★欧州市場序盤の取引では、ドルは目立った動意は見られなかった。ポンドは英・EU交渉の決裂が現実味を帯びる中、乱高下地合いが持続した。なお、欧州株は高安まちまちの展開となった。『ジョンソン英主要は数時間以内に対EU交渉から撤退の用意があると報じ、合意なき離脱が意識されると中、ポンド全面安が加速した。ドル/円はリスク回避のドル全面高の流れに沿い円売り優勢となった。米長期金利の低下やクロス円の下げが重石となり、104.31円までの小幅高にとどまった。欧州市場でユーロ/ドルが持ち直したことを受けドル/円も下押しした。欧米株価指数の下げ渋りでドルはリスク回避の買いが抑制された。
週明けのNY勢はドル売りから参入した。米長期金利が0.93%まで低下したことに伴うドル売りに拍車がかかった。ドルが対ポンドや豪ドルで売りが強まると共に103.89円まで下落し日通し安値を更新した。ポンド/ドルは英・EU協議の関連報道で神経質に上下する展開は変わらなかった。ドル/円は、ポンド中心の相場となり動意は薄かった。
米政府が一部中国当局に対して新たな制裁を課す準備を進めているとの報道も伝わりNY勢の参入後はドルの上値の重さが目立った。
★欧米主要経済指標
・米・10月消費者信用残高:+72.28億ドル(予想:+155億ドル、9月:+150.34億ドル←+162.14億ドル)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は103.89-104.31円のレンジ
・英国とEUの協議に対する先行き不透明感からポンド売り優勢
・米中関係悪化懸念が意識されリスク回避による欧米株価とドルの重石
・米国内での感染拡大で経済活動制限がさらに進むとの思惑が投資家心理冷やす
・VIX指数は20.79から21.30へ上昇
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