★日経225の日足では、5日線(赤線)22,473円を回復することが出来なかったが、10日線(黄線)22,373円がサポートとなりわずかに上回って終了した。
5日線はわずかに下向きとなってきていることで、短期的な下落調整が続く可能性が出てきていることから、明日は5日線を上回ることが出来るかが注目される。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:86.75、%D:89.75と未だ過熱感があり、%Kが%Dを下回り緩やかに低下傾向となっている。トレンド発生時は押し目買いの場面となることも多い。
3月26日をボトムとして上昇基調が続いてきたが、ちょうど一目均衡表の時間論の上げ相場一期となる基本数値26期間がピークとなった。
このところ上値の重さが気になるところであるが、日本株の過去の売買に問題がありそうだ。衆院解散の観測が浮上し『アベノミクス』継続への期待から相場が上昇基調に乗った17年9月から、今年5月8日までの日経平均先物の累積売買高は価格帯別(250円刻み)でみると22,250~22,500円の価格帯が約108万枚と突出して多い。同期間の累積売買高の13%を占め、金額換算では約24兆円になる。相場がこの水準に入ってくると戻り待ち売り圧力が高まる。また、海外投資家は今年1月から3月にかけ先物を約6兆円売り越した。3ヵ月の日経平均先物の売買加重平均価格は約22,300円となる。先物を売った海外投資家にとっては『平均売りコスト』になる一方、国内金融機関や個人などの押し目買いを入れた主体にとっては『平均買いコスト』になる。そのため、相場の下落局面では押し目買い、上昇局面では戻り売りの要因となる。そのため、上にも下にもいけないもみ合い相場となっている。
★ユーロ/円の日足では、連日の下げによりやや売られ過ぎの感がある。しかし、ボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1、±2、±3)はバンド幅が拡大するエクスパンションしており、マイナス3σに沿って下落するバンドウォークしている。ただ、バンド幅の伸縮を示すボリンジャー%B(パラメータ:21、3、5)では、ボリンジャー%Bが上向きとなっていることから、バンド幅が拡大していることを示現している。そのため、エクスパンションが継続している。
ロウソク足でも、前日ロウソク足に対して、上値を切り下げ・下値を切り上げる『はらみ線』となっている。そのため、変化の兆しは出ているものの、反転とは言えない状況である。
まずは、プラス3σが内向きになるまでは、下落基調が継続しやすく、内側に入ってきたら第1弾目の買い場となる。その後、マイナス3σが内向きになると本格的な戻り局面となるので乗せのタイミングとなる。
★日経225の日足では、昨日逆三尊底のネックラインとなる2月27日高値22,502円を上抜けして終了したことで、さらなる上昇を期待したが、寄付きから5日線(赤線)22,478円を下抜けする展開となっている。
次の下値節目目処は10日線(黄線)22,374円となる。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は%K:87.82、%D: 90.11と買われ過ぎ過熱感があり、%Kが%Dを下抜け両線とも下向きとなっていることから調整下落基調となっている。
引けまでに5日線を回復することが出来るかが注目されるところである。
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