★NYダウは2月9日安値の23,360ドルが視野に入ってきた。ただ、その位置には200日線(紫線)23,357ドルがあり、下げ止まるかが注目される。
ロウソク足では、前日ロウソク足の上値・下値を下回る状況となっている。また週末はほぼ安値引けとなっており、下落基調が継続している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も%K:10.85、%D:23.87とやや過熱感が出てきているものの、両線ともかい離幅を広げながら下向きとなっていることで、下落基調が強いことを示している。
株式市場では、米国主導の貿易戦争の行方を嫌気した下落となっている。市場は、このトランプ政権の世界に向けた貿易戦争の行方にリスク回避の動きが強まっている。ただ、トランプ政権にしても、これ以上の米国株安は、自国の企業や金融機関に打撃となる。さらに、トランプ大統領の支持層である中高年以降の白人や年金生活者、退役軍人などが多く、彼らの株式市場で運用している年金などにも打撃となる。支持率の低いトランプ大統領にとっては、これ以上の株価下落は支持率をさらに引き下げ『中間選挙』に向けて大打撃となるリスクも残る。選挙対策としての輸入関税強化が自らの首を絞める結果となる。そのため、政権不満が高まる前に収束させる可能性が高い。
NYダウの高値は1月26日26,616.71ドルであるが、10%下落で23,955ドル、15%下落で22,624ドル、20%下落で21,293ドルとなる。20%以上の下落は暴落に等しくなるため、10%~15%下落近辺では下げ止まる可能性が高い。週末終値(23,533.20ドル)で11.58%の下落となっている。
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