FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2022/05/30/03:01:33

米国株式市場は上昇:インフレ加速への懸念後退を好感した買い

NYダウは575.77ドル高の33212.96ドル、ナスダックは390.48ポイント高の12131.13ポイントで取引は終了した。寄り付きから上昇した。朝方発表された4月の個人消費支出(PCE)物価指数で物価上昇率の減速が示され、インフレ加速への懸念が後退した。連邦準備制度理事会(FRB)が物価の目安とするコア指数は前年比で4.9%の上昇と2カ月連続で伸びが鈍化した。一方で、同個人消費支出は予想より強い結果となったことから投資家心理が改善した。ソフトウエア銘柄の好決算や長期金利の低下がハイテク株のサポート材料になった。主要株式指数は週後半にかけて大きく上昇しており、週末を控え利益確定の売りも出やすく、上値が重い時間帯もあったが、取引終盤にかけて上げ幅を拡大した。VIX指数は27.50から25.72へ低下した。

 

NY外国為替市場:ロンドンのフィキシングに向けて全般ドル買い優勢

ドル/円は、米10年債利回りが2.70%台まで低下したことをながめ、NY勢の参入後は売りが先行し、一時126.80円付近まで弱含む場面があった。もっとも、ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けてドル買いが観測されると、日通し高値となる127.25円まで反発した。フィキシングを通過すると米3連休前の週末とあって動意が乏しくなり、127円台前半でのもみ合いに転じた。なお、この日発表された4月米PCEコアデフレーターは市場予想に沿った結果となったため、相場への影響も限られた。

 

ユーロ/ドルは、米長期金利の低下を背景に1.07ドル台半ばまで買いが先行した。フィキシングに向けてドル買いが観測されると1.0700ドル手前まで失速したが、引けにかけては1.0730ドル台まで下げ渋るなど、1.07ドル台前半での一進一退の動きとなった。 

 

NY原油先物市場は3日続伸:エネルギー需要の高まり予想から買い優勢

NY原油先物市場は112.85ドル-115.30ドルのレンジ相場となった。昨日は大きな値幅で上昇したこともあり、利益確定の売りも入り前日比で弱含む場面があった。しかし、米国は月曜がメモリアルデーで休場となり、米国が夏休み期間に入ることでエネルギー需要の高まりが予想され、下値は支えられた。ニューヨーク市場の序盤に112.85ドルまで下げたが、株高を好感した買いが入ったことで反転し、一時115.30ドルまで上昇。通常取引終了後の時間外取引では115ドルを挟んだ水準で推移した。

 

NY金先物市場は続伸:米金利の低下を好感した買い

NY金先物市場は1851.90-1866.90ドルのレンジ相場となった。米金利が低下していることで、金利のつかない金先物には買いが集まった。4月の米PCEデフレーターが市場予想を上回り、一時的に売られる場面もあったが、米金利の上昇も限られると再び金先物には買いが集まった。ニューヨーク市場の序盤にかけて1866.90ドルまで買われた。ただ、米国株高を意識して上げ幅はやや縮小。通常取引終了後の時間外取引では主に1857ドル近辺で推移した。

 

米国債券市場は上昇:インフレ加速への懸念が和らぎ買い優勢

米国債券市場で中長期ゾーンは上昇(利回りは低下)した。米2年物国債利回りは前営業日比0.02%低い(価格は上昇)2.46%で終了した。また、米10年物国債利回りは前営業日比0.01%低い2.74%で終了した。4月米PCEコアデフレーターは前月から伸びが鈍化し、インフレ加速への懸念が和らいだことを手掛かりにした買いが入った。もっとも、米国株の上昇を受けた売りも出たため、相場の上値は重かった。なお、この日はメモリアルデーの祝日の前営業日で債券市場は短縮取引だった。

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2022/05/27/07:31:10

米国株式市場は上昇:FRBによる積極的な利上げへの懸念後退で買い優勢

NYダウは516.91ドル高の32637.19ドル、ナスダックは305.91ポイント高の11740.65ポイントで取引を終了した。前日の流れを引き継ぎ、寄り付きから上昇した。FOMC議事要旨が想定内の内容で連邦準備制度理事会(FRB)による積極的な利上げへの懸念が和らいだことに加え、インフレのピークアウトへの期待も相場のサポート材料となった。百貨店大手のメ―シーズなどの小売企業が相次いで市場予想を上回る四半期決算・見通しを発表したことで消費関連銘柄が上昇し、相場を押し上げ一時650ドル超高まで上げ幅を広げる場面も見られた。引けにかけて上げは一服したが、NYダウ・ナスダックともに終日堅調に推移した。VIX指数は28.37から27.50へ低下した。

 

NY外国為替市場:好調な米7年債入札受けドルの上値重くなる

ドル/円は、米長期金利が低下幅を縮小したことを受け、NY勢の参入後は買いが先行した。米10年債利回りが一時2.79%台まで上昇するなか、欧米株高を手掛かりにした円売りも進み、一時127.41円付近まで値を上げた。もっとも、7年債入札後は米長期金利が上昇幅を縮小したため、次第に上値を切り下げる動きとなり、引けにかけては127.00円手前まで失速した。

 

ユーロ/ドルは、新規の取引材料は乏しかったものの、総じて底堅く推移した。市場では『欧州中央銀行(ECB)による金融政策の早期正常化への期待は根強く、欧米金利差縮小を見越した買いが入った』との指摘もあった。引けにかけて米長期金利の低下が再び目立ったこともあり、一時1.0732ドルまで本日高値を更新した。 

 

NY原油先物市場は大幅続伸:需要の高まり観測が買い支え

NY原油先物市場は110.27ドル-114.83ドルのレンジ相場となった。米国が夏休み期間に入ることで、引き続きガソリンを中心とした需要の高まりが原油先物の支えとなった。また、上海が経済活動が徐々に再開し始めたことなども支えとなり、NY勢本格参入後は上げ幅を広げた。アジア市場の序盤に110.27ドルまで下げたが、まもなく反転し、ニューヨーク市場の終盤にかけて114.83ドルまで上昇し、一段高となった。通常取引終了後の時間外取引では114ドルを挟んだ水準で推移した。

 

NY金先物市場は小幅反発:米長期金利の伸び悩みを意識した買い

NY金先物市場は1836.30-1852.80ドルのレンジ相場となった。利益確定の売りにより、金先物価格は弱含む場面もあった。しかしながら、7年債の入札後に米金利が低下したことで、引け前は買い戻しが優勢となりわずかながら反発して引けた。アジア市場の序盤に1852.80ドルまで買われた後は伸び悩み、ロンドン市場で1836.30ドルまで売られた。しかしながら、米長期金利が伸び悩んだことから、ニューヨーク市場の終盤にかけて押し目買いが入り、通常取引終了後の時間外取引で1850ドル台を回復した。 

 

米国債券市場はまちまち:米国株高を受けた売りも引けにかけ買い戻し

米国債券市場で中期ゾーンは前日比変わらずで終了した。米2年物国債利回りは前営業日比変わらずの2.48%で終了した。また、長期ゾーンは3営業日ぶりに小幅反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.01%高い(価格は下落)2.75%で終了した。米国株式相場の上昇を受けて、安全資産とされる米国債には売りが出た。もっとも、7年債入札の結果が『好調だった』と受け止められると次第に買い戻しが進んだ。また、機関投資家からは月末に向けて保有債券の年限長期化を目的とする買いが観測された。 

 

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2022/05/26/07:37:05

米国株式市場は上昇:FOMC議事要旨の内容が想定内だったことを好感

NYダウは191.66ドル高の32120.28ドル、ナスダックは170.29ポイント高の11434.74ポイントで取引は終了した。寄り付きは下落したが、その後上昇するも5月連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表を控え、様子見姿勢から上昇幅は縮小した。議事要旨では、大部分の当局者が今後2回の会合でも0.5%の利上げが必要だとの認識で一致していたことが明らかになった。積極的な引き締め継続姿勢が示された一方で、タカ派姿勢への警戒を強める内容ではなく、安心感から上げ幅を拡大した。足元で売りが強まっていた小売りやハイテク銘柄にも買いが入り、相場の上昇をけん引した。VIX指数は29.45から28.37へ低下した。

 

NY外国為替市場:米長期金利の上昇でドル買い優勢

ドル/円は、市場予想を下回った4月米耐久財受注額の発表直後こそ126.80円付近まで弱含んだものの、その後は徐々に下値を切り上げた。米10年債利回りが2.70%台から2.76%台まで上昇すると一時127.50円の高値まで反発した。安く始まった米国株式相場が持ち直したことで、投資家のリスク志向改善を意識した買いも入った。なお、5月3日-4日分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では『大半の参加者が次回以降2回の50bp利上げを支持』『FRBは迅速に中立金利水準に移行する必要がある』などが明らかになったが、総じてパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長がFOMC会合後の記者会見で述べていた内容と近く、新味に乏しかったとの判断から相場への影響は限られた。 

 

ユーロ/ドルは、欧州中央銀行(ECB)金融安定報告書やパネッタECB専務理事の発言を受けて、ECBが金融政策の正常化を加速させるとの思惑が後退するなか、NY勢の参入後もユーロ売りが先行し、一時1.0643ドルまで値を下げた。もっとも、その後はユーロ売りの流れも一服した。米国株の上昇などを支えにリスク選好の買い戻しが入り、1.0690ドル台まで下値を切り上げる場面もあった。 

 

NY原油先物市場は反発:原油需要の高まりが下支え

NY原油先物市場は109.23ドル-111.68ドルのレンジ相場となった。米国が夏休み期間に入ることで、引き続きエネルギー需要の高まりが原油先物の支えとなった。もっとも、ドルが堅調に推移したことで、ドルで取引される原油先物は割高感となり上値が抑えられた。なお、本日発表された米エネルギー省(EIA)週間石油在庫は原油の取り崩し幅は予想より大きかったが、ガソリンの取り崩し幅は少なく、まちまちの結果だった。ロンドン市場で111.68ドルまで買われたが、ニューヨーク市場の中盤にかけて一時109.23ドルまで売られた。ただ、その後は米国株高を意識して下げ渋り、通常取引終了後の時間外取引では主に110ドル台後半で推移した。

 

NY金先物市場は5営業日ぶりに反落:ポジション調整売りで下げ幅拡大

NY金先物市場は1838.70-1866.70ドルのレンジ相場となった。米金利の低下が止まり、ドルに買い戻しが入ったことで、ドルで取引される金先物は割高感から5日ぶりに反落した。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が発表される前に、ポジション調整の売りも入っていたことで下げ幅が大きくなった。アジア市場で1866.70ドルまで買われたが、ニューヨーク市場の中盤にかけて1838.70ドルまで売られた。通常取引終了後の時間外取引では1850ドル台で推移した。 

 

米国債券市場は上昇:米景気減速への懸念から買いが先行

米国債券市場で中長期ゾーンは続伸(利回りは低下)した。米2年物国債利回りは前営業日比0.01%低い(価格は上昇)2.48%で終了した。また、米10年物国債利回りは前営業日比0.01%低い2.74%で終了した。4月米耐久財受注額が予想より弱い結果となり、米景気減速への懸念から安全資産とされる米国債は買いが先行した。もっとも、その後は米株高を受けて伸び悩んだ。5年物国債入札の結果が『やや低調だった』と受け止められたことも相場の重しとなり、10年物国債利回りは前日比で上昇に転じる場面も見られた。

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2022/05/25/07:36:18

米国株式市場はまちまち:景気後退とオンラインと小売りの業績悪化懸念

NYダウは48.38ドル高の31928.62ドル、ナスダックは270.82ポイント安の11264.45ポイントで取引を終了した。5月の製造業や4月住宅関連指標が軒並み悪化、景気後退入り懸念も再燃し、寄り付き後は下落した。オンライン小売りなどの一部企業が高インフレなどが影響し消費センチメントの急速な悪化を警告し業績下方修正していることが投資家心理に影響し下げが加速し、一時510ドル超安まで下げ幅を拡大した。しかし、引けにかけ、金利が低下し1カ月ぶり低水準となると、ディフェンシブ株に見直し買いが入り下げ幅を縮小した。NYダウは値ごろ感からの買いも見られプラスに転じた。VIX指数は28.48から29.45へ上昇した。

 

NY外国為替市場:リスク回避から米長期金利低下でドル弱含み

ドル/円は、米国株式相場がハイテク株を中心に軟調推移となったことで、リスク回避目的の売りが先行した。また、この日発表された4月米新築住宅販売件数などの米経済指標が軒並み市場予想より弱い結果となり、米長期金利が急低下したことも売りを促した。NYダウが510ドル超安、米10年債利回りが2.71%台まで低下するなか、一時126.36円と4月18日以来の安値を更新した。もっとも、その後は米金利の低下が一服し、NYダウも下げ幅を徐々に縮小して引け前にはプラス圏に浮上した。株価や金利動向をにらみながら、ドル円も126.90円付近まで下値を切り上げた。なお、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は本日の講演で金融政策に言及しなかった。

 

ユーロ/ドルは、昨日と同様にラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁など複数のECBメンバーからタカ派的な発言が相次いだため、総じて底堅く推移した。米長期金利の低下によるドル売りが進んだ影響もあり、一時は1.0749ドルと4月25日以来の高値を更新。引けにかけても高値圏での推移が続いた。 

 

NY原油先物市場は反落:原油需要減少観測から伸び悩み

NY原油先物市場は108.61ドル-111.43ドルのレンジ相場となった。NY午前は欧州通貨を中心にドル安になったことなどもあり、原油先物相場は強含む場面があった。しかしながら、市場予想を下回る米経済指標が相次いで発表されると、景気減速懸念もあり徐々に上げ幅を吐き出し、反落して引けた。アジア市場の終盤にかけて108.61ドルまで下げたが、ニューヨーク市場の中盤にかけて111.43ドルまで戻した。ただ、その後は原油需要の減少を想定して伸び悩み、通常取引終了後の時間外取引では110ドルを挟んだ水準で推移した。 

 

NY金先物市場は4日続伸:米国株安と米金利低下を意識した買い

NY金先物市場は1847.60-1869.10ドルのレンジ相場となった。本日発表された米国の経済指標が軒並み市場予想を下回ったことで、ドルが多くの通貨で軟調に推移した。ドルで取引される金先物は割安感から買いが優勢となり、2週間ぶりの高値で引けた。また、米国株安・米金利低下となったことも、安全資産とされる金先物の支えになった。アジア市場で1847.60ドルまで売られたが、まもなく反転し、ニューヨーク市場の中盤にかけて1869.10ドルまで買われた。ただ、ニューヨーク市場の終盤にかけて利食い売りが増え上げ渋った。通常取引終了後の時間外取引では1860ドル台で推移した。

 

米国債券市場は大幅反発:計景気への警戒感高まり買い優勢

米国債券市場で中長期ゾーンは大幅反発(利回りは低下)した。米2年物国債利回りは前営業日比0.11%低い(価格は上昇)2.49%で終了した。また、米10年物国債利回りは前営業日比0.10%低い2.75%で終了した。4月米新築住宅販売件数などの経済指標が予想より弱い結果となり、米景気への警戒感が高まると安全資産とされる債券需要が強まった。10年物国債利回りは一時2.7166%前後と約1カ月ぶりの水準まで低下する場面も見られた。 

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2022/05/24/07:36:25

米国株式市場は大幅上昇:米景気への悲観的な見通しが緩和

NYダウは618.34ドル高の31880.24ドル、ナスダックは180.65ポイント高の11533.27ポイントで取引は終了した。バイデン大統領が訪問中のアジアで国内経済の景気後退の可能性を巡り「避けられないものではない」と述べたほか、対中制裁の緩和を示唆したため、景気への悲観的な見通しが緩和し、寄り付き後は上昇した。さらに、前週までに8週連続で下落した後とあって、ハイテク株などを中心に値ごろ感を意識した買いが入った。また、銀行のJPモルガン(JPM)のダイモン最高経営責任者(CEO)が投資家向け説明会で経済や業績に明るい見解を示したため金融セクターが買われ、相場の上昇をけん引した。VIX指数は28.43から28.48へわずかに上昇した。

 

NY外国為替市場:ECBの早期利上げ期待からユーロ買い

ユーロ/ドルは、欧州時間にラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁が『7月会合で利上げが可能になる』『7-9月期末までにマイナス金利を終了できる状態にある可能性が高い』などの見解を示したことを受け、ECBの早期利上げ期待を手掛かりにしたユーロ買いの流れを引き継いだ。NY勢の参入後こそ持ち高調整売りが入る場面もあったが、ビルロワドガロー仏中銀総裁からもタカ派的な発言が伝わった影響もあり、再び買いが優勢になり、一時1.0697ドルと4月26日以来の高値をつけた。 

 

ドル/円は、手掛かり材料に乏しいなか、米長期金利の動向につれて127円台後半で上下した。米10年債利回りが2.86%台まで上昇幅を広げると127.94円付近まで上昇した。アジア時間につけた高値128.06円手前では伸び悩んだものの、一時700ドル超高まで上昇したNYダウなども相場の支えとなり、高値圏での底堅い流れを維持した。 

 

NY原油先物市場は小幅続伸:欧米株高を好感した買い優勢

NY原油先物市場は109.15ドル-111.96ドルのレンジ相場となった。欧州通貨を中心にドル安になったことで、ドルで取引される原油先物価格は割安感から堅調に推移していた。しかしながら、ここ最近の上昇の反動もあり、徐々に上げ幅を縮めほぼ横ばいで引けている。ロンドン市場で111.96ドルまで買われた後、ニューヨーク市場の中盤にかけて109.15ドルまで下げたが、欧米株高を好感した押し目買いが入り、110ドル台後半まで戻した。通常取引終了後の時間外取引では110ドル台で推移した。

 

NY金先物市場は 3日続伸:欧米株高で上げ幅縮小

NY金先物市場は1843.30-1864.30ドルのレンジ相場となった。欧州通貨を中心にドル売り地合いが強まったことで、ドルで取引される金先物は割安感から堅調な動きを見せた。もっとも、米国株式市場が上げ幅を広げると、安全資産とされる金は徐々に上値が重くなった。アジア市場の序盤で1843.30ドルまで売られたが、ロンドン市場の中盤にかけて1864.30ドルまで反発した。しかし、欧米株高によりニューヨーク市場で1845.40ドルまで売られる場面があった。通常取引終了後の時間外取引では1850ドル台で推移した。

 

米国債券市場は反落:米株高と欧州国債利回り上昇に連れ売り優勢

米国債券市場で中長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米2年物国債利回りは前営業日比0.04%高い(価格は下落)2.60%で終了した。また米10年物国債利回りは前営業日比0.07%高い2.85%で終了した。米国株高を受けて安全資産とされる米国債に売りが出た。また、欧州中央銀行(ECB)の早期利上げ期待が高まり、欧州国債利回りが上昇したことにつれた売りも観測された。 

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