FITS エコノミックレポート

NY金の上昇基調に微妙な変化が!

 

★NY金の日足では、上値・下値を切り上げながら上昇基調を続けていたが、微妙に上値を切り下げる展開となっている。

また、5日SMA(赤線)10日SMA(黄線)が緩やかに下向きとなってきている。

ロウソク足は、5日SMAと10日SMAを下抜けてきており、短期的な下落調整局面となっている。

3月16日安値1452.1ドルを起点として4月21日安値1659.9ドルを結んだトレンドライン(S1)をわずかに下抜けしてきている。

さらにストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、上値を切り下げ%DがSlow%Dを下抜けてきており、両線も緩やかに低下基調となってきた。

まとめると、今までのような下落調整に微妙な変化が出てきている。そのため、4月21日の安値を下抜けするとダブルトップからの崩れとなりやすい。

ただ、下値では、25日SMA(青線)の1680.9ドルが位置しており、サポートラインとして意識されるか注目される。

米国経済指標は弱い結果が出ているものの、新型コロナウイルス治療薬の治験で有効性を示したことや、原油価格の反発とアルファベットの好決算などリスク選好の動きとなっており、金売り材料となりやすい。為替市場でもリスク選好のドル売りがジワリと強まっており、東京金の上値を抑える展開となりやすい。

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