FITS エコノミックレポート

不思議な値動きをするNYダウの裏側!

2018/05/07/03:02:55

 

★何とかGWを乗り切ったという感のあるNYダウの動きだった。4月27日から4日下落し397.36ドルの下落となった。そのため、GW明けの東京株式市場の下落を懸念する動きとなっていたが、5月3-4日の上昇で4月27-5月4日の下落は59.83ドルとわずかな下落まで回復した。

また、5月3日には一時200日線(紫線)を下回るも下ヒゲ陽線で終了し、週末5月4日では200日線がサポートとして意識され下抜けせずに大幅上昇して終了した。

 

さらに、1月26日高値26,616.71ドルから約8.84%の下落率まで回復している。

 

以前からコメントしているように、1月26日高値から10%超下落すると、不思議と株価が好感するような発言や報道が伝わる。『見えざる手』による管理相場の様相となっている。

 

週末でも下落基調となっていたNYダウが著名投資家のバフェット氏が1-3月にアップル株を買い増ししたと伝わると、一気にIT株が買われ指数を持ち上げた。おまけに200日線を下抜けせずに、前日ロウソク足に対して上値・下値を切り上げる上昇となった。

 

トランプ大統領の支持者は50・60代の白人や退役軍人が多く、年金生活者が支持者となっている。そのため、米国第一主義でも、株価が崩れては支持者の年金に打撃を与えることになり、いずれ不満が高まり支持者が離れていってしまう。そのため、史上最高値である1月26日の高値から10~12%の下落に抑えているようにしか見えない。また、過熱感のあった米国株にはちょうど良い調整下落となっている。米中間選挙がある11月までは、大きな株価下落はトランプ政権にとって命取りになることから、20%を超えるような下落にならないような管理相場が予想される。

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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 バフェット氏の報道でリスク選好!

2018/05/07/03:00:03

 

★欧州市場朝方の取引では、NYダウが軟調に推移、米長期金利も低下する中、ドル高と円高の流れが持続した。ドル/円以外では、ドル高基調を維持した。欧州勢参入に伴い109.16円まで買い戻されたが、米長期金利が低下すると109.00円を一時割り込んだ。米雇用統計を控えて109.05円前後での持ち高調整が継続した。米長期金利が2.92%まで低下したことでドル売り気味となった。米労働省が発表した米4月雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比16万4000人増と予想の前月比19万2000人増を下回ったほか、平均時給が前月比0.1%上昇と予想の前月比0.2%上昇より弱い内容となったため円買い・ドル売りで反応した。NYダウ先物が90ドル安と下げ渋ったほか、米長期金利も小幅に上昇に転じたことで、ドルが反発した。NYダウが節目である200日移動平均線を保ち、上昇に展示200ドル超高となったことで引き続きドル買いが継続した。著名投資家のバフェット氏による1-3月期の買い増しが明らかになり、アップル株が急伸したことが全体指数を押し上げた。朝方下落していたダウ平均株価は300ドル近い上昇し、リスク選好の円売りが再開した。一時109.27円と日通し高値を付けたものの、一巡後は徐々に上値が重くなった。米国株高に円売り・ドル買いが小幅に出た。なお、FOMCの投票メンバーであるポスティック米アトランタ連銀総裁が『今年はあと2回利上げすると予想』などと述べたが、影響は限定的だった。

 

懸念されていた日本のGW間の相場であったが、NYダウの4月30-5月4日の騰落は48.68ドルのわずかな下落で終了した。ただ、4月30-5月2日の週初は386.21ドルの下落と『またか』という感じであったが、週末に帳尻を合わせるように330ドル超の上昇となり週明けの不安は払拭された。為替市場でも5月2日に一時110円台を付けたものの、東京市場が休場となるとやや円高基調となり、米雇用統計後には108円台まで下落した。ただし、NYダウが上昇したことで、リスク選好のドルが買い・円売りに支えられ109円台で終了した。

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NYダウは米重要イベント控え200日線に注目!

2018/05/02/16:46:16

 

★NYダウの日足では、一旦下落しても引けにかけて戻り基調なる下ヒゲロウソク足となる展開が多くなっている。下値では200日線(紫線)23,728ドルが意識されており、大きく下落しても200日線前後で下げ止まる展開となっている。

ただ、上値では5日線(赤線)24,196ドル10日線(黄線)24,333ドル25日線(青線)24,252ドルを下抜けしていることから、短中期的には下落基調となっている。また、各移動平均線がレジスタンスとして意識され、上値を抑えている。

ロウソク足では、前日ロウソク足に対して上値・下値を切り下げる下落基調となっている。ただ、昨日は『たぐり線』のような『トンボ』のようなロウソク足となっており、下値では押し目買いが買いっていることを示している。

ストキャスティクスン・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:35.84、%D: 40.10と%Kが%Dを下抜け%Kが下向きとなっていることで、下落基調を示している。

 

米国では、今晩から週末までに重要イベントとなるFOMC会合、米4月ADP雇用統計、米3月貿易収支、米4月ISM非製造業PMI、米4月雇用統計など経済イベントが控えている。また、週末にはFRB要人の講演が集中しており、今後の米国のインフレ動向や利上げに関する発言などで株価も大きく変動しやすくなる。その際、200日線を死守出来るのか、または200日線を下抜け260日線(茶線)が位置する23,131ドルが視界に入ってくるかなどが注目される。トレンド的には高値・安値を切り下げる下落トレンドとなっていることには警戒が必要となる。

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東京金日足では半値戻しも下抜け!

2018/05/02/12:52:15

 

★東京金の日足で、1月9日の直近高値4793円と3月19日の直近安値4438円をフィボナッチリトレースメントと白銀比率で分析する。

一旦50.0%戻し4616円を上抜けしたものの、61.8%戻し4657円がレジスタンスとなり、50.0%以下に押し戻される展開となっている。

下値では38.2%4574円と260日線(茶線)4573円がほぼ一致しることから、サポートとして意識されやすい。

一目均衡表には上値目処や下値目処となる値幅観測論があるが、4月12日高値4672円ではV計算値の4667円が一番近い。また、値幅観測論は時間論で見ていく必要があるが、Cの安値を付けた翌日から基本数値となる9期間目で高値を付けた。

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Tレートではポンド/円は戻り売り目線!

2018/05/02/10:34:18

 

★ポンド/円のTレート(8日指数平滑線:赤線)日足では、ロウソク足がTレートを下抜けたことで売り目線となる。ただ、それだけではダマシが多いことから、20日単純移動平均線(青線)を追加して、Tレートが20日線の上に位置している場合は買い目線、下に位置している場合は売り目線となる。4月27日にTレートが20日線とデッドクロスしたことで、売り目線となる。

 

ロウソク足がTレートを下抜け、Tレートと20日線がデッドクロスしていることから、現在は売り目線となる。

ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)では、%Kと%Dが売られ過ぎ域から、%Kが横ばいとなっており戻り基調となりやすい。

 

ロウソク足がTレートを下抜け、Tレートと20日線がデッドクロスしている。また、ダブルトップネックラインとなる150.67円を下抜けしていることからも戻り基調では売り目線で見ていきたい場面である。

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