★いよいよトランプ大統領による新政権がスタートする。市場では、トランプラリーで期待されてきた景気を押し上げる、『税制改革』、『インフラ支出』、『規制緩和』などの政策をどこまで施行出来るかに焦点は移行することになる。相場には『期待で買って事実で売る』という格言があるが、23日以降の米国株式の動向は注目となる。ドル/円の下値は、一旦18日の安値112.53円が下値目処となった。FRBの積極的な利上げ姿勢が示されたことや、ムニューチン新財務長官が総じてドル高に大きな懸念を示していないことが要因となった。そのため、今週は下値模索というよりも全般にドル買いが強まる可能性がある。ただ、リスクはトランプ大統領の『つぶやき』で、ドル高けん制発言がつぶやかれると、一転調整局面となることだ。このツイッターだが、娘婿のジャレッド・クシュナー氏の発言として、ゴーストツイッターがつぶやいているということらしい。(裏はとれていない)このつぶやきは24時間オープンなので、いつ何どきつぶやくか分からないだけにたちが悪い。
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FX Weekly Report Jan-fourth week
★欧州序盤の市場では、トランプ次期大統領の就任に市場の注目が集まるなか、ドルは主要通貨に対してもみ合い商状となった。その後、米長期金利が上昇幅を広げるにつれ、114.90円台でドルが堅調推移した。その後も、米長期金利の上昇を背景に全般ドル高が進んで115円台に上げた。一時115.38円まで上げたが、米長期金利の上昇が一服すると、やや上値が重くなった。全般新大統領の就任演説と会見などをにらみ神経質な動きが続いた。115.00円を挟んでもみ合い相場となったが、NYダウや日経先物が底堅く推移したこともあり、下値も限定的だった。115.20円台で推移していたが、115円ストライクオプションがNYカットで満期を迎えた後、114円台後半に反落した。トランプ米大統領の演説を受けてやや乱高下したが、特段目新しい材料もなかったことで、調整売り圧力が強まった。トランプ米大統領は就任演説で『国家再建と約束回復をを国民に表明』などと述べたほか、トランプ新政権はホワイトハウスのホームページ上で『TPPからの撤退』、『NAFT再交渉』などを表明した。
その後NYダウが急速に伸び悩んだことや、米長期金利が低下に転じたことでドル売りが加速した。
欧米市場では一旦115円上抜けしたものの、その後は徐々に上値・下値切り下げた。また引けにかけても戻りが弱く低下傾向だったことから、週明けのオープニングでは弱含みスタートの可能性が高い。ただ、現段階では売り込んでい行く材料にも乏しく、次の材料待ちとなりそうだ。
★本日のドル/円の5分足のチャートであるが、高値115.13円と安値14.50円が今後の重要な節目となる。また、いくつかの節目としては戻り高値として114.87円近辺、114.76円近辺となる一方で、下値では114.55円近辺、114.50円近辺がポイントとなる。
アジア市場では、上値を切り下げたことから、総じてドルが弱い展開となったと言える。一旦114.76円の戻り高値を上回り114.87円まで上昇したものの、朝方の115.13円を上抜け出来なかった。一方で、本日安値の114.50円で反発した後、再び114.55円まで下落するも、本日安値を下抜けせずに反転した。
これからの注目点では、本日安値を下抜けしてしまうのか、それとも114.87円、115.13円の高値を上抜けしてくるのかが注視される。下抜け・上抜けした場合、ストップロスが入りやすく変動幅が大きくなる可能性がある。
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