★S&P500(青線)の月足とVIX指数(恐怖指数:赤線)を2007年9月から見ていくと、VIX指数の上昇によってS&P500は下落していることが分かる。
VIX指数は、シカゴ・オプション取引所(CBOE)が、S&P500を対象とするオプション取引の満期30日のインプライド・ボラティリティを元に算出し、1993年より公表している指数である。
VIX指数は今後30日間のS&P500の予想変動範囲を示している。例えばVIX指数が18の場合は予想変動範囲は≒5.196%である。(予想変動範囲(%)=VIX÷√12)ただし現実にはS&P500が下落する場合はVIX指数は上昇する傾向があり、VIX指数とS&P500のパフォーマンスは負の相関関係にある。
11月4日のVIX指数終値は29.57だったことから、予想変動範囲は≒8.536%になる。
S&P500=3149.50~3737.37ポイントの範囲で変動することになる。
2008年10月には100年に一度の金融危機と言われたリーマン破綻によりVIX指数は59.89まで上昇した。そして逆相関となるS&P500は暴落的な動きとなった。
そして、その後も何度もVIX指数が上昇する度にS&P500は下落基調となった。しかし、下落調整後は、上値を切り上げる展開となり上昇基調は継続した。
新型コロナウイルスのパンデミックにより、今年3月にはVIX指数が53.54まで上昇した一方で、S&P500も大幅下落調整となった。しかし、S&P500は暴落前の水準に持ち直している。
今までの相場の流れからすると、VIX指数の上昇によるS&P500の下落調整は押し目場面となったことである。今後もそうなるかは分からないが、過去の経験則からは押し目買いは正解だったということになる。
ここに、『金持ちがより金持ちになる法則があるのかもしれない』
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