★日経225日足では、レジスタンスとなっていた4月SQ値21,853.92円を上抜けして寄り付いた。その後、抜けそうで抜けなかった3月12日高値21,971.16円を上抜けした。これで高値上抜けとなり、下落トレンドであった高値・安値切り下げから上昇トレンドへの兆しが出てきた。
本日確り上抜けして終了すると、トレンド転換となり売り目線から買い目線へと変化しやすい。
ただし、上ヒゲで終了すると上値の重さが意識されたこととなる。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:93.97、%D:89.99とかなり買われ過ぎ過熱感が出てきていることから、上値が重くなる可能性もある。
近くて遠かった22,000円台を回復しており、2月28日以来の大台となっている。
★欧州市場朝方の取引では、対欧州通貨でドル売り圧力が高まった影響を受けた。107円手前で戻りの鈍い展開となった。ただ、欧州株はほぼ全面高、NYダウ先物もプラス圏が続き、リスク回避的なムードが後退したことで下値は堅い展開だった。欧州市場中盤では、NYダウ先物が続伸、米長期金利も持ち直す中、持ち高調整を背景にドル買いが優勢となった。ロンドン入り後のドル買い趨勢からこう着気味となった。NYダウ先物が230ドル超上昇したことなどをながめ円売り・ドル買いが先行した。米3月住宅着工件数/建設許可件数が市場予想を上回ったことも相場の支援材料となった。全般ドル高が進んだほか、NYダウの280ドル超高を支えに107.21円まで小幅に上げた。欧州のクロス円が下落したことや、米長期金利が低下に転じたことも相場の重石となり円買い・ドル売りが優勢になった。ただ、日通し安値106.88円が目先サポートとして意識されると下げ幅を縮めた。市場では『106.80円から本邦実需勢の買いが観測されている』との指摘もあった。
良好な米国の住宅件数や鉱工業生産を好感したドル買いが優勢となった。しかし、日米首脳会談の開催を控え、貿易問題などの懸念がくすぶり、ドルが伸び悩んだ。ドル/円は欧米市場で行って来い相場となった。107.20円台での上値の重さが意識される一方で、106.80円台での底堅さも意識される展開となっている。本日も日米首脳会談をにらみながらの展開となる。そのため、予測不能なトランプ大統領のツイッターによる突発的な動きには注意が必要となる。
★日経225の日足では、4月SQ値21,853.92円がレジスタンスとなっており、場中では上抜けしても終値で上回ることが出来ない状況となっている。本日もあと6.33円でSQ値を上抜け終了となったが、達成できないで終了した。
SQ値の上値では、3月12日高値21,971.16円がレジスタンスとなっている。この高値を上抜けて初めて上値切り上げとなり、下落トレンドからの脱却の兆しとなる。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも%K:89.54、%D:86.80と買われ過ぎ過熱感が出てきている。
4月SQ値や3月12日高値を上抜けするのが先か、それともストキャスティクスの過熱感から下落調整の動きとなるのが先かが焦点となっている。
5日線(赤線)がサポートとして緩やかに上昇基調となっていることや10日線(黄線)や25日線(青線)も緩やかに上昇していることから、上抜けの期待が高まる。ただ、17-18日に米首脳会談が開催されるが、トランプ大統領から貿易赤字の是正に向け、円安誘導を制限する措置を求められると円買い・ドル売りが強まる可能性が高い。円高を嫌気した日本株売りが再燃する可能性もあるので注意が必要となる。水星逆行が4月15日に順行に戻ったが、3日前後はドル安になりやすいとのアノマリーもあり、円高・ドル安には警戒が必要となる。
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