FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足

2017/01/18/07:07:52

 

★欧州市場序盤では、ドルは主要通貨に対して全面安地合いを持続した。市場では、一部報道で、トランプ次期大統領が、中国人民元相場を念頭に、ドル高に対する不満を表明したことがドル全面安の背景との指摘があった。メイ英首相の演説を前に『ハード・ブレグジット』への思惑からリスク回避の円買いが強まった。欧州株安や米株先物の弱含み、米長期金利の大幅低下もリスク回避の動きを強めた。トランプ新政権で上級顧問となる予定のアンソニー・スカラムッチ氏『ドル高進行のリスクについて警告した』と伝わるとドル全面安の流れが持続した。ただ、113円割れに失敗すると買いもぢが入り、113.20円台へ反発した。欧州株が下落し、米長期金利の低下からドル売り強まり113円割れとなった。その後、英メイ首相の演説を受けてポンド・円の上昇に引っ張られるかたちで、反発に転じた。米長期金利の低下が低下幅を縮めたことを支えに113円台半ばまで上げた。ダドリー米NY連銀総裁が『最近のドル高は物価に下向きの圧力』などと述べたことで円買い・ドル売りが再開した。NY時間帯では、持ち直す気配を見せたが、上値の重い展開で113円を挟んだ動きとなった。NYダウが100ドル超の下げ幅となり、リスク回避の円買いが強まり引けにかけてドル売り・円買いが強まった。

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ドル/円のトランプラリー第一幕終了の兆し!

2017/01/17/16:08:24

 

★ドル/円の週足では、パラボリック(パラメータ:0.08、0.3)では、大統領選の開票週に一旦売転となったが、翌週11月25日週で買転した。その後、先週の1月13日週に売転に転じた。今週のSAR:118.66円、1月27日週のSAR118.23円までドル高・円安が進行しない限り売転が継続する。MACD(パラメータ:12、26、9)は、徐々にMACDとシグナルのかい離幅が縮小してきている。さらに、ストキャスティクス・スロー(パラメータ14、3、3、20、80)は買われ過ぎ域から%Kと%Dがかい離幅を拡大させながら下向きとなってきた。

また、徐々に上値を切り下げ・下値を切り下げる下落パターンの典型的な動きとなっている。そして、13週線を下抜けしてしまうと、今まで上値抵抗・下値支持ラインとなっていただけに、今度は上値抵抗ラインとなりやすい。

 

下値では、13週線(赤線)の112.624円が、まず最初の下値支持ラインとなりやすい。13週線を下抜けすると、200週線(紫線)の109.444円、52週線(緑線)の108.455円、26週線(青線)の107.438円が下値支持ラインとなりやすい。

 

今後の注目点では、MACDがしっかりデットクロスすると、オシレータ全てが売りシグナルとなる。また、13週線の下抜けにも注意が必要だ。

トランプラリー第一幕が終了する兆しが出てきているので、今までのようなドル買い円売り相場の転換期にあることに警戒が必要。

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保護中: 東京金は昨年高値が抵抗ラインに!

2017/01/17/12:10:09

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豪ドル/円は転換線が上値抵抗!

2017/01/17/10:15:17

 

豪ドル/円の一目均衡表の日足では、転換線9日(赤線)が上値抵抗ラインとなり、上値の重い展開となっている。また、基準線(青線)の85.625円や転換線5日(茶線)の85.640円も上値抵抗ラインとなりやすい。

遅行線(緑線)が26期間過去のロウソク足下抜けしてきていることで、ジリジリと低下傾向にあることを示現している。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、買われ過ぎ域から%Kと%Dがデットクロスしながら下向きとなってきた。一方、MACD(パラメータ:12、26、9)は、ほぼMACDとシグナルが横ばいとなっており、トレンドが出ていない状況を示現している。

 

今後の注目点では、まずは転換線9日の85.515円を回復出来るかにあり、その後は基準線や転換線5日を超えるかが注目される。ドル/円で円安も一服していることから、豪ドル/円も調整下落しやすい地合いとなっている。

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午前の市場コメント!

2017/01/17/09:58:57

★豪州経済指標:概ね良好な結果

・11月住宅ローン件数は前月比0.9%増となり市場予想の前月比0.3%増を上回った。

・11月投資貸付は前月比+4.9%となり、10月の前月比+0.7%から大幅に改善した。

・12月新車販売台数は前月比+0.3%、前月比+0.2%となり、11月の前月比▲0.7%、前年比▲1.1%から大幅に改善した。

 

★日経平均株価:円高を嫌気した売り優勢に

英国と米国の首脳演説に対する警戒感や、英国のEU離脱問題、為替相場での円高・ドル安地合いなどが重しとなりやすい。また、日米企業の決算発表が本格化することも、高値警戒売りやポジション調整、新規投資の手控えも促しやすい。ただ、前日にIMFは世界経済の見通しを据え置いた。今年の後半にかけては回復期待が示されており、現在の調整を経たあとの日本の株高や円安地合いの基本トレンドに期待される。17日のメイ英首相の議会演説次第では波乱含みとなっている。日経平均株価は、前日比56円安の1万9038円で寄り付いた。その後は円高を嫌気され200円超まで下落幅を拡大している。

 

★東京外国為替市場:ドル/円の下値では国内投資家の需要も根強い

ドル/円は、ドル高けん制警戒により徐々に上値が重くなってきている。ただ、依然として日米金利差拡大を背景とした国内投資家の運用対象になっており、下値では押し目買いが入りやすい。下値では、11月9日の安値と12月15日高値からの白銀比率29.8%押しの113.44円が注目される。ユーロ/ドルは、EU離脱問題が再燃するなか、ポンドが一時1.200ドル割れとなるなか、リスク回避を踏まえたユーロ買いも散見されてはいるが、依然として戻り売り圧力は根強く上値の重い展開となっている。

 

本邦輸出勢は期日決済売り以外は静観スタンス。米系短期筋は114.50円からドル売り継続的に観測されている。また、本邦輸入勢は113.75円からドル買いスタンス。米系短期筋は113円台後半からドル買いが継続的に観測されている。

 

★メイ英首相議会演説について:日本時間:20時45分からの予定

本日のメイ英首相の演説に関しては、現在何時に行われるか時間は定かでないが、首相官邸は、首相の演説では、『労働者の権利保護・向上といった共通の目標のために結束する必要性を強調すると説明。離脱を成功させ、真にグローバルな英国を築くために一丸となるよう訴える』としたが、今回の演説は3月末までにリスボン条約50条を発動してEU離脱の正式手続きに踏み切る準備を進める首相に対し、目標の詳細提示を求める企業や政治家からの要望に応えるもので、首相が単一市場あるいは移民に関する方針を明らかにするかどうかは言及されていいない。

 

★為替市場のトランプラリーの賞味期限は?

為替市場では昨年11月以降のトランプ・ラリー『第一幕の賞味期限』は、トランプ氏が正式に大統領へ就任する1月20日までとの見方が囁かれている。そのため、連動する形でドル全面高にも、ポジション調整やスピード調整の続落リスクが漂っている。ドル/円の動向に影響を及ぼすのが、日米の実質金利差である。米国では、物価の下落圧力が後退している。一方で米長期金利は2.63%まで急上昇したあと、2.30%に調整低下する場面があった。名目金利の低下する中でのインフレ率上昇は、実質金利の低下へと作用する。足元での調整ドル安を後押しさせている。ただ、日本でも、『名目金利が低位安定化する中でのインフレ率上昇』による実質金利の低下モメンタムは維持されており、金利差縮小の制御がポジション調整を越えたドル安・円高を抑制していく。

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