★NZ中央銀行は、18日に政策金利を年0.25%で据え置くと発表した。市場では、雇用情勢の回復やインフレ率の高まりなどを理由に0.5%に利上げするとの予想が多かった。しかし、新型コロナウイルスの新規感染者が確認されたことで、政府がロックダウン(都市封鎖)に踏み切ったことで、今回の利上げを見送ったと思われる。そのため、利上げを見込んでいた市場参加者からNZドルの売りが膨らみ急落した。
NZドル/円の日足では、直近では5月27日高値80.20円が高値となった。その後は、下向きの25日SMA(青線)を下抜けると、レジスタンスとして意識され上値が抑えられじり安基調が継続した。ただ、8月5日には25日SMAを一旦上抜けしたものの、75日SMA(緑線)と100日SMA(黒線)がレジスタンスとして意識され反落する展開になった。そして、再び25日SMAと200日SMA(紫線)を下抜けした。200日SMAはサポートとして意識されていただけに、下抜けしたことでロスカットも巻き込み大きな動きになった。
NZ中銀が金利据え置きを発表したことで一時急落したものの、260日SMA(茶線)がサポートとして意識され下ヒゲを残して反転した。
ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%DがSlow%Dを下向けかい離幅を広げて両線とも下向きになっていることから、強い下押しバイアスが続いている。
まとめると、一旦は260日SMAの手前で反転する展開になったものの、トレンドは下向きが継続している。ただ、長い下ヒゲロウソク足によって戻り基調となっていることから、今後の動向を見るうえで一旦は様子見としたい。
NZ中銀が市場予想に反して金利据え置きの発表で急落したというよりも、5月27日からじり安基調が続いていた。そして、弱い基調の中で売り材料が出たことで、深押ししと言える。そのため、基本的には戻り売り目線となる。
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