FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2019/06/10/03:02:00

米国株式市場は上昇:FRBが早期に利下げするとの思惑買い優勢

NYダウは263.28ドル高の25983.94ドル、ナスダックは126.55ポイント高の7742.10で取引を終了した。NYダウは5月6日以来約1ヵ月ぶりの高値を付けた。米5月の雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比7万5000人増と市場予想の18万人増を大きく下回ったほか、平均時給の前年同月比の伸び率は前月から縮小したことを受けて、FRBが早期に利下げするとの観測が一段と強まり幅広い銘柄に買いが入った。アップルやマイクロソフトなどハイテク株が相場をけん引し、指数は一時350ドル超上げた。VIX指数は15.93から16.30へ上昇した。VIX指数は15.93から16.30へ上昇した。

 

 

NY外国為替市場:米5月雇用統計の結果を受け全面ドル安基調

ドル/円は、不調な米5月雇用統計を受けて、FRBによる早期利下げ観測が一段と強まり、全般ドル安が進んだ。米長期金利が一時2.0517%前後と2017年9月8日以来約1年9カ月ぶりの低水準を付けたことも円買い・ドル売りを促し、一時107.88円と日通し安値を付けた。ただ、5日安値107.82円が目先のサポートとして意識されると下げ渋った。米国株の上昇や米長期金利の低下幅縮小も相場の下支え要因となり、108.26円付近まで戻す場面もあった。

ユーロ/ドルは、欧州市場で1.1251ドルの本日安値まで売られる場面もあったが、低調な米雇用統計をきっかけにFRBが早期に利下げするとの観測が強まると一転ユーロ買い・ドル売りが優勢となり、一時1.1348ドルと3月22日以来の高値を付けた。その後は週末とあって値動きが鈍ったものの、1.1330ドル台での堅調地合いを維持した。

 

NY原油先物市場は続伸:OPEC主導の協調減産延期を期待した買い

NY原油先物市場は、OPEC主導の協調減産が7月以降も延長されるとの期待感が高まったことが相場の下支えとなった。また、米5月雇用時計を受けて為替相場でドル安・ユーロ高が進み、原油に割安感が生じたことも原油の買いを後押しした。米国内の石油掘削装置(リグ)稼動数は前週比11基減少の789基となった。

 

NY金先物市場は続伸:米利下げ観測の高まりとドル安を好感

NY金先物市場は8日続伸した。弱い米5月雇用統計を受けて米利下げ観測が一段と高まり、為替市場でドル安・ユーロ高が進み金は約3ヵ月半ぶりの高値を付けた。米商品先物取引委員会(CFTC)が発表した4日時点の建玉報告によると、投機筋による買越幅は3週間ぶりに拡大し、前週比6万9427枚増の15万6115枚と2018年4月17日以来ほぼ1年2ヵ月ぶりの高水準となった。

 

米国債券市場は続伸:早期の米利下げ観測が高まり買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.03%低い(価格は上昇)2.08%で終了した。米5月雇用統計が市場予想より弱い内容だったことを受け、米利下げ観測が高まると債券買いが活発化した。一時2.0517%と2017年9月8日以来の低水準を付けた。金融政策見通しにより連動する2年債利回りも1.881%から1.853%に低下した。

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2019/06/07/07:47:41

米国株式市場は上昇:米・メキシコ間の追加関税報道を好感

NYダウは181.09ドル高の25720.66、ナスダックは40.08ポイント高の7615.55で取引を終了した。米連邦準備理事会(FRB)による利下げ観測が高まる中、欧州中央銀行(ECB)が政策金利を20年半ばまで据え置くとしたものの、ドラギ総裁の会見を受けて当局が金融緩和に積極的ではないとの見方が広がり、寄付き後から揉み合う展開となった。米メディアが『米国はメキシコからの輸入品に対する追加関税の発動を遅らせることを検討している』と報じると、米・メキシコ間の貿易摩擦激化懸念が和らぎ買いが加速した。NYダウの上げ幅は一時260ドルを超える場面があった。VIX指数は16.09から15.93へ低下した。

 

NY外国為替市場:米・メキシコへの関税報道で上下に振れる展開

ドル/円は、米FRBによる利下げ観測が高まる中、前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容だったことが相場の重しとなり一時108.03円と日通し安値を付けた。その後しばらくは米国とメキシコによる不法移民対策の政府間協議の行方や明日の5月米雇用統計の結果を見極めたいとして、大きな方向感が出なかった。ただ、事情に詳しい関係者の話として「米国はメキシコへの関税適用先送りを検討している」との報道が伝わると、米国とメキシコの貿易摩擦への警戒感が後退しNYダウが260ドル超上昇した。ドル円にも買い戻しが入り一時108.56円と5月31日以来の高値を付けた。もっとも、米ホワイトハウスが『米政府は依然としてメキシコからの輸入品に対する追加関税の発動を進めている』との見解を示すとやや上値が重くなった。

ユーロ/ドルは、ECBはこの日、市場予想通り政策金利の据え置きを決定したものの、金利据え置き期間を従来の『2019年末』から『2020年上半期』まで延長する方針を決めた。これを受けて一時1.1203ドルまで売りが先行した。ただ、市場の一部では『他の中央銀行の流れに沿って利下げを示唆する』と期待されていたため、『利上げ時期先送りにとどまった』ことを受けてすぐに反発した。ドラギ総裁が理事会後の記者会見で『第1四半期のデータは予想より良かった』『経済見通しについて大幅な悪化を全く見込んでいない』などと発言し、景気に楽観的な見方を示したこともユーロ買いを促し一時1.1309ドルと4月17日以来の高値を付けた。なお、ドラギ総裁は『不測の事態が起きればあらゆる政策手段で対応する準備がある』と強調し、具体的な手段として、理事会では利下げや資産買い入れ再開の可能性に言及するメンバーがいたことを明かした。

 

NY原油先物市場は反発:対メキシコの関税先送りの思惑から買い優勢

NY原油先物市場は51.17ドル-53.30ドルのレンジ相場となった。前日の米エネルギー省(EIA)が発表した原油在庫の大幅な積み増しが引き続き材料視され、上値の重い動きが続いたが、為替相場でドル安・ユーロ高が進んだことや、米政府がメキシコへの関税を先送りする方向で検討しているとの報道を手掛かりに反発した。また、約5カ月ぶりの安値水準まで下落した反動から買いが入りやすかった面もある。 

 

NY金先物市場は7日続伸:リスク回避の金買い継続

NY金先物市場は1331.30-1344.20ドルのレンジ相場となった。米利下げ観測の高まりや米中貿易摩擦の激化懸念を背景とした買いが続くなか、為替相場でドル売り・ユーロ買いが進んだことも、金の買いを後押しした。ただ、通常取引終了後の時間外取引では対メキシコ輸入関税導入の先送り観測が浮上したことから、安全逃避の買いはやや縮小した。

 

米国債券市場は上昇:メキシコに追加関税を課す方針報道で買い戻し

米国債券市場で長期ゾーンは上昇(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.02%低い(価格は上昇)2.11%で終了した。『米国はメキシコへの関税適用先送りを検討している』との報道を受けて米国株が大幅に上昇すると、安全資産とされる米国債には売りが先行した。ただ、取引終了間際に『米国は予定通り10日からメキシコに追加関税を課す方針』と伝わると、一転債券買いが優勢となった。

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2019/06/06/07:50:27

米国株式市場は上昇:利下げ期待とメキシコとの貿易摩擦緩和を好感

NYダウは207.39ドル高の25539.57、ナスダックは48.36ポイント高の7575.48で取引を終了した。5月ADP雇用統計が予想を大幅に下振れ、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ期待が強まり、買いが先行した。米国とメキシコの貿易摩擦への警戒感が和らいだことを受けて幅広い銘柄が買われた。アップルのティム・クックCEOが「中国はアップルを報復の対象にしていない」と述べたことで同社株が買われ、指数の押し上げ要因となった面もある。 また、地区連銀経済報告(ベージュブック)では、前回に比べて米経済が広範に拡大したことが指摘され、堅調推移となった。VIX指数は16.97から16.09へ低下した。

 

東京外国為替市場:メキシコ関税発動回避の思惑からドル買い

ドル/円は、市場では『カプラン米ダラス連銀総裁が利下げに慎重な姿勢を示したことにドル買いで反応した』との声が聞かれ、一時108.38円まで値を上げた。ただ、5月ADP全米雇用報告が2.7万人増と予想の18万人増を大幅に下回ったことが分かると、米長期金利の急低下とともにドル売りが優勢となり一時107.77円と1月10日以来の安値を付けた。もっとも、現物の米国株が上昇して始まるとショートカバーが優勢になった。ナバロ米大統領補佐官(通商担当)が『対メキシコ関税発動は必要ない可能性』との見解を示したうえ、米上院財政委員会のグラスリー委員長が『米国はメキシコに関税を課さない見通し』と発言したことで、追加関税が回避される可能性が意識された。米国とメキシコの貿易摩擦への警戒感が和らぐと円売り・ドル買いが活発化し、一時108.48円と日通し高値を付けた。5月米ISM非製造業指数が56.9と予想の55.5を上回ったことも相場の支援材料となった。なお、米FRBが公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)は『経済は緩やかに拡大した』と総括判断したものの、『製造業には減速の兆しがある』として景気減速への懸念の高まりを指摘した。

ユーロ/ドルは、予想を大きく下回った米雇用指標をきっかけにユーロ買い・ドル売りが先行し一時1.1306ドルと日通し高値を付けたものの、すぐに失速した。財政規律を巡るEUとイタリアの対立懸念などを背景にユーロ売り・ドル買いが出やすかったうえ、米ISM非製造業指数が予想を上回ったことでドル買い戻しが進んだ。原油先物価格の大幅下落を背景にドル高・資源国通貨安が進むと、ユーロに対してもドル買いが入り一時1.1220ドルと日通し安値を付けた。

 

NY原油先物市場は大幅反落:在庫が大幅増加したことを嫌気

NY原油先物市場は50.60ドル-53.41ドルのレンジ相場となった。通商リスクを背景とした世界経済の先行き懸念で、原油相場の軟調な動きが続いているなか原油在庫増が嫌気され、原油先物は大幅安となった。米エネルギー省(EIA)がこの日発表した在庫統計で、原油は取り崩し予想に反して677.1万バレルの積み増しとなり、ガソリンも予想を上回る増加となった。前日に続いて米国株高を意識した買いが観測されたが、需給関係の悪化を嫌気して短期筋などの売りが増えた。米ドル安が一服したことや通商問題などを巡る米中対立は続いていることも原油先物の上昇を抑えている。

 

NY金先物市場は続伸:米国金利先安観から底堅い展開

NY金先物市場は1329.30-1348.90ドルのレンジ相場となった。米国株式の続伸を意識して上げ幅は縮小したものの、米国金利の先安観は強まる展開となっており、金先物は底堅い動きとなった。米中貿易摩擦の激化懸念を背景とした地合いが継続した。

 

米国債券市場は横ばい:米経済指標の好悪結果に行って来い相場

米国債券市場で長期ゾーンは横ばいとなった。米10年物国債利回りは前営業日と同じ2.13%で終了した。米5月ADP全米雇用報告が市場予想を大きく下回ったことで債券買いが先行したものの、米5月ISM非製造業指数が市場予想を上回ったことで一転して売りが入り下落した。

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2019/06/05/07:47:37

米国株式市場は上昇:貿易摩擦激化懸念後退と米利下げ期待

NYダウは512.40ドル高の25332.18、ナスダックは194.10ポイント高の7527.12で取引が終了した。中国商務省の声明やメキシコ大統領の発言を受けて、米国と中国・メキシコとの貿易摩擦が激化し、世界的に景気が減速するとの懸念が後退。投資家心理が改善し買いが膨らんだ。パウエル米FRB議長の発言で米利下げ期待が強まったことも相場の押し上げ要因となり、指数は一時520ドル超上げた。 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに急反発した。VIX指数は18.71から16.97へ低下した。

 

NY外国為替市場:米利下げ期待が強まりドルの重石に

ドル/円は、アジア市場では一時107.85円と1月10日以来約5カ月ぶりの安値を付けたものの、欧米市場では下げ渋った。中国商務省が『貿易摩擦は対話によって解決するべき』との声明を出したほか、メキシコのロペスオブラドール大統領が米国との移民問題について『トランプ米大統領が設定した期限の10日より前に米国と合意が得られる』『協議は上手くいっている』との見通しを示したと伝わった。米国を中心とした貿易摩擦を巡る過度な警戒感が後退し、米国株相場が大幅に反発した。米長期金利も上昇したため円売り・ドル買いが優勢となり、一時108.36円と日通し高値を付けた。
 ただ、上値も限定的だった。パウエル米FRB議長が講演で『FRBは景気拡大の維持のため適切に行動する』などと述べると、米利下げ期待が強まりドルの重石となった。

ユーロ/ドルは、欧州時間に発表された5月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が予想を下回ったことでユーロ売り・ドル買いが先行した。米貿易摩擦の激化懸念が後退し米長期金利が2.14%台まで上昇したこともドル買い戻しを誘い、一時1.1227ドルと日通し安値を付けた。ただ、パウエルFRB議長の発言を受けて米利下げ観測が強まったため、ドル買いの勢いは長続きしなかった。一時1.1267ドル付近まで切り返す場面があった。

 

NY原油先物市場は小反発:米国株の大幅高を好感

NY原油先物市場は52.43ドル-53.48ドルのレンジ相場となった。米国株の大幅上昇を受けて反発したが、通常取引終了後の時間外取引で再び53ドルを下回った。ムニューシン米財務長官は20カ国・地域(G20)首脳会合において中国側との正式な会合は予定していないとの見方を伝えており、通商問題などを巡る米中対立の長期化・深刻化の影響で世界経済の成長率は大幅に鈍化し、原油需要は減少するとの懸念は消えていない。また、石油輸出国機構(OPEC)主導の協調減産が継続するとの期待感が支えとなるなか、為替相場でドル安が進み、ドル建ての原油に割安感が生じたことも買いを後押しした。

 

NY金先物市場は小幅高:米国株の大幅高が上値を抑える

NY金先物市場は1324.70-1334.10ドルのレンジ相場となった。パウエルFRB議長の発言を受けて利下げ観測が高まり、ドルの上値が重くなったことで、金に買いが入った。ただ、約3カ月ぶりの高い水準ということで利益確定売りも出やすいなか、米国株の堅調な動きを背景とした売りも入り、前日とほぼ変わらない水準で取引を終えた。 

 

米国債券市場は反落:米国株の大幅高で売りが優勢

米国債券市場で長期ゾーンは4営業日ぶりに反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.06%高い(価格は下落)2.13%で終了した。米国株相場の大幅上昇で投資家心理が改善し、相対的に安全資産とされる米国債に売りが出た。なお、パウエルFRB議長の発言を受けて債券買いが入る場面もあったが、反応は一時的だった。 

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2019/06/04/07:36:32

米国株式市場はまちまち:貿易摩擦が世界経済の減速懸念を嫌気

NYダウは4.74ドル高の24819.78、ナスダックは120.13ポイント安の7333.02で取引を終了した。前週末に約4カ月ぶりの安値を更新したあとだけに、短期的な戻りを期待した買いが入った。ただ、米国を中心とした貿易摩擦が世界経済の減速につながるとの懸念は根強く、指数は一時130ドル超下げる場面があった。 ナスダック総合指数はハイテク大手への独禁法違反での調査への懸念から売りが広がり、大幅下落となった。中国やメキシコとの貿易摩擦が懸念されたほか、米国債イールドカーブ(長短金利差)が再び逆転し、世界経済の減速懸念から上値の重い展開となった。VIX指数は18.71から18.86へ上昇した。

 

NY外国為替市場:米FRBの利下げ思惑からドル全面安

ドル/円は、NYダウが一時120ドル超上昇したタイミングで円売り・ドル買いが出て、一時108.45円と日通し高値を付けた。ただ、ブラード米セントルイス総裁が利下げの可能性に言及すると、米長期金利が一段と低下しドル売りが活発化した。米長期金利が一時2.0590%前後と2017年9月上旬以来の低水準を付けるなか、ドル円は107.85円と1月10日以来の安値を更新した。なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時97.11と5月13日以来の低水準を付けた。

ユーロ/ドルは、5月米ISM製造業景気指数が52.1と前月の52.8から悪化し2016年10月以来2年7カ月ぶりの低水準を付け、予想の53.0を下回るとユーロ買い・ドル売りが先行した。4月米建設支出が前月比横ばいと予想の前月比0.3%増を下回ったこともユーロ高・ドル安につながった。ブラード米セントルイス連銀総裁が利下げに言及すると全般ドル売りが活発化し一時1.1262ドルと5月13日以来の高値を付けた。
 米中の対立が深まる一方、米政府は先月末にメキシコにも関税を課すと表明した。これまで堅調だった米景気も減速するとの見方が強まり、米長期金利は大きく低下した。市場では『米FRBが年内に2-3回利下げを実施する』との観測も出ている。 

 

NY原油先物市場は続落:景気先行き見通し悪化懸念

NY原油先物市場は、先週末の急落から安値拾いの買いが入るも、米中貿易摩擦のエスカレートでエネルギー需要の減退懸念が高まっていることや、トランプ米大統領の対メキシコ制裁関税の発動表明を背景とした、両国間で行われている原油などエネルギー製品の輸出入に影響が及ぶとの懸念が引き続き原油の上値を圧迫した。 

 

NY金先物市場続伸:世界経済の減速懸念からリスク回避の買い優勢

NY金先物市場は1310.90-1333.00ドルのレンジ相場となった。トランプ米大統領が仕掛けている世界的通商リスクへの懸念で投資家のセンチメントが悪化しており、逃避資産とされる金の買いが継続した。また、米長期金利の低下を背景に為替市場でドル安・ユーロ高が進んだことも金の買いを後押しした。 また、米国債イールドカーブ(長短金利差)が再び逆転し、世界経済の減速懸念からリスク回避目的の資金が金市場へ流入した。

 

米国債券市場は続伸:リスク回避の動きで債券需要強まる

米国債券市場で長期ゾーンは3日続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.05%低い(価格は上昇)2.07%で終了した。米国と中国・メキシコとの貿易摩擦が激化し、世界的に景気が減速するとの懸念から米利下げ観測が一段と強まった。ブラード米セントルイス連銀総裁が利下げの可能性に言及すると、10年債利回りは一時2.0590%前後と2017年9月上旬以来の低水準を付けた。

 

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