FITS エコノミックレポート

ドル/円相場は強いレジスタンス上抜けで変化も!

 

★ドル/円の日足では、下方から上向きとなっている5日EMA(指数平滑線:赤線)10日EMA(黒線)20日EMA(青線)に支えられ、強いレジスタンスだった50日SMA(単純移動平均線:緑線)を上抜けした。

5日EMAが75日SMAを上抜けしてくると、サポートとして意識されつつ上値追いの展開になる可能性がある。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、%D:90.54%、Slow%D:84.98%と買われ過ぎ過熱感が出ている。ただ、両線とも上向きを維持していることから、相場に明確なトレンドが発生するようなら、%DとSlow%Dは高水準で張り付くダマシとなりやすい。

ただし、上値では100日SMA(灰線)の106.516円が位置しており、上値目処として意識される。

まとめると、現状は今までのレジスタンスを上抜けしたことから、上向きバイアスが強い。ただ、ストキャスティクスには過熱感が出てきていることから、上値目処も100日SMA近辺となる可能性がある。

しばらくは50日SMAと100日SMAのレンジ相場となりそうだ。逆張りなら100日SMA近辺での値動きを注視する必要がある。

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