★東京ゴムの一目均衡表週足では、昨年9月8日週から基準線(青線)がレジスタンスとして意識され上抜け出来ずにいる。ただ、相場の方向性を示す基準線は横ばいとなっていることから、現状はもみ合い相場が継続している。転換線5週(茶線)と転換線9週(赤線)の172.70円を下抜けしたことで上値が重くなりやすい。遅行線(緑線)もロウソク足の下方を低下傾向にあり、売り方優位の状況が続いている。
東京ゴムの週足では、18-19期間で基準線がレジスタンスとなり、下落基調となるパターンが続いている。今週は15期間目となることから、このパターンが今回も継続するなら、一旦戻り基調となり基準線の183.35円近辺まで上昇する可能性もある。そして基準線で上げ止まるようなら再び下落基調となりやすいことから、そのタイミングを狙いたい。
★9月の豪ドル/円では、1995年以降の月足で始値と終値で勝ち(陽線)、負け(陰線)とした場合、13勝10敗とやや陽線が出やすい月となっている。ただ、直近10年間では5勝5敗と陽線・陰線は5分となっている。昨年は0.75円の豪ドル高・円安となった。1995年以降の豪ドル/円の平均では0.07円の円安となっている。変動率は3.36%となっている。9月の始値は79.84円
豪ドル/円の月足では、2016年6月安値72.44円と2016年11月安値76.77円を結んだトレンドラインを下抜けしており、長期的には下落トレンドとなっている。また、240ヵ月線(茶線)がサポートラインとなっていたが、下抜けしたことで下値模索の展開となる。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、売られ過ぎ過熱感が出ているものの、%Kと%Dがかい離幅を広げて下向きとなっていることで、下押しの勢いは強い。
長期的なトレンドからは、下落基調となっている。そのため、テクニカル的には短期的な売買が良さそうだ。
★8月28日以降の東京金60分足では、NY市場が休場だったことや経済指標発表などがなかったことから、手掛かり材料乏しく4270-80円前後でもみ合い相場となった。上値では一目均衡表の雲の下限がレジスタンスとして意識されやすいものの、本日の寄り付き後から雲の中に入るのか、それとも雲の下限に沿って下落するかが注目される。
価格帯別出来高では、4280-90円近辺に出来高が多いことから、上値の重石となりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロライン近辺で横ばいとなっていることから、12EMAと26EMAが重なるような状況となっており、ゼロラインを上抜けするとゴールデンクロスしたことになる。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%Kと%Dが重なり若干低下傾向となっているものの、方向感に乏しい展開となっている。
東京金の日足では、5日線が4284円、10日線が4275円、25日線が4280円とほぼ重なってきており売買が交錯しやすい状況となっている。ストキャスティクス・スローでは、%K:77.93、%D:80.46と%Kが%Dを下抜けてきており、緩やかに低下傾向となっていることで、下押しの力が若干勝っている。昨日は米国市場がレーバーデーで休場だったことで、様子見ムードが強く出来高も少なかった。為替市場でも売買材料に乏しく値幅の狭いレンジ相場に終始した。ただ、トルコ中銀が9月の金融政策で金利引き上げを示唆したことで、ユーロ/ドルが1.16ドル台を回復していることで、NY金に買いが入りやすい。また、ドル/円でも再び111円台を回復していることで、東京金の下支えとなる。
★欧州市場朝方の取引では、ドルインデックス指数が前週末比横ばいの95.10で推移する一方、ポンドは全面安の流れが持続した。 英紙タイムズ電子版が3日、20人の英与党保守党議員がメイ首相の欧州連合(EU)離脱計画に反対する姿勢だと報じたことがポンド売りの背景と指摘された。
欧州株価が持ち直したことを受け下げ幅を取り戻し、111.00円を回復したものの、戻りも鈍く111.00円前後でもみ合い推移となった。その後、日経先物やNYダウ先物が上昇するなど、手掛かり材料に乏しい中でじり高の展開となった。欧州時間昼過ぎになり、ドル/円とクロス円は堅調に推移し、111.15円近辺まで上昇した。
一時111.17円まで上げたものの、アジア時間に付けた日通し高値111.19円の上抜けに失敗すると上値が重い展開となった。その後は、米株、米債市場が休場で手掛かり材料が乏しい展開となった。市場参加者の減少から目先は様子見ムードが意識され、大きな動きにはならなかった。
★欧米市場のポイント
・110.88-111.17円のレンジ相場
・狭いレンジ内での値動きに終始
・米国・カナダ市場がレーバーデーの祝日で休場
・米経済指標もなく様子見ムードが意識
★9月の白金相場では、1986年以降の月足で始値と終値で勝ち(陽線)、負け(陰線)とした場合、12勝19敗1分と陰線の出やすい月となっている。他にも4月・6月の12勝21敗、8月の13勝20敗が陰線の出やすい月となっている。
直近10年間をみても2勝8敗で、5年連続の陰線が続いている。
新興国通貨からの資金流出は続いている。南アランドも対ドルで弱含んでおり、白金の上値を抑える要因となっている。
東京白金は2015年後半以降240ヵ月線(茶線)がサポートとして意識されていたが、2018年3月に明確に下抜けした。そのため、ズルズルと下値模索の展開となっている。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:14.72、%D:13.38と売られ過ぎ過熱感は出ているものの、戻りの兆しは見られていない。
9月の始値は2831円であるが、戻りの兆しが出るまでは値ごろ感からの買いは注意が必要となる。節目らしい節目がなく、サブプライムローン問題でリーマンが破綻した後の2008年12月安値2276円が次の下値節目となる。
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