資産である債券などに資金がシフトされやすくなり、米国株の下落調整しやすい地合いとなる。

 

★米国市場のイールドスプレッドは、米国債金利と米国株益利回りを比較する指標である。株式市場は国債市場よりリスクが高いことから、株式市場に割高感が生じ国債市場に割安感が生じれば、投機筋は株式を売って国債を買う。また、国債市場に割高感が生じ株式市場に割安感が生じれば、国債を売却して株式を買うことになる。

そのため、株式市場の天底を探るひとつの参考指標となる。

 

米10年国債金利とNYダウ:2011/4/21以降の平均▲4.357%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲3.069%、19/4/25-▲3.048%

(NYダウが割高・米国10年債割安の状態)

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲4.226%、19/6/3-▲4.038%、

               19/8/5-▲4.102%

(NYダウが割安・米国10年債割高の状態)

・11月4日:▲3.559%⇒11月5日予想▲3.470%

 

11月5日はNYダウが上昇したうえ、長期金利も上昇したことでイールドスプレッドは連日前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲4.357%から▲0.887%と平均値よりかい離が縮小している。19年1月3日の大底▲4.226%を▲0.756%と縮小した。19年6月3日の大底4.038%を▲0.568%と縮小した。19年8月5日の大底▲4.102%を▲0.632%と縮小した。

 

NYダウが上昇したことで株式益利回りは低下した。また、米長期金利も上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小し3.5%割れとなった。米国債券に対してNYダウが前日比で割高となった。前日比ではNYダウを買うよりも米国債券を買う方が良いことになる。米中通商協議が部分合意に向けて進展する中、『トランプ米政権が第4弾の一部撤廃を検討している』などと報じられた。米中貿易協議の進展期待を背景に買いが優勢となり、ダウ平均は連日で史上最高値を更新した。ただ、VIX指数は12.83から13.10へと連日上昇しており、気になるところである。

 

米10年国債金利とS&P500:11/4/21以降の平均▲3.704%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲2.731%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲3.869%、19/6/3-▲3.881%、

                19/8/5-▲4.002%、19/8月15日-4.179%

・11月4日:▲3.542%⇒11月5日予想▲3.465%

 

S&P500が小幅下落したものの、米長期金利が大幅上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲3.704%から▲0.239%と平均値より縮小している。また、19年1月3日の大底となった▲3.869%に対して▲0.404%より縮小。19年6月3日の大底となった3.881%から▲0.416%とイールドスプレッドは縮小。また、19年8月5日の大底となった▲4.002%から▲0.537%縮小した。19年8月15日の▲4.179%とは▲0.714%より縮小した。イールドスプレッドは以前より縮小してきたことで割安感も薄れてきている。

 

米10年国債金利とNASDAQ:11/4/21以降の平均▲2.204%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲1.198%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲2.179%、19/6/3-▲2.328%、

              19/8/5-▲2.383%、 19/8/15-▲2.498

・11月4日:▲1.970%⇒11月5日予想▲1.887%

 

NASDAQが上昇したうえ、米長期金利も上昇したことでイールドスプレッドが前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲2.204%から▲0.317%と平均値より縮小した。また、19年1月3日の大底となった▲2.179%に対しては▲0.292%下回った。19年6月3日の大底となった▲2.328%に対して▲0.441%縮小した。19年8月5日の大底となった▲2.383%から▲0.496%と縮小した。19年8月15日の大底となった▲2.498%から▲0.611%縮小した。

 

NASDAQが上昇したうえ、米長期金利も上昇したことでイールドスプレッドは前日比で大幅縮小した。割高にはなっていないが、イールドスプレッドが1.80%台まで縮小してきており、割安感も払しょくされてきた。NASDAQはハイテク関連銘柄が多く米中貿易摩擦の影響が大きく、三指数の中で上下に振れるボラティリティが最も高くなっている。特に米中通商協議の行方に左右されやすく、報道に振れやすい地合いとなっている。

 

三指数のイールドスプレッドは、連日指数が上昇しているうえ、米長期金利も上昇したことで縮小する結果となった。米国株は割高感を感じるまでは買われていないが、全般米国株への割安感は薄れてきている。割高・割安感がないということは見方を変えれば、上振れ・下振れしやすいとも言える。米長期金利が引き続き上昇すると、米国株に割高感が出てくるので、今後の米長期金利の動向には注意が必要となる。

 

※PERの発表が時間的に遅行することから、前営業日の数値を使って当日終了時の予想を算定している。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

 

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東京金60分足では引けにかけて戻り基調!

2019/11/06/08:10:58

 

★10月29日以降の東京金60分足では、安値5,183円を付けて底値を確認すると下ヒゲ陽線となり戻り基調が継続して終了した。もみ合い相場が続いていただけに、一旦下振れしたことで、損失拡大を避ける手仕舞い売りやトレンドに乗り遅れまいとする新規売り建玉が加わり大きめの調整下落となった。戻り場面では買建玉を放置した買い方からの『やれやれ売り』が上値の重石となりやすい。240時間SMA(茶線)の5,212円雲の下限5,219円がレジスタンスとして意識される。

 

NY金先物市場は1480.70-1511.90ドルのレンジ相場となった。米中通商協議の進展期待の高まりを受けて、安全資産とされる金には売り圧力が強まった。米長期金利が上昇傾向を強めたことも金利がつかない金の重石になった。為替相場でドルが対ユーロで堅調となると、ドルで取引される金先物は下げ足を速めた。

 

価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を下抜けしたことで、上値の重石となりやすい。ただ、5,200円割れところでは、押し目買いも入り底堅い展開となりやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方でシグナルとかい離幅を縮小し始めていることから、下押しバイアスは鈍化傾向となっている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、低水準で%DがSlow%Dを上抜けしてきており、戻り基調となってきた。

 

東京金日足では、25日SMAの5,185円がサポートラインとなり下げ止まる展開となった。ただ、5日SMAの5,219円や10日SMA5,217円を下抜けしていることから、再び上抜け出来るかが注目される。本日はリスク選好の動きの中、25日SMAを維持出来るかが注目される。NY金もリスク選好の動きで米長期金利が上昇したことや米ドルインデックス指数が上昇したことで、あっさり1,500ドルを下抜ける展開となった。米中通商協議の進展期待が広がっていることから、リスク回避資産としての金や債券は買われにくい展開となっている。為替市場では、1ドル=109円台まで上昇しており、東京金の下支えとなっている。109円台を維持出来るかが注目される。

本日は東京金にとってはリスク選好の動きから売られやすい展開となっている。そのため、25日SMAを維持出来るかが大きな注目点となる。

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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 リスク選好でドルは109円台に上昇!

2019/11/06/07:39:48

 

★欧州市場朝方の取引では、米中貿易交渉で近く暫定合意成立するとの期待感に支援され、投資家心理が一段と改善する中、株高・長期金利上昇が進展、円は全面安で推移した。NYダウ先物と米長期金利が続伸となる中、日中高値付近でもみ合いとなった。その後は、NY市場を控える中米10月ISM非製造業総合指数等の指標待ちで、利益確定売りに押される様相となった。日米株価指数先物が底堅く推移していたほか、米長期金利も上昇幅を拡大したことで、投資家のリスク志向改善を意識したドル買いの流れが継続した。

 

米長期金利が1.83%台まで上昇したことなどをながめ全般ドル買いが進行した。10月米サービス部門PMI改定値が予想を下回り、10月米総合PMI改定値が下方修正されると一旦ドル売りが強まったものの、その後発表された10月米ISM非製造業指数が予想を上回ったことが明らかになるとドル買いが優勢となった。10月30日高値109.29円が目先のレジスタンスとして意識され、ドル買い一巡後は下押しした。一時109.10円割れとなる場面もあったが、再び史上最高値に迫る勢いをみせたNYダウをながめドルはじり高となった。

 

★欧米主要経済指標

・英・10月サービス業PMI:50.0(予想:49.7、9月:49.5)
・英・10月総合PMI:50.0(予想:49.5、9月:49.3)
・ユーロ圏・9月生産者物価指数:前年比-1.2%(予想:-1.2%、8月:-0.8%)

 

・米・9月貿易収支:-525億ドル(予想:-524億ドル、8月:-550億ドル←-549億ドル)
・カナダ・9月貿易収支:‐9.8億加ドル(予想:-6.5億加ドル、8月:-12.4億加ドル)
・米・10月ISM非製造業景況指数:54.7(予想:53.5、9月:52.6)
・米・9月JOLT求人件数:702.4万件(予想:706.3万件、8月:730.1万件←705.1万件)
・米・10月サービス業PMI改定値:50.6(予想:51.0、速報値:51.0)
・米・10月総合PMI改定値:50.9(速報値:51.2)

 

★欧米市場のポイント

・108.76-109.24円のレンジ相場

・トランプ米政権が第4弾の一部撤廃を検討との報道

・米中貿易協議の進展期待を背景にリスク選好

・米10月ISM非製造業指数は予想を上回ったことを好感

・米国株式市場は史上最高値更新

・米長期金利は一時1.8708%前後へ上昇

・VIX指数は12.83から13.10へ上昇

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