FITS エコノミックレポート

東京金60分足では雲上抜けも上値重い展開!

2020/07/07/08:28:29

 

★6月30日以降の東京金60分足では、レジスタンスとして意識されていた雲の上限を上抜けしたものの、上値の重い展開が継続した。雲の上限や各SMAの上方に位置していることから、強い地合いは継続している。寄り付き後に雲のネジレがあることから、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。

 

NY金先物市場は1779.20-1799.00ドルのレンジ相場となった。為替相場でドルが対ユーロなどで弱含み、ドルの代替資産とされる金に買いが入った。ただ、株式市場が堅調な動きになる中、安全資産の金を売る動きも見られ、上値は限られた。アジア市場では株高を意識してやや伸び悩む場面があったが、ニューヨーク市場では株高持続でも底堅い動きを見せ、一時1800ドルに迫った。

 

価格帯別出来高では、上値に出来高の多い価格帯があることから、一旦含み損を抱えた買い方からの『やれやれ売り』が入りやすく上値を抑えている。売りが一巡するまでは、もみ合い相場となりやすい。下値でも出来高が多いことから、上値が重くなると利益確定売りも出やすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロライン近辺で横ばいとなっていたが、シグナルと共に緩やかに上昇基調となっている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も、%DがSlow%Dを上抜け両線とも上向きとなっていることで、戻り基調が継続している。

 

東京金日足では、5日SMAの6,150円や10日SMAの6,120円がサポートラインとして意識され上昇基調が続いている。そのため、7月2日高値6,201円が上値目標値となる。NY金先物市場では、リスク選好のドル売りから心理的節目である1,800ドルを上抜け出来るかが注目される。為替市場では、過度な円高にはならず107円台のレンジ相場を継続していることから、東京金の下値を支える展開となっている。

注目点では、60分足で寄り付き後に雲のネジレがあることから、反転や加速など相場の節目になりやすい。日足では、短期的な上昇基調が継続していることから、7月2日の高値を上抜けるかが焦点となる。

 

カテゴリー: ホットニュース

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 リスク選好のドル売り優勢!

2020/07/07/07:27:19

 

★欧州市場序盤の取引では、欧州株が全面高、NYダウ先物も400ドル超高に上昇幅を広げる中、リスク許容度の改善を受け全般的なドル安地合いが持続した。107.60円付近でもみ合い相場となった。なお、関係者筋から『日銀は14-15日の金融政策決定会合で、景気が年末に向けて持ち直すという基本シナリオを維持する見通し』と伝わった。対欧州通貨などでのドル売りは一服した一方、株高を手掛かりにした買いも限られ、107.50円台での小動きが継続した。

 

NY勢の参入後は対欧州通貨を中心にドル売りが先行した流れに沿ってドル/円もじり安となった。米6月ISM非製造総合指数は57.1となり、予想の50.0を大幅に上回る改善となったことで小反発となった。良好な米経済指標を受けて、株高に伴うリスク選好のドル売りが先行した。その後、米長期金利の伸び悩んだことでドル売り・円買いが再燃した。米国株が上げこそ一服するも堅調地合いが続く中、リスク選好のドル売りの流れは変わらなかった。

 

★欧米主要経済指標

・英・6月建設業PMI:55.3(予想:46.0、5月:28.9)

・ユーロ圏・5月小売売上高:前月比+17.8%(予想:+15.0%、4月:-12.1%←-11.7%)

 

・米・6月ISM非製造業景況指数:57.1(予想:50.2、5月:45.4)
・米・6月サービス業PMI改定値:47.9(予想:46.9、速報値:46.7)
・米・6月総合PMI改定値:47.9(速報値:46.8)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は107.22-62円のレンジ

・5月ユーロ圏小売売上高が予想より強くユーロ買い

・英6月建設業PMIが予想を上回ったことでポンド買い

・欧米株高を背景にリスク千九尾のドル売り優勢

・米6月ISM非製造業指数が堅調な結果

・VIX指数は27.68から27.94へ上昇

カテゴリー: ホットニュース

東京白金は上下放れ待ちの状態!

2020/07/06/08:33:44

 

★東京白金の日足では、一目均衡表の雲の上限がサポートとなっているものの、ボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1σ、±2σ、±3σ)はバンド幅が縮小するスクイーズ状態となっている。そのため、いつ上下に放れても不思議ではない状態が続いている。

ストキャスティックス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、下値・上値を切り上げる展開となっていることから、上向きバイアスが強まっていることを示している。

21日SMA(黒線)近辺で動いていることから、過去21日間の売買の平均値近辺で推移しており、買い方・売り方には損益分岐点で推移していることになる。

まとめると、現状は雲の上限の上に位置しており、ストキャスティクスでも上向きバイアスが強まっていることから、現状では上放れの可能性が高まっている。ただ、東京白金は、工業品としての要素が大きいことから新型コロナウイルスの感染『第2波』が広がっていることで、自動車販売が低迷するようなら下押しの可能性も残る。このところ、トレンドらしいトレンドが出ていないことから、動き出すと大きなトレンドとなる可能性もある。

カテゴリー: ホットニュース

メキシコペソ/円はネジレ付近で反発したが!

2020/07/06/07:02:09

 

★メキシコペソ/円の一目均衡表の日足では、52期間の高低の中心値である先行スパン2と雲の上限がサポートラインとなり、雲のネジレ近辺で反転する展開となっている。

今まで雲の上限がレジスタンスとして意識され上値を抑えていたが、雲の上限が切り下がったことで、雲の上限を上抜けした。

そして、レジスタンスとして意識される転換線(赤線)の4.7175円を上抜けしたことから、戻り基調は継続している。ただ、相場の方向性を示す基準線(青線)の4.8700円が強いレジスタンスとして意識されそうだ。

雲の上限が切り上がっていることから、雲の上限がサポートとして意識されるかも注目される。再び雲の中に入り込むと雲上限がレジスタンスとして意識され上値を抑える展開となる。

26期間遅行する遅行線(緑線)はロウソク足を下抜けしたことで、ロウソク足がレジスタンスとして意識される。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、売られ過ぎ域から%DがSlow%Dを上抜けして両線ともかい離幅を広げながら上向きとなっている。そのため、戻り基調が強いことを示している。

 

まとめると、雲の上限や転換線を上抜けしてことで、戻り基調が継続している。ただ、上値では横ばいの基準線が位置しており、レジスタンスとして意識される。また、雲の上限が切り上がっていることから、雲の上限に沿って上昇出来るかも注目点となる。現在は戻り基調が強いが、基準線近辺での値動きに注意したい。

カテゴリー: ホットニュース

東京金60分足では雲の中で方向感なく小動き!

2020/07/06/03:02:11

 

★6月29日以降の東京金60分足では、米国市場が独立記念日の振替休日で休場となったことから、東京金も薄い雲の中で小動きで推移する展開が続いた。週末は米国内での新型コロナウイルスの1日の感染者が5万5000人超となり世界最大となったことや、米中対立激化が懸念されている。また、NYダウ先物も一時321ドル下落するなどリスク回避の動きになった。そのため、週明けも金は底堅い展開が予想される。

 

価格帯別出来高では、6,100円台の中で出来高の偏りがあり、6,100円台前半ではサポートされる一方で、6,100円台後半では買い方からの『やれやれ売り』に上値を抑えられる展開になりやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロライン上で横ばいとなっておりまったくトレンドレス状態である。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、やや上値を切り下げており%Dも下向きとなっていることで、横ばいながらもやや下押しバイアスが強まってきている。

 

東京金の日足では、5日SMAの6,145円をわずかに下抜けして終了したことから、週明けに回復出来るかが注目される。ただ、下値では10日SMAの6,106円がサポートとして意識される。為替市場では、107円台半ば前後を挟んでもみ合う展開となっており、動意に薄い状態となっている。

寄り付き後の注目点は5日SMAを回復出来るのか、それとも10日SMAへ向けて下落基調となるのかが焦点となる。感染拡大や米中対立などリスク回避要因が多いことから、金価格の下支えとなりやすい。為替市場でも有事のドル買いがドル/円を支えており、東京金の下支えとなりやすい。

カテゴリー: ホットニュース

カテゴリー

カレンダー

5月 2024
« 1月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ページの先頭へ