★NY金(赤線)は9月以降上値を切り下げる展開となっており、上値の重さが意識される展開となっている。
VIX指数(青線)が上昇することはリスク回避の動きが強まり、低下はリスク選好の動きになりやすい。そのため、VIX指数は8月5日に24.59まで上昇したことで、リスク回避の動きが強まり金への上昇圧力が強まったが、徐々に上値を切り下げ直近10月25日では12.65まで低下していることで、リスク回避の動きは後退していることになり、金の上値を抑える展開となりやすい。
米10年債国債金利(緑線)が低下することはリスク回避の動きが強まり、上昇はリスク選好の動きになりやすい。また、米国債金利の上昇は金利の付かない金からの資金シフトにつながりやすく、売られやすい展開となる。9月3日に1.459%まで低下したが、下値を切り上げ10月25日には1.794%まで上昇してきている。
まとめると、VIX指数が低下傾向にある一方で、米長期金利が上昇してきていることから、リスク回避の動きが後退しておりNY金の上値を抑える展開となっている。そのため、VIX指数が上昇し米長期金利が低下傾向となるまでは上値の重い展開が続きそうである。リスク選好の金売りになりやすいものの、1,500ドルを維持していることで底堅い展開となっているとも言える。
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