FITS エコノミックレポート

ドル/円の日足ではネックライン越え!

2017/06/16/10:29:18

 

★ドル/円の日足では、6月9日の高値110.81円のダブルボトムのネックラインを超えてきた。また200日線(紫線)の108.86円も超えてきていることから、戻りを試す展開となりそうだ。現在25日線(青線)の110.97円の攻防となっている。また、上値では75日線(緑線)の111.46円も上値抵抗ラインとして意識されそう。

 

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:57.83、%D:43.78と全く過熱感なく両線とも上向きを維持していることから上昇基調は維持されている。

 

米FOMCでは0.25%の利上げが実施されたことや、先行きの資産縮小にも言及した。また、英欧の中銀でも金融緩和からの離脱を模索し始めてきている。一方で、日本銀行は金融緩和を継続する方向を向いている。そのため、金融緩和解除に出遅れている円は売られやすい環境にある。

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午前の市場コメント!

2017/06/16/10:00:27

★日経平均株価:買い一巡後は上げ幅縮小気味

米英欧などの金利上昇と円安、米国の指標持ち直しなどが支援材料となりやすい。米英欧の中央銀行が出口戦略を進めるなか、16日の日銀金融政策決定会合は当座の緩和継続姿勢が示されるという期待感も、円安と株高の地合いを支援する。ただ、日米では政治リスクがあることから、リスク選好の抑制となっている。また、米国のハイテク株は調整下落が続いているほか米FRBの金融政策の不透明感、14日の米利上げを受けた先行き米国の経済や株価への警戒感も残っている。日経平均株価は、前日比99円高の1万9931円で寄り付いた。その後は、上げ幅を広げる場面もあったが、買い一巡後は上げ幅も縮小気味となっている。

 

★東京外国為替市場:円売りに安心感も

ドル/円は、111円台を回復する展開となり、円売りに安心感が生じている。本日の日銀政策決定会合では現状維持との見方から注目度は低く、相場への影響は限定的となりやすい。そのため、出遅れ感のある株式市場や日米金利差を横目にドル/円の110円割れの危機感は遠のいた。ただ、111円台では実需と利益確定売りも控えており、上値の重い展開が予想される。ユーロ/ドルは、ユーロ圏をめぐる政治リスクもあり、1.13ドル近辺から加速的に戻り売りが強まっている。基本的には米ドルに左右される展開が継続する。

 

本邦輸出勢は引き続き期日決算以外は静観スタンス。米系短期筋はドル売りは111.30円から継続的に観測されている。また、本邦輸入勢は109.90円からドル買いが観測されている。米系短期筋は110円台前半でドル買いスタンス。

 

★選挙絡みでドイツはECBに金融緩和解除を求める

メルケル独首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)幹部は15日、ECBは資産買い入れによる欧州プロジェクトを損なっており、金融緩和策の解除を通じてのみ信頼を回復することができるとの考えを示した。13日にはショイブレ独財務相が、超低金利が世界の一部で問題を引き起こしているとして、ECBに対し、適宜にかったやり方で政策を変更するよう促す発言を行っており、ドイツは金融緩和解除への圧力を強めている。背景としては、ドイツが9月に連邦選挙を控えていることがある。

 

★米FOMCのバランスシート縮小:ドルが底堅い展開に

FOMCでは、FRBが保有している資産を年内に緩やかに縮小していく方針を表明した。FRBは本年に入り各月240億ドル規模の住宅ローン証券、175億ドル規模の国債を購入してきた。そのため、国債相場を支えてきたとも言える。今後は、期限がきた保有債券の一部再投資は行わないことは、長期金利を押し上げる可能性が指摘されている。また、FOMCメンバーは平均であと1回の利上げ予測を維持している。しかし、市場では経済やインフレの一段の改善には懐疑的見方も根強く、金利先物市場での年内利上げ確率は43%となっている。バランスシートの縮小が米長期金利を押し上げるとの思惑に、ドルが底堅い展開となりそうだ。

 

★米の税制改革法案が先送りの可能性:米経済には悪影響

FRBは金融正常化に向けて動いている一方で、ムラー米特別検察官は、大統領がフリン氏の捜査中止を求めたかどうか究明する方針だと、メディアが伝えている。ロシアに関する疑惑がくすぶることにより、トランプ政権が肝心の財政出動、税制改革といった経済政策の実行がおくれることが懸念されている。ムニューシン財務長官は、8月に議会が夏季休暇入りする前の税制改革法案が承認される可能性は非常に低くなった。と指摘している。

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保護中: 東京金60分足では4430円で下げ止まり反転!

2017/06/16/07:33:06

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ドル/円欧米市場動向:5分足 111.00円目前で上値重く!

2017/06/16/07:01:22

 

★欧州市場序盤では、全般欧州株価が全面安で推移。NY原油先物が続落となるなか、リスク回避の動きにより、クロス円も軟調推移した。欧州参入後、ドル/円の動意は乏しく、ドルは109.55-60円レベルと前日NY市場終値水準で小幅な値動きとなった。米長期金利が2.15%乗せまで上昇しており、ドル買いが優勢となった。前週分の米新規失業保険申請件数や米6月NY連銀製造業景気指数、6月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想より強い内容となったことで円売り・ドル買いが優勢となった。なお、5月米輸入物価指数は予想を下回った。ポンド/円などを中心にクロス円が買われたことにつれて上げ幅を拡大した。NYダウは一時110ドル超下落したが、株安を受けた売りは目立たなかった。日米金融政策の方向性の違いなどから円売り・ドル買いが出やすい状況となり、一時110.98円まで上昇した。しかし、節目の111.00円手前では利食い売りなどが出たため上値も限られた。

 

英中銀が15日の金融政策委員会で政策金利を過去最低0.25%で据え置いたものの前回5月に利上げを主張したフォーブス委員に加えサウンダース委員とマッカファティー委員の3人が0.25%の利上げを主張して表決が5対3と利上げ主張者が増えてポンド買いが加速した。

 

ドル/円は欧州時間からNY時間にかけてじりじり上昇し、111.00円目前まで回復した。ただ、一旦上値の重さが確認され、本日は111.00円を上抜け出来るかが焦点となる。本日は日銀の金政策決定会合の最終日となるが、市場の大方の見方では現状維持となっている。また、会合後の黒田日銀総裁の会見でも、出口戦略には振れることはないとの見方もあり、欧州時間帯から日米金融政策の方向性の違いが改めて意識され、円売りが強まる可能性もある。

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ドル/・円はNY市場の動きを継続!

2017/06/15/16:26:43

 

★ドル/円は昨日の米5月小売売上高と米5月消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことで、ドルが失速し一時108.78円まで下落した。

その下落を市場は引きずっていることをフィボナッチトレースメントと白銀比率で見ていく。米経済指標が発表される直前の高値110.34円、安値108.78円を結んで見てみる。

アジア時間の戻り基調では、半値戻しの109.56円近辺でのもみ合いが続いた。また上値では61.8%戻しの109.74円もかなり意識されたことが分かる。

 

大きく変動した時は、その後の市場でも流れが引き継がれることが多いことが分かる。昨日もユーロ/円の5分足が損後の市場に影響を与えていた。大きく動いた際は、高値・安値をフィボナッチトレースメントなどで結んで見ていくと市場の動きがつかみやすい。

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