FITS エコノミックレポート

日経225の支えは26週SMA!

2019/05/10/16:12:40

 

★日経平均株価は5日続落となり、52週SMA(緑線)13週SMA(赤線)を抵抗感なくすんなり下抜けした。ただ、26週SMA(青線)の21,244円が辛うじてサポートとなり一旦下げ止まる展開となり週を終えた。

救いは13週SMAが26週SMAをGCしており、来週早々に13週SMAを回復できれば上昇基調が継続する可能性がある。一方で、26週SMAを下抜けしてくるようなら、再び200週SMA(紫線)の位置する19,858円が視界に入ってくる。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、買われ過ぎ過熱感がある中、%D:87.54、Slow%D:90.08と%DがSlow%Dを下抜けし始めており、下落調整の様相となってきている。ただ、モメンタムオシレータは、上昇トレンドを明確になっている時はダマシが発生しやすい。

 

来週早々に13週SMAを回復し、再び52週SMAに向けて上昇基調となるようなら、ストキャスティクスの下落基調はダマシとなる。

米中通商協議の行方次第であるが、来週の動きが今後の動向を左右するので注意する必要がある。

カテゴリー: ホットニュース

ポンド/円の裏技:100日SMAとの関係!

2019/05/10/12:44:30

 

★ポンド/円と100日SMA(赤線)とは密接な関係がありそうだ。100日SMAを下抜けたら売り、上抜けしたら買い戦略が当てはまりそうな動きとなっている。

2月19日に100日SMAを上抜けしてからはサポートとなり下げ止まる展開が続いていた。しかし、5月8日にこの100日SMAを下抜けしたことから、戻り目処のレジスタンスとなりやすい。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)でも%DとSlow%Dがかい離幅を広げながら両線とも下向きとなっていることから、下落トレンドが継続している。

結論的には、100日SMAを下抜けしたことで、しばらくは戻り売り目線が続くことを示している。戻り場面では100日SMAが限界となるが、もし上抜けした際はストップロスとなる。ドッテンしてポンド買い戦略となる。

上値では147.00円近辺や148円台後半が目処となる。

カテゴリー: ホットニュース

東京金の日足ではプラス3σが拡大中!

2019/05/10/11:11:59

 

★東京金のボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1σ、±2σ、±3σ)日足では、±3σともに拡大していることから、下落基調が継続していることを示している。プラス3σが横ばいから内側に入ってくるような動きとなると下げ止まりのシグナルとなる。さらにマイナス3σが横ばいから内側に入ってくれば反転のシグナルとなる。

上値ではマイナス1σの4,555円がレジスタンスとして意識される。

ロウソク足では、前日ロウソク足に対して上値・下値を切り下げる動きとなっていることから、下落基調は継続している。上値・下値を切り上げるまでは一時的な戻り場面となりやすい。

5月14日に今年初めての一目均衡表の雲のネジレがある。雲のネジレではトレンドの加速や反転など相場の節目になりやすいので注意日となる。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%D:14.65、Slow%D:15.25と売られ過ぎ過熱感が出ている。しかし、明確なトレンドが出ている場合、モメンタム系のオシレータは機能しなくなりやすい。1月30日以降は買われ過ぎシグナルは出ていたものの、ストキャスティクスは上限に張り付いて横ばいとなり価格は上昇基調が続いた。このようなダマシでは大きな損失につながる。そのため、トレンド発生時は、注意しなければならない。

現状はプラス3σが拡張基調にあることや、上値・下値を切り下げる展開が続いていることから、下落基調が継続しているものと思われる。そのため、戻りもマイナス1σまでが限界となりやすい。オシレータはトレンド発生中のため、売られ過ぎ過熱感は出ているものの、ダマシとなる可能性があるので注意したい。

カテゴリー: ホットニュース

イールドスプレッドで5月10日の米国株市場を先取り!

2019/05/10/09:49:21

 

5月9日(木)の米国3市場は、NYダウ:138.97ドル安の25,828.36ドル、S&P500:8.70ポイント安の2,870.72ポイント、NASDAQ:32.73ポイント安の7,910.58と三指数ともに下落した。一方、米長期金利は、2.451%へ低下(価格は上昇)した。『8日付けPERと株価から逆算』して5月9日付け予想PER計算すると、NYダウ:17.11倍、S&P500:17.52倍、NASDAQ:24.60倍と、三指数ともに前日PERは低下した。2011年4月21日以降の平均値は、NYダウ:15.03倍、S&P500:16.61倍、NASDAQ:21.81倍で現在3指数とも大幅に上回っている。このPERを基に9日付けのイールドスプレッドを算出すると、NYダウ:▲3.394%、S&P500:▲3.257%、NASDAQ:▲1.614%と、三指数ともにイールドスプレッドは前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。株価が軟調地合いで、米長期金利が低下したことで、イールドスプレッドは拡大した。

米長期国債金利は、米中貿易摩擦が激化するとの懸念から買い(金利は低下)が先行したものの、トランプ大統領が貿易協議に関して前向きなコメントをすると売り(金利は上昇)が優勢となり伸び悩んだ。

 

昨年12月3日の高値時のイールドスプレッドを参考にする。12月3日に戻り天井となり下落基調となった。NYダウ:▲3.069%、S&P500:▲2.731%、NASDAQ:▲1.198%だった。また、4月25日のNYダウのイールドスプレッドは12月3日より縮小し▲3.048まで縮小した。

 

9日(木)のNYダウの予想イールドスプレッドは前日▲3.333%⇒▲3.394%となり拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。1月3日の直近割安となったイールドスプレッドの▲4.226%から0.832%に拡大(米国株に割高感)している。また、12月3日の戻り天井となった12月3日の▲3.069から0.325%に縮小してきている。NYダウは、トランプ米大統領は10日に予定している対中関税の引き上げ方針を巡り、『中国が約束を破ったからだ』と批判的な姿勢を示していたため、米中交渉決裂への警戒感から売りが先行した。NYダウは一時450ドル近く下落した。ただ、トランプ大統領が『今週中の中国との合意は依然として可能』と発言すると一転買い戻しが優勢となり、80ドル安程度まで下げ幅を縮めた。 VIX指数は19.40から19.10へ低下した。

 

S&P500の予想イールドスプレッドは前日▲3.211%⇒▲3.257%となり、イールドスプレッドは縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。1月3日のイールドスプレッド▲3.869%から0.612%に拡大してきている。また、12月3日の戻り天井の2.731%から▲0.526%へ縮小してきている。

 

NASDAQの予想イールドスプレッドは、前日▲1.568%⇒▲1.614%となり、イールドスプレッドは縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。1月3日のイールドスプレッド▲2.179%から0.565%に拡大してきている。また、12月3日の戻り天井の▲1.198%から▲0.416%へ縮小してきている。

 

テクニカル的には、NYダウは、75日SMAの25,833ドルを下抜けしたものの、200日SMAの25,419ドル手前で下ヒゲを伴って戻り基調となった。ただ、75日SMAまでは戻りきっていないことから、レジスタンスとして意識されるかが注目点となる。5日SMAの26,140ドルが下向きとなっており、レジスタンスとして意識される。本日も75日SMAの攻防となる可能性が高い。一目均衡表では、一旦雲の上限を下抜けしたものの、再び雲上限を回復して終了した。上値では転換線と基準線がレジスタンスとして意識される。

 

S&P500は、サポートとして意識されていた25日SMAからかい離する下落基調となったものの、下ヒゲを伴い陽線引けとなった。下値では75日SMAの2,815ポイントが意識される。一目均衡表では、相場の方向性を示す基準線が下向きとなってきた。先行スパン2の2,838ポイントがサポートとなり一旦下げ止まった。

 

NASDAQも、サポートとして意識されていた25日SMAの8,020ポイントからかい離して下落したが、引けにかけては陽線引けとなった。下値では75日SMAの7,670ポイントが意識されるが、かなりかい離が開いていることから、そこまで下落するかは不透明感がある。一目均衡表では、基準線を下抜けしてきたことで、先行スパン2が位置する7,754ポイントが下値の節目となりやすい。

 

ストキャスティクス(パラメータ:14、5、3、20、80)では、三指数ともに%DがSlow%Dを下抜けており、下押しの勢いが強まっている。売られ過ぎまで距離があることからしばらくは弱い展開が続く可能性がある。

 

2011年4月21日以降のイールドスプレッドの平均値のNYダウ:4.244%、S&P500:3.539%、NASDAQ:2.003%も下落時の節目となりやすい。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していきますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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東京金60分足では下値で出来高増加!

2019/05/10/08:26:04

 

★4月25日以降の東京金60分足では、4,520円を挟んでもみ合い相場が続いている。24時間SMA(緑線)がレジスタンスとして意識され上値を抑えられながらももみ合いが続いている。雲の下限が徐々に近づいてくることから、さらにレジスタンスとして意識されやすい。

 

米中通商交渉の難航を懸念して、リスク回避の金買いが1289.2ドルまで進む場面もあった。しかし、トランプ米大統領から『今週中の中国との合意は依然として可能』などとポジティブな発言が聞かれ、上昇幅を縮小した。

 

価格帯別出来高では、出来高を伴いながらもみ合い相場となっていることから、4,520円前後では押し目買いが入っている。そのため、このまま売りを吸収できるようなら、反転の可能性も高まる。しかし、上値では出来高が多いことから買い方からの『やれやれ売り』も出やすく上値の重石となる。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方から緩やかに戻り基調となっている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も%DとSlow%Dが上向きとなっていることから戻り基調となっている。ただ、戻りの勢いは強くない。

 

東京金の日足では、260日SMAの4,495円や200日SMAの4,475円が視界に入ってきている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%D:12.26、Slow%D:14.46と売られ過ぎ過熱感がでているが、明確な下落トレンドとなっていることから、モメンタム系のストキャスティクスでは底這いする可能性が高い。そのため、ロウソク足が5日SMAや10日SMAを上回るような動きを注視した方が良い。NY金はこのところ1,285ドル前後のもみ合い相場が続いている。米中貿易摩擦激化の懸念が残っていることから底堅い展開となりそうだ。為替市場では、109円台半ばではドル需要も根強く、NY市場でも109.50円前後では底堅い展開となった。ドル/円に関しては、1月3日の安値104.70円と4月24日の高値112.40円の38.2%押しは109.46円近辺となっている。

 

東京金の日足では、200日SMAや260日SMAが視界に入ってきており、下値サポートとなるのか下抜けしてしまうのかが注目される。トレンドが明確に出ている時は、モメンタム系のオシレータは機能が鈍化するので注意が必要となる。

 

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