FITS エコノミックレポート

午前の市場コメント!

2017/12/19/10:03:28

豪中銀12月議事録:初期反応は豪ドル買い

豪中銀は12月議事録のなかで、『労働需要の先行き指数は今後数四半期、雇用の伸びを示唆』との見解を示した。

為替相場への影響は限定的だったが、初期反応は豪ドルの下支えとなっている。

 

日経平均株価:節目の2万3000円を目前に足踏み

米国の税制改革の進展期待や米国株高、リスク選好による円高緩和などが支援材料となりやすい。日経平均株価は、2万3000円超えトライが焦点となる。米長期金利の上昇は、銀行株や保険株にもプラスになる。また、米ハイテク株も落ち着きを見せており、日本の関連株も下支え要因となりやすい。ただ、20-21は日銀の金融政策決定会合が控えている。そのため、先行きの金融機関に配慮した超低金利の微修正や、株式ETFの購入減額といった出口戦略への地ならしに対する警戒感も根強い。そのため、新規買い手控えや利益確定売りなども入りやすい。日経平均株価は、前日比59円高の2万2961円で寄り付いた。節目となる2万3000円を目前にして上値の重い展開が継続している。

 

東京外国為替市場:市場参加者減少から動意欠いた動き

ドル/円は、112円台半ば前後でもみ合い相場が続いているが、112円台割れと113円台では実需売買が引けており、動意待ちの状況となっている。日銀の政策決定会合が控えるなか、基本的には低インフレのなか金融政策の変更は期待できないと見られている。しかし、黒田日銀総裁の記者会見などで、出口戦略的な発言がでると、短期的には円高になりやすい。ユーロ/ドルは、瞬間的に1.18ドル台を回復したが、ユーロ/ロングの積み上がりもあり、ポジション調整や利益確定売りに押され、1.17ドル台後半への押し戻された。当面はドル/円同様に1.17ドル前後での値動きになりそうだ。

 

本邦輸出勢は期日決済分以外は静観スタンス。米系短期筋の売りは112.85円から継続的に観測されている。また、本邦実需勢は112.30円からドル買いスタンス。

クリスマス休暇週に入ったことで、全般的に参加者の減少から薄商いとなっている。そのため、日経平均株価や米長期金利の動向を睨みながらの動きとなる。

 

英国はスタグフレーションリスク

イングランド銀行が公表した調査によると、家計が悪化すると予想している世帯が改善を見込む世帯の数を3年ぶりに上回った。中銀は調査結果について、EU離脱を決めた国民投票を受けて、世帯の家計や英経済に対する見通しが悲観的になったことが示されたと説明した。EU離脱決定を受けたポンド安が主要因となり、国内インフレ率は3.1%に上昇した。一方、賃金の上昇率は物価上昇率を下回っている。中銀は先月、約10年ぶりに利上げを行ったが、その際中銀は、金利変更による家計への影響はほとんどないとの見方を示していた。

 

米税制改革法案通過でも影響は軽微

米国の上下両院は共和党の税制改革案を20日までに承認する見通しとなった。トランプ大統領は22日にも署名し、政権が公約していた年内の成立が達成される見込みとなる。法人税の税率は現行の35%から2018年1月から21%に引き下げられる。個人向け税率も引き下げられる。一方で、州・地方税、固定資産税の控除は上限が設定され、一部撤廃となることから、一部の個人にとり実際は増税となると指摘されている。
80年代にレーガン大統領が実施した税制改革は個人向け税率の引き下げを柱にしており、消費を押し上げ、経済を押し上げた。しかし、今回トランプ政権の税制改革案は、法人税減税が柱となる。そのため、消費への影響が限られ、経済効果も限定的になるとの見方も根強い。イエレンFRB議長も税制改革が経済に与える影響は限られるとの見解を示している。米企業の手元現金は2兆3000億ドル(約260兆円)保有し過去最高となっている。

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保護中: 東京金60分足では出来高多い価格帯上抜け!

2017/12/19/07:36:14

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ドル/円欧米市場動向:5分足 ポジション調整的なドル売り散見!

2017/12/19/07:04:00

 

★欧州市場朝方の取引では、NYダウ先物が大幅高を維持、リスク選好が回復したことを背景に、112.70円付近でドルが底堅く推移した。米税制改革法案が今週にも成立することへの期待から、日経先物が大幅高となり、円売りが先行した。ただ、米長期金利が2.37%台までの小幅な上昇にとどまったことで、ドル買いは限定的となった。欧州勢参入後に全般ユーロ高が進んだ流れが継続した。対ユーロ中心にドル売りが強まった影響からドル/円も弱含んだ。欧州株全面高となり、米長期金利が2.37%台まで上昇にもドル買い・円売りは進まず持ち高調整のドル売りが出た。米長期金利が上昇幅を縮めたことなどをながめ円買い・ドル売りがじわりと強まった。その後、米長期金利の上昇などをながめ円売り・ドル買いが優勢となった。

 

米12月NAHB住宅市場指数が18年ぶりの高水準を記録したほか、米税制改革の年内成立を織り込むドル買いに底堅い展開となった。

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ドル/円は17ヶ月線と34ヶ月線に挟まれ!

2017/12/18/16:20:25

 

★ドル/円の月足では、今年1月に大陰線にともなって34ヶ月線(青線)を下抜けした後は、上値抵抗ラインとなった。一方、下値を17ヶ月線(赤線)が下値支持ラインとなり、17ヶ月線と34ヶ月線のレンジ相場内でこの1年間推移した。特徴は上ヒゲ・下ヒゲはでるものの、実体はこの両線に収まる展開となった。

 

また、もみ合い相場に強みがあるストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も%Kと%Dは60%近辺で横ばいとなり、まったくレンジが出ていないことを示している。

 

今年は、17ヶ月線で買い・34ヶ月線で売りを繰り返していれば、負けなかったことになる珍しい相場動向だった。

ただ、徐々に17ヶ月線と34ヶ月線が接近してきており、より狭い範囲内でのレンジ相場となるのか、それとも上抜け・下抜けするのかが注目される。

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南アランド/円は値動きの荒い展開!

2017/12/18/10:07:32

 

★南アランド/円に日足では、前週後半からの急上昇と急反落を経て、一旦落ち着いた動きとなっている。しかし、南アフリカの与党新議長選出をにらみ、引き続き波乱含みとなる可能性が警戒される。

南アフリカの与党アフリカ民族会議(ANC)がヨハネブルクで開催中の党大会で、ズマ大統領の後継者となる新党首を選出する投票が18日未明に始まる。大統領の元妻で前アフリカ連合委員長のドラミニ・ズマとラマポーザ副大統領との一騎打ちは接戦となっている。当初は16日に予定されていた投票は一旦延期が発表された。ラマポーザ副大統領が優勢との見方からランド買いが強まった。

 

南アランド/円に日足では、今まで確り上値抵抗ラインとなっていた200日線(紫線)を先週末に大陽線で上抜けした。本日参加者が少ないオセアニア時間帯で上下に大きく動く展開となったが、現在200日線8.377円を維持する展開となっている。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、高値圏で%K:78.38、%D:85.21と%Kを%Dを下抜けしたことから、下落調整的な動きになりやすい。

 

選挙結果後、ラマポーザ副大統領が勝利した際は、材料出尽くしから一旦売られる展開となりやすい。ただ、ズマ大統領の影響力が低下することから、売り一巡後は先行き期待から買い戻される可能性がある。ただ、予想外にドラミニ・ズマ氏が勝利すると、ズマ大統領の影響力が継続するとの失望から南アランド売りに傾斜する可能性がある。どちらにしても200日線を維持できるのか、下抜けするのかが注目されるところである。

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