FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向:5分足!NY市場は春の嵐のような展開!

2017/04/06/07:21:16

 

★欧州市場序盤では、ドル相場に目立った動意は見られず、米長期金利が伸び悩むに連れ、ドル/円は110.60円付近で推移した。米長期金利が上昇したことにドルが支えられ、欧州序盤に付けた110.56円付近からドルはジリ高となった。米長期金利が上昇幅を広げ、日経先物が続伸となるなか、111円台乗せを窺う展開となった。米長期金利が上げ渋るにつれ、ドルは小幅軟化した。3月ADP全米雇用報告で、政府部門を除く非農業部門雇用者数が前月比26万3000人増と予想の18万5000人増を上回ったことが分かると、米長期金利の上昇とともに円売り・ドル買いが広がった。NYダウが110ドル超上昇するとドル買いが加速した。しかし、良好な米雇用指標をきっかけに一時111.43円まで値を上げたものの、3月米ISM非製造業指数が55.2と予想の57.0を下回ったことが分かると円買い・ドル売りが優勢になった。ただ、米国株が底堅く推移し、米長期金利が上昇したため下押しも限定的だった。FOMC議事録で『大方のメンバーは再投資政策の変更が今年後半に正当化されると認識』との見解が示されると円売り・ドル買いで反応した。しかし、同時に『一部メンバーが株価は非常に高いと見ている』との見解が示されると、米国株が上げ幅を急速に縮小し、米長期金利が低下に転じたことで円買い・ドル売りが加速した。

 

朝起きて東京市場クローズとほとんど変わらないレベルだったことから、ほとんど動きがなかったように見える。しかし、NY市場に入ってからドッタン・バッタンと激しい動きとなった。5分足では綺麗なダブルトップのネックラインからの下落となったことも注目される。引けにかけて下落基調となっていることから、安値引けということになる。そのため、オセアニア時間帯から110円半ばまでドルが下落している。FOMC議事録のなかで、『一部のメンバーは株価が非常に高いと見ている』との見解に大きく反応した。この見解は、一過性のものではなく今後のNY株式市場に影響しそうである。結局、NYダウは40ドル超下落して終了していることから、日本株も引き継ぐ可能性が高いく、株安によるリスク回避の円買いには注意が必要。

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豪ドル/円の価格帯別出来高!

2017/04/05/16:48:48

 

★11月9日以降のトランプ相場からの豪ドル/円の日足の価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を下抜けてきた。

そのため、買い方からの手仕舞い売りが入りやすい状況となっている。価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を下抜けると出来高の少ない方に価格は移動する特色がある。

また、出来高の多い価格帯に挟まれ出来高の少ない『歯抜け』のような価格帯では、大きく振れることが多いのも特徴のひとつである。

 

本日は前日のロウソク足に対して『はらみ線』となっていることから、下落基調は一服しているが過去3日の上値・下値切り下げへの値動きに変化がないことに注意が必要。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:14.62、%D:21.83とやや売れ過ぎの過熱感が出ている。

下値では、200日線(紫線)の81.87円、260日線(茶線)の81.55円が下値支ラインとなりやすい。

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NY金は52週線越えの試練!

2017/04/05/13:25:21

 

★NY金の週足では、52週線(緑線)の1257.01ドルを超えられるかの試練となっている。前回トライした2月24日-3月3日週では2週間52週線に阻まれ、その後は下落基調となった。今回も2週目となり52週線を上抜け出来るかの試練の週となっている。

 

ただ、下落調整となった場合は、13週線(赤線)が下値支持ラインとなっており、その13週線は上向きで26週線とはゴールデンクロスしている。そのため、前回と違い13週線がロウソク足を52週線を下から押しだす可能性がある。

 

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:89.84、%D:82.46とやや過熱感はあるものの、%Kと%Dは上向きを維持しており、上昇基調を維持している。

 

米利上げの加速的なペースでの思惑は後退しており、米長期金利や米ドルインデックス指数も低下傾向となっていることから金が買われやすい地合いとなっている。また、北朝鮮が弾道弾ミサイル(ICBM)の発射実験や核実験の準備が整ったとの報道もあり、リスク回避の動きになりやすく、安全資産としての金の需要が高まりやすい地合いにある。ただ、NY金が強いということは、リスク回避の円買いにつながり、東京金の上値を抑える展開となりやすい。

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日米長期金利差戦略!

2017/04/05/10:31:10

 

★日米長期金利差だけで為替が変動するわけではないが、今年になってからはある一定の『法則性』が見られる。日米長期金利差が2.50%近辺まで開くと再び縮小傾向となり、円高基調になりやすい。また、金利差が2.25%まで縮小すると再び金利差が拡大し円安になりやすい。

 

今回も4月3日に2.25%まで金利差が縮小したが再び拡大基調となり、110.23円近辺がボトムとなり110円後半まで円安が進んでいる。

 

こういう法則性はいつまで継続するかは分からないが、暫くの間は金利差の縮小・拡大には注意してみるとドル/円の買い目線や売り目線で見れるのでリスクが縮小する。

 

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午前の市場コメント!

2017/04/05/10:00:14

★日経平均株価:買い一巡後は上値の重い展開に

米国発の通商摩擦リスクや円高圧力、フランス大統領選などの政治リスク、北朝鮮のミサイル試射などが重しとなりやすい。また、米国経済のピークからの鈍化傾向懸念も重しとなりやすい。本日は米中首脳会談や米雇用統計、FOMC議事録など見極める様子見も広がりやすい。ただ、米国株の反発や過度なドル安・円高の一服は日本株の下支え要因となっている。原油価格の上昇も資源株を支援するひか、過度なリスク回避を抑制させる。前日比90円高の1万8900円で寄り付いた。その後は上げ幅を広げたものの、買い一巡後は上げ幅を縮小する展開となっている。

 

★東京外国為替市場:週末を控えて動きにくい展開

ドル/円は心理的節目となる110円を前にして、短期筋のポジション調整買いも散見されるなど、一旦110円は回避されている。北朝鮮問題などを含め、様々なリスク要因がある以上、リスク選好の加速的な円安にもなりにくい状況となっている。ユーロ/ドルは、ユーロショートの巻き戻しも一巡するなか、1.06ドル台半ば前後で一進一退の展開となっている。市場ではECBの出口戦略への期待感は根強いものの、押し上げ材料とはなっていない。

 

本邦輸出勢は引き続き静観スタンス。米系短期筋は111.00円からドル売りが継続的に観測されている。また、本邦輸入勢は110円台前半からドル買いが観測されている。米系短期筋も110円台はドル買いが継続的に観測されている。

明日からの米中首脳会談や米3月雇用統計を控え、米長期金利の上昇や欧米株高を意識してリスク回避的な円買いは抑制される可能性がある。

 

★日本株は外国人売り・日銀買いの様相

東京証券取引所が30日に発表した3月第4週(21-24)の投資部門個別株式売買動向によれば、海外投資家は6週連続で売り越し、売越額は3741億円と前の週の4069億円の売り越しからやや減少したが、依然として売り越しが続いている。トランプ相場の追い風を受けて、昨年12月2週以降、9週連のzくで日本株を約4兆円買い越したが、今年に入って売り越しに転じ、3月第3種までに現物と先物合計で約2兆円を売り越した。日銀が株式ETFを1.6兆円買い越して海外投資家の2兆円の売り越しを吸収したことで株価は底額推移している。外国人投資家の売り越し理由としては、①北朝鮮を巡る朝鮮半島の地政学リスク、②『森友学園疑惑』に伴う政治的リスクが主因のようだ。

 

★北朝鮮を巡る地政学リスク

北朝鮮を巡る地政学リスクについては、『4月15日の金日成誕生105周年、4月25日の朝鮮人民軍創設記念日『建軍節』のいずれかの記念日に北朝鮮は大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射に踏み切る』と指摘されている。問題は、米国本土に未達ながらも射程内に収めた書く弾道ミサイル発射の暴挙に出れば、米トランプ政権は原子力空母から最新鋭ステルス戦闘機F35 等で北朝鮮の軍事施設を報復攻撃する可能性がある。

 

今朝韓国合同参謀本部は北朝鮮が日本海に向けて飛翔体を発射したとの声明を発表した。その後、菅官房長官は緊急の記者会見を開き『北朝鮮が弾道ミサイル1発を発射した』と発表した。数十キロ飛び、日本海に落下したが、日本の排他的経済数域の外だったと推定れるとしている。

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