★NY金価格と米国10年債金利の相関では、概ね逆相関の関係にある。そのため、債券金利が低下するとNY金価格は上昇しやすく、債券金利が上昇するとNY金価格は下落しやすい。
米国10年債金利は2019年9月3日の1.459%がボトムとなり、年末にかけて上下はあるものの上昇基調となっていた。一方、NY金価格は同年9月4日の1,560.4ドルが高値となり、年末にかけて緩やかに低下基調にあった。
ただ、米国10年債金利は年末にかけて上昇したにもかかわらず、NY金価格も上昇する展開となった。そして、年明けに米国軍がイラン革命防衛隊司令官を殺害したことで、米国とイランの威嚇の応酬が激化している。そのため、リスク回避の動きが強まり、米国株安を受けて米国10年債金利が低下する一方で、リスク回避の金買いにより上昇の勢いが強まる展開となっている。
米国とイランとの対立状況がより悪化するようなら、リスク回避の動きが今後も強まる可能性が高い。そして、米国株安を受けて安全資産となる米国10年債券やNY金に買いが集まる展開となりやすい。そのため、金は高水準に推移しているものの、値ごろ感だけでの金売りとはなり難いので注意が必要となる。
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