FITS エコノミックレポート

午前の市場コメント!

2017/01/20/10:10:10

★午前のイベント:中国の経済イベントに注意

10:00 (米) イエレンFRB議長講演
11:00 (中) 第4四半期GDP [前期比] (前回+1.8% 予想+1.7%)
11:00 (中) 第4四半期GDP [前年比] (前回+6.7% 予想+6.7%)
11:00 (中) 12月鉱工業生産 [前年比] (前回+6.2% 予想+6.1%)
11:00 (中) 12月小売売上高 [前年比] (前回+10.8% 予想+10.7%)
11:00 (中) 12月固定資産投資 [前年比] (前回+8.3% 予想+8.3%)

 

イエレン米FRB議長の講演では、前日に『2019年まで、年間数回の利上げを想定』と述べたことがドル買いを誘った。同様の発言があっても一定の織り込みは終了しているが、ドルを下支えすると見られる。中国の10-12月期国内総生産(GDP)が有力な手掛かり材料となる。市場予想と一致した場合、中国経済の減速懸念はやや後退し、リスク選好的なドル買いが継続する可能性がある。ただ、鉱工業生産の伸びはやや鈍化しつつあるものの、生産活動の低下を明確に示す数字ではないとみられている。

 

★日経平均株価はプラス圏での推移も上値の重い展開

米国株が下落したことで、日本株もつれた株安になりやすい。前日の米国経済指標では、住宅着工・建設許可件数、週間新規失業保険申請件数などが底堅く推移した。そのため米長期金利が上昇したことで、日本の金融株にも追い風になりやすい。ただ、20日にトランプ新大統領の就任演説が迫っている。保護主義的な発言やドル高けん制発言はリスク回避の動きとなりやすい。本日は大統領就任演説を控え、週末と重なり基本的には様子見ムードが広がりそうだ。ただ、11月に中国経済指標の発表があり、結果次第ではポジション調整の動きが活発かする懸念も残る。日経平均株価は、前日比13円安の1万9059円で寄り付いた。その後はプラス圏に回復するも、前日終値近辺での推移となっている。米大統領の演説待ちとなり様子見ムードが強い展開となっている。

 

★東京外国為替市場:ドル/円の115円台は上値重い展開

ドル/円は、トランプ尾次期大統領就任を控えて様子見ムードに突入している。好調な米経済指標や次期米財務長官の発言を受けて、一時115円台半ばまで上昇したものの、115円台では実需や利益確定売りに押される展開となった。大統領の就任演説に対する警戒感を踏まえてドル買いを一旦解消する動きが優勢になった。暫くは変動の大きな値動きになりやすい。ユーロ/ドルは、ドル主導の往来相場となっている。その中、ドラギECB総裁が、資産購入拡大ペースの縮小は協議されなかったとし、また、インフレ基調は依然として弱いと述べており、改めて、ユーロ/ドル1.07ドル台の上値の重さが意識される。

 

本邦輸出勢は115円台後半からドル売りスタンス。米系短期筋は115.50円からドル売りが継続的に観測されている。また、本邦輸入勢は114円台前半からドル買いスタンス。米系短期筋は114円台半ばからドル買いが継続的に観測されている。

 

★ドラギECB総裁発言:弱気な内容

ドラギECB総裁の発言内容は総じて弱きとの見方だった。ただ、直近の景気の下げ止まりも指摘された。また、未だテーパリングに関して、ドラギ総裁の解釈は不透明感があった。基本資産買い入れの減額=テーパリングだと思われるが、ドラギ総裁発言では何をもってテーパリングと考えているの不透明感だったことには留意したい。一部のユーロ圏国を除いて、金融不安や景気低迷が続いていることや、トランプ新政権による影響が不透明なことから、現状の金融政策を維持したと思われる。

 

★中国も米国に対してけん制

19日付の中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報(英語版)は社説で、トランプ次期大統領に対して『中国を見くびるな』と批判した上で、中国への高率関税などで貿易紛争を仕掛けてきた場合、米ボーイング製の航空機や農産物を標的に報復すべきだと主張した。

中国の習近平国家主席は『貿易紛争となれば双方とも傷を負うだけだ』と警告しながら、新政権の実際の出方をうかがっている状況であり、共産党系紙を使ったトランプ氏をけん制したと見られる。

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日米長期金利差拡大で円安再燃!

2017/01/20/09:57:12

 

★ドル/円は、昨年12月15日高値からジリジリと円高傾向となっていたが、日米金利差も縮小傾向となっていた。ただ、1月17日をボトムとして再び日米長期金利差が拡大してきてた。そのため、ドル/円相場も17日をボトムとして円安方向へ転換している。ただ、一目均衡表の基準線(青線)の2.399%が上値抵抗ラインとなっている。20日に米大統領の就任式が行われ、トランプ大統領が就任演説する。今後の為替市場を占う一つのポイントとして、日米長期金利差が拡大するのか縮小するのかにある。トランプ大統領の演説後の初めての市場は、日本市場からスタートすることになるので、週明けの米長期金利動向を注意深く見ていく必要がある。

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保護中: 東京金60分足ではレンジ相場上抜け!

2017/01/20/07:30:12

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ドル/円欧米市場動向:5分足

2017/01/20/06:53:40

 

★欧州市場序盤では、日本時間早朝に伝わったイエレン米FRB議長によるタカ派発言を受けた米長期金利上昇とドル買い・円売りが進展した。欧州株が伸び悩み、米長期金利の上昇も一服する中、ドルは戻り売りに押された。ドル売りの動きは一巡となったが、トランプ米大統領の就任に市場の注目は集まる中、持ち高調整の動きにドルを圧迫した。その後、発表された米1月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が+23.6と予想の+15.3に比べ上振れ、米労働省が発表した1月13日週の新規失業保険申請件数が23.4万件と事前予想の25.2万件を下回り米雇用情勢の改善、さらに米12月住宅着工件数が年率122.6万件(前月比+11.3%)と事前予想の年率118.8万件(前月比+9.0%)を上回りドル/円は114.99円へ堅調推移となった。米長金金利の上昇拡大を受け115円台前半に一段高となった。米長期金利の上昇が一服するとやや上値が重くなった。ムニューチン次期米財務長官が『ドルの長期的な強さが重要』『トランプ氏の発言は長期的なドルの動きについてではなく短期的な動きについて』などの見解を示したことを受けて、一時115.62円と本日高値を更新した。その後、米国株の下げ幅が拡大し、米長期金利が低下傾向となったことから、リスク回避の円買いが強まった。

 

引けにかけてリスク回避の動きが強まりドルの上値が重くなったことから、アジア時間オープニングでもその流れが続く可能性が高い。ただ、本日はゴトー日となることから、仲値までは強くなりやすく、その後は下落しやすいことには注意。

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ユーロ/円はストキャスティクスと相性が良い!

2017/01/19/16:53:17

 

★ユーロ/円の日足では、移動平均線ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)の組み合わせが、かなり相性が良い。移動平均線では22日線(赤線)、55日線(青線)、78日線(緑線)を使用する。

 

赤い縦点線は売られ過ぎからの上昇、青い縦点線は買われ過ぎからの下落となっている。また、各移動平均線では、上値抵抗・下値支持線となるかの指標となる。基本的には22日線を上抜けると上昇トレンドとなりやすく、実体で下抜けすると下落しやすい。その際に%Kと%Dの方向性が焦点となる。

 

現在ストキャスティクス・スローは、売れ過ぎから上昇基調となってきている一方で、22日線が上値抵抗ラインとなる可能性がある。この22日線を上抜けするようなら上昇基調が継続しやすいことになる。ただ、上抜けに失敗すると再び55日線への下落基調となりやすい。欧米市場での動向が重要ポイントとなりそうだ。

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